食・ノスタルジック（ジャンクフード編）：デイリークイーンのソフトクリーム

お昼のこと。


職場のOさんが、エスプレッソとアイスクリームを
食べようとしていたときのこと。
（アフォガートの形状ではなかったので）

「アイスをエスプレッソにつっこんだら
　アイスの冷たさでエスプレッソが固まって、
　コーティングされたら良いのにね～。」

というOさんの一言で、思い出してしまった。。。


デイリークイーンのソフトクリーム。

わかるかなぁ。。。デイリークイーン。
東京にも新宿で一度見かけたことがあるけれど
ローカルではないはず。（ドムドムみたいに・・・（笑））
ハンバーガー屋さんです。

小さい頃、行っていた美容院の向かい側に
デイリークイーンがあって、
そこのソフトクリームは、祖母も母もお気に入りで、
私ももちろん大好きだったのです。

小学校の同級生のお父さんがそこのオーナーさんを
していたんだけど、数年前に仙台のお店もなくなって
しまいました。

鏡餅状にトプントプンとマシンからコーンの上に
乗せられたソフトクリームを、真っ逆さまにして
チョコレートやキャラメルソースの中に入れると
ソフトクリームの冷たさで、一気にチョコレートが冷えて
固まり、ぱりぱりな状態になるのです。

それは、ソフトクリームの先っぽのおへその部分にも
パリッと固まっていて、まずそこをかじって、
チョココーティングにあけられた穴から
ちゅうちゅうとソフトクリームを吸い上げ、
たまにぱりぱりチョコをかじるのがオツだったのです。
デイリークイーンのソフトクリームは、
山田乳業の牛乳を使っていて、とっても濃かったんだよなぁ。
でもって、チョココーティングされてる部分は
指で触れるとすぐ融けちゃう。

祖母もそこのキャラメルソフトや、チョコサンデーの
これまた、ちょっと融けた具合のところが
好きで、美容院に行って髪を切ってもらった帰りに、
一緒に行ったり、一緒に行ってない時にも、
「きっと食べたいと思うよ」と、祖母が食べたがってる
ことにして、私もお相伴に預かろうと、
お土産に買って行ったなぁ～。（笑）
買ってきてもらったこともたくさんあったし。


あの頃、バブルな頃だったのかわからないけれど、
ソフトクリームが100円で買えたんだよなー。

おととしの夏、突如、「サーティーワン」の
アイスクリームが妙に懐かしくなって、、、
この近くではないものだから、それを目的にわざわざ
東京タワーに登ったことがありましたが（笑）、
デイリークイーンは、もはや新宿にもなく、
きっと出会えないんだろうナァ。。。

ああ、あのソフトのコーンを包んでいた紙の
ペラペラっていう質感や、
コーンの最後が当時口に入りきらなかった感覚、
とけたソフトクリームがコーンの一番下にまで
入り込んじゃって、あみあみのところに
舌をいれて、舐めていた感覚、
座ったベンチの堅さ、トレーの質感とか、
飾ってあったポスターとか、お店の窓から見える景色とか
ソフトクリームでおくちの周りがくわんくわんになって
吹いたペーパーの感触や、それとともに、祖母の
手の感じや、普段だったらデザートなのに、
融けちゃうからって、ポテトの前に
ソフトを食べて、あまーくなった口に、そのあと塩が効いた
感じとか、ぽたぽた融けてたれるソフトクリームの
感じとか、今もリアルに覚えているのに、
お店だけがもうないって、なんて寂しいのかしら。。。


あれを超えるソフトクリームには
二度と出会えないような気がする。。。

Ｏさんきっかけで、
想い出に火がついてしまいました。。。

食ノスタルジックはまだまだ続く・・・。