いわゆる神の存在証明がもたらす意味について

創造主である神の存在証明をして、この神が造ったこの世界の成り立ちと仕組みを説明し、人類史のリセットと再構築を試みる。

ヒトの生き方の原理はヒトの生き方を支配している自然法則だ

2010-02-22 16:38:38 | 悟りの体験
 ヒトの生き方の原理はヒトの生き方を支配している自然法則だ 経験則でも偶然の法則でもましてやこれが無いのではなくて

○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでくださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対


○ヒトの生き方の原理はヒトの生き方を支配している自然法則であることを明らかにする
 先の文で、ヒトの生き方の原理が存在している事を説明しました。
 これは、例えば、今カナダのバンクーバーで開かれている冬季オリンピック競技の中継をしているテレビを見たいと「思えば」そう思った通りにテレビを見ているし、緑茶でも紅茶でもコーラでも無くてコーヒーを飲みたいと「思えば」正にコーヒーを飲むということになる「ヒトの心の働き」を、「ヒトの生き方の原理」という「自然法則」の存在とその働きとして発見した、という意味になります。
 この文では、「ヒトの生き方の原理」は、「Ω神の化身かつ分身の存在として生れたヒト」の生き方を支配している「自然法則」であることに焦点を当てた話をします。

○自然法則を発見することの大事な目的
 ある現象に特定の自然法則が存在し働いていることを発見する。
 この意味は、その現象を造りだし、支配し、そのあり方や働き方を特定の状態に絶対的に普遍的にかつ不変・不動に永続的に秩序付けている特定の自然法則が宇宙大で普遍的に絶対的に存在している、という意味です。
 ある特定の現象とこれをもたらす特定の自然法則とは一対一の対応関係にあります。
 同一原因=原因と結果の間を常に客観的にかつ一義的/一意的に明確にかつ確定的にかつ普遍的に絶対的につなぐ因果関係法則という属性を持つ同一の自然法則の存在とこの働き=同一結果の原理が存在しているからです。
 そこで、ある特定の現象を支配している自然法則を発見すれば、自然法則的な知識に基いて、その現象を人為的に制御して、特定の目的を実現することに使えるようになります。
 そこで、ヒトの生き方の原理を自然法則として発見すると、これに基いて、あなたや私のヒトとしての生き方や人生を、あなたや私の思うおりに実現することが出来ることになります。
 このことが、宇宙大で存在し働く自然法則が持つ属性によって、私たち全てに絶対的に普遍的に客観的に保障されているということになります。

○ニュートンによる「万有引力」の発見の例で確認
 リンゴの木から、リンゴの実が落ちた。
 一般的に言うと、「物が上から下に落ちる」という現象がある。
 これは、私たちも日常的に観察することができる現象です。
 そして、これを私たちは、「物は上から下に落ちる」ことを一つの経験則として理解し、経験則として例えば小川の流れに水車を設置してこの力で粉引きをするとか猪脅しに使う程度しかできません。
 しかし、リンゴの木からリンゴの実が落ちたのを見たニュートン(というのが歴史的な事実だったかどうかは問題ではありません)は、そこに宇宙大で途絶えることが無く普遍的に絶対的に不変かつ不動に働いている「万有引力という自然法則が存在して働いているからだ!」という自然科学的な発見をしました。
 ニュートンが万有引力を自然法則として発見したことにより、人類は、地球を回る軌道に人工衛星を打ち上げたり、地球の引力圏外にロケットを打ち上げたり、宇宙に存在する惑星や恒星の間に働いている引力の作用を理解し、この力を利用して宇宙探査衛星を「スイング・バイ」させたりすることが、科学技術で正確に精密にできるようになったわけです。

 なお、余談になりますが、万有引力が発生する原因、万有引力とこれにまつわる現象の起源については、ニュートンは説明しませんでした。これは、ニュートン後の物理学者も未だ明らかにしていないということができます。一般法則論では、しかし、既にしています。詳しい説明は別の文でします。

○ニュートンの凄いところはあらゆる所にそれを支配している自然法則を自覚的に意図的に発見しようとしたこと
 ニュートンは、多くの人たちにとって当たり前の「物が上から下に落ちる」という経験則的な現象を、そこに宇宙大で途絶えることが無く普遍的に絶対的に不変かつ不動に働いている「『万有引力』という自然法則が存在して働いているからだ!」という自然科学的な発見をすることができたのでした。
 もちろん、ニュートン以前にも、例えば、今から約四百年前にガリレオ・ガリレイは、例えば振り子の等時性という自然法則を発見していました。
 また、この頃には、既に、自然法則は因果必然の法則で、同一原因=同一の自然法則の働き=同一結果の原理があることが知られていたと聞いています。
 ニュートンが凄いのは、日常的に観察できる諸々の物質的な現象に働いている自然法則を多数発見するという天才ぶりを発揮したことです。
 この成果は、「ニュートン力学」の名で知られていることは、あなたもご存知の通りです。
 更にニュートンは、オカルトの世界にもこれを支配している自然法則があることを発見しようとしていたことが知られています。
 しかし、ニュートンは、心の存在を明確な知識にして居なかったようですね。

○ヒトの心の働き方の自然法則に関する発見をした人たちがいる
 ニュートンは、物質世界を支配する自然法則を発見しました。
 同様に、ヒトのという存在とヒトが持つ「心」という現象にも、ここに自然法則が存在しこれを支配し働いているという発見をした人たちが、人類史上には複数存在しています。
 心理学で知られている、例えば記憶の法則の発見は、この一例です。
 ヒトの心は、意識のある心と無意識/潜在意識の心が一体不可分で存在し、一体不可分で働く自然法則があるという発見も大事な発見です。
 心を支配している自然法則の発見の中で特に大事な発見は、ヒトの生き方の原理の存在の発見と、これをハウツー化した、潜在意識の法則の活用法/引き寄せの法則の活用法/病気や誤った信念や思い込みを癒す原理の活用法の発見です。
 ニュートンが発見した自然法則は、自然史=物質的な世界の誕生過程を支配している、物質に関する自然法則でした。
 釈迦やイエスや道元禅師や新思想/ニューソートの人たちが発見したのは、この世界の成り立ちと仕組みの唯一・絶対・普遍の創造主であるΩ神「自らの化身かつ分身の存在として生れているヒト」の持つヒトの生き方の原理に関する自然法則です。
 一般法則論で説明しているのは、このことに関する全人類の成果の総決算、いや、「一般法則論」による「仮」決算のようなものです。

○ヒトの生き方の原理は自然法則だから誰にでも使える便利な法則
 ヒトの生き方の原理は、自然法則の一つである。
 この意味することは、自然法則の持つ属性、即ち宇宙大で普遍的に全てのヒトに絶対的に等しく存在し、全てのヒトに絶対的に等しく働く属性のゆえに、ヒトと時と所と機会の違いを絶対的に超越して、ヒトの生き方の原理が誰にでも使える、ということです。
 ここが、自然法則の有り難い性質です。

○まとめ
 ヒトの生き方の原理は自然法則としての属性を持つ話をしました。


 例により、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。