アメリカの「メタルコア」と呼ばれているバンドの4thアルバム。
最近徐々に出てきている、北欧メロディックデスメタルの影響下にあるアメリカンメタルバンドの一つである。となるとKILLSWITCH ENGAGEと比較してしまいがち(両者とも元AFTeRSHOCKというバンドのメンバーをかかえているということもあるので)だが、似て非なるものだ。
似ている部分はリズムの部分で、1曲の中で激しく展開していく。特にバスドラのパターンは複雑で、ドラマーは相当テクニックのある人だと思われる。突進していく際もパワフルで、このへんはハードコアの要素を感じる。
違うところは、SHADOWS FALLは思いっきりメタルテイスト溢れるリードギターをフュ―チャ―しているということだ。叙情的なフレーズやツインリードを随所で取り入れ、曲の中で効果的に機能させている。特に#1”The Light That Blinds”のソロ(メロディアスな展開からテンポが速くなってツインリードに入る展開がドラマティック)なんか、ヨーロッパの平凡なメロスピ・メロパワバンドのそれと比べて、よほどこちらの方がメタルバンドらしく、カッコイイと思う。
しかしまだ、改善してもらえればいいな、という点もある。
まず曲の差別化が弱い点。どの曲も基本はアグレッシヴなリズムにへヴィリフをのせながら突進し、サビでメロディアスな展開を挟んで、ギターの叙情的なフレーズを絡ませていく形式になっている。それはいいとしても、どの曲も音圧がほぼ同じ感じだということが問題。もう少しアルバムの中で緩急をつけるといったことを考えていいと思う。
さらにボーカリストが一本調子で、発音もあまり明確でない点。これが一番問題だ。歌詞カード追いながら聴いても何言っているかわからないことがある(自分にリスニング能力がないせいもあるが)。このへんは急な改善は難しいとしても、デスボイスで歌う際のヴァリエーションの強化は、すぐにでも取り組んで欲しいものだ。
悪い点も挙げてみたが、全体としては質は高いと思う。あとはMETALLICAの”One”みたいに、バラードパートが多めの展開で最後大爆発なんて、ドラマティックな曲をこのバンドが作れるようになると、一皮むけるような気がするのだが・・・。
最近徐々に出てきている、北欧メロディックデスメタルの影響下にあるアメリカンメタルバンドの一つである。となるとKILLSWITCH ENGAGEと比較してしまいがち(両者とも元AFTeRSHOCKというバンドのメンバーをかかえているということもあるので)だが、似て非なるものだ。
似ている部分はリズムの部分で、1曲の中で激しく展開していく。特にバスドラのパターンは複雑で、ドラマーは相当テクニックのある人だと思われる。突進していく際もパワフルで、このへんはハードコアの要素を感じる。
違うところは、SHADOWS FALLは思いっきりメタルテイスト溢れるリードギターをフュ―チャ―しているということだ。叙情的なフレーズやツインリードを随所で取り入れ、曲の中で効果的に機能させている。特に#1”The Light That Blinds”のソロ(メロディアスな展開からテンポが速くなってツインリードに入る展開がドラマティック)なんか、ヨーロッパの平凡なメロスピ・メロパワバンドのそれと比べて、よほどこちらの方がメタルバンドらしく、カッコイイと思う。
しかしまだ、改善してもらえればいいな、という点もある。
まず曲の差別化が弱い点。どの曲も基本はアグレッシヴなリズムにへヴィリフをのせながら突進し、サビでメロディアスな展開を挟んで、ギターの叙情的なフレーズを絡ませていく形式になっている。それはいいとしても、どの曲も音圧がほぼ同じ感じだということが問題。もう少しアルバムの中で緩急をつけるといったことを考えていいと思う。
さらにボーカリストが一本調子で、発音もあまり明確でない点。これが一番問題だ。歌詞カード追いながら聴いても何言っているかわからないことがある(自分にリスニング能力がないせいもあるが)。このへんは急な改善は難しいとしても、デスボイスで歌う際のヴァリエーションの強化は、すぐにでも取り組んで欲しいものだ。
悪い点も挙げてみたが、全体としては質は高いと思う。あとはMETALLICAの”One”みたいに、バラードパートが多めの展開で最後大爆発なんて、ドラマティックな曲をこのバンドが作れるようになると、一皮むけるような気がするのだが・・・。