追記です・・・(2013年3月30日)
本日(2013年3月30日)、セリバオウレンの変種の『ウスギオウレン(薄黄黄蓮)』という花の存在を知り、花を確認したところ、どうやらこの神社に咲く花はそのウスギオウレンではないかと思われます。本文中の記事やタイトル、そして他のブログ記事内の花の名前は変更せず、セリバオウレンのままにしてありますが、ご理解の程よろしくお願いいたします
一昨日はとっても良い天気だったので娘の家の恋くんを連れて、
セリバオウレンが群生して咲く近くの神社までお散歩です。
昨年は花も終盤だったけれど、今年はきれいな花がまだたくさん咲いていて、セリバオウレンの花で一面真っ白・・・
…と思いきや、
白いセリバオウレンが群生して咲いている花の中に、黄色い花を見つけました。
(黄色といっても、淡い黄色。その色は、レモンイエローと表現すればいいのかしら…)
セリバオウレンといったら、可憐な白い花。まさか黄色い花があるなんて・・・
「知りませんでしたぁ…」
白い花とレモンイエローの花・・・
春の妖精? それとも森の妖精? もう何とでも呼んでしまいたいこの可憐な姿
「白花も素敵! レモンイエローも素敵!」
この花だけ、たまたま黄色っぽい色をしていたのかなぁ~ そう思ったのですが・・・
「実はそうではないんですね…」
黄色いセリバオウレンは、あちこちに咲いています。
あちらにもレモンイエロー、こちらにもレモンイエロー・・・
もちろん白いセリバオウレンも、可憐な花を咲かせていました。
白花もあちこちに・・・
こちらには少し濃い黄色の花が、寄り集まって咲いています。
ここには、黄色い花ばかり・・・
こんな風に黄色い花が集まって咲いている光景も、あちこちに見られました。
セリバオウレン(芹葉黄蓮)は、黄蓮と書くのだから黄色い花もあるということなのかしら・・・
「でも、実際は違うんですね…」
この花の名前は・・・
葉がセリに似ているのでセリバ(芹葉)、根茎が節状に連なっていて断面が黄色いのでオウレン(黄蓮)。芹葉黄蓮(セリバオウレン)ということのようです
森の妖精のように可憐な姿で咲いているセリバオウレンですが、その実態は・・・
「これが、意外と逞しい花なのですよ…」
神社の杉木立の中で咲くセリバオウレンを、ちょっと見てやってください。
杉の枯れ葉や小枝に押し潰されながらも、逞しく咲いています。
杉木立の中で咲く、セリバオウレン・・・
昨年も同じように、セリバオウレンはたくさんの杉の枯れ葉の中で咲いていました。
こんな環境で咲かせていいのかしら…と、ちょっと心が痛むのですが・・・
「それでも、毎年こうしてたくさんの花を咲かせているのですね…」
こんなにたくさんのセリバオウレンが咲いているこの場所に、雌花は見つかりませんでした。
(恋くんを近くに待たせていたので、長時間必死になって探したというわけではないけれど…)
我が家の庭にはキクバオウレンの雄花、雌花、両性花が咲いているので、雄花、雌花、両性花の違いについてはそちらを参照してくださいね。
上(↑)の文章に、突然『キクバオウレン』という言葉が出てきて・・・
「キクバオウレンってなに?」って思われていることでしょう。
ここでちょっと訂正とお詫びをしなくては・・・・
我が家の庭に咲いている花を『セリバオウレン』だと思っていましたが、実は『キクバオウレン』でした。
神社で咲いているセリバオウレンの葉を見たときに、なんか違うなぁ~ って思いまして・・・
早速セリバオウレンについて調べてみると、よく似た花で『キクバオウレン』という花があることがわかりました。
『キクバオウレン』と『セリバオウレン』の違いは・・・
キクバオウレンとセリバオウレンは、花では区別がつきにくいらしいです。
菊の葉に似ているか、セリの葉に似ているかということで判断できそうですが、
個々の花によって葉の形も違うのでそれだけでは難しいらしい。
どうやら決定的な区別は、葉の出方を見るとその違いがはっきり分かるといいます。
キクバオウレン:葉は1回3出複葉
セリバオウレン:葉は2回3出複葉
庭のキクバオウレンの葉(左) と 神社のセリバオウレンの葉(右)・・・
たしかにキクバオウレンの葉は1回3出複葉で、セリバオウレンの葉は2回3出複葉。
比べてみればこんなにも違うのに・・・気付かなくてごめんなさい!
そんなわけでして、我が家に咲いているのは『キクバオウレン』で、
神社に咲いている花は『セリバオウレン』ということになりますね。
今まで気付かずにブログを更新してしまったことを、ここでお詫びを申し上げます・・・
(3月にアップした記事については訂正文と共にキクバオウレンの記述に訂正し、
それ以前の記事についてはセリバオウレンの記述のままとします…)
今日の、お・ま・け
薄暗い神社の境内を抜けると、眩しい太陽の光の中を二匹の蝶が戯れるように舞っていました。
春の陽気に誘われて、越冬していた蝶が活動を始める時期なのですね。
一匹はどこかに飛んでいってしまったけれど、残りの一匹が枯れ葉にとまってじ~っとしています。
近付いてみると、その蝶は『キタテハ』。
枯れ葉にとまった、キタテハ・・・
今年になって蝶に出会ったのは、これで二度目。
(初見で今年初撮りの蝶は、3月3日に出会った『クジャクチョウ』でした…)
この蝶は「黄色いタテハチョウ」だから、その名も『キタテハ』。
初めてセリバオウレンの黄色い花を見たその直後に、キタテハに出会ったことがちょっと不思議。
この日は『黄色』に縁のある日だったのでしょうか・・・