夏がやってくる。
夏と言えば…
…に続く言葉は色々あるが
今回は
肝試し、怪談といったものを
…に入れて話を進めていきたいと思う。
このタイトルをだけで何か感じ取った人は察しがいい。
そういうことを察知する能力に
長けているのかもしれない。
怖いものが嫌いという人は
見ないことをお勧めする。
あれは昨日のことだ。
2次会が終わり
次にカラオケでも行こうか!ということになった。
この辺でカラオケと言ったら
スターライトである。
スターライトに向けて歩いていく途中にGの家がある。
五階にあるGの部屋からは灯りが漏れていた。
薄いレースのカーテンがかかっている。
薄いカーテンには影が映っている。
窓辺に洗濯物を干しているのだろう、
洗濯物っぽい影が見える。
カーテンは完全には締められておらず
端っ子の方は少し開いており
中の光がそこから漏れている。
窓も開いている。
「Gの部屋から光が漏れてるね。きっと部屋に居るぜ」
「じゃ呼びましょう!」
「カラオケ連れて行こうよ」
なんて会話をしていた。
Gを誘うために
大声で外から呼んでみた。
もちろん誘うためだけじゃなく
からかいもこめて外から呼ぶ。
すると
窓辺に人影が現れた。
「あっ気付いたな」
一同がそう思った。
カーテンの隙間からこちらを
窺っている。
きっとGのことだから怪訝そうにこちらを見ているのだろうと思った。
窓辺にいるGはこちらが大声で話しているにも
かかわらず全く反応しやがらない。
奴のことだから
誰だかわからず様子を見ているのだろう。
もしかしたら
分かっていたけど
反応したら面倒なことになるとでも思っているのか。
こうなったら
電話をするしかない。
Tが電話をかけた。
電話に出るG。
「ちょっと今トイレ中だから」
窓辺にいるくせに
またしょうもないウソをついて
と思った。
しょうもないウソはGの特技だから。
Gの部屋には
僕たちがいる通りに面した窓が二つある。
そうこうするうちに
人影がまた表れた。
今度はさっきと違う窓のほうへとその影が移る。
今度は窓を開け顔を出した。
頑張ってマネージャーに説得してもらい
なんとかGを誘いだすことができた。
Gが来た。
「トイレいってるだなんてしょうもないウソついて~」
と冗談交じりにGを責めると
「本当に行ってたんだってば!」
毎回こういうやり取りなので
どうせウソだろうなんて思ってた。
「だってトイレ行ってるって言った時影見えてたよ。こっち見てたじゃん!」
「えっ?それ本当?僕本当にトイレ行ってたんだけど…」
ではあの影は一体…
その正体は全く分からない。
Gの家には何かいるのかもしれない。
ツンデレのばぁちゃんとか
コメント一覧
Unknown
Unknown
Unknown
Unknown
Unknown
Unknown
Unknown
Unknown
Unknown
アキノリ
稲川淳二
Unknown
Unknown
最新の画像もっと見る
最近の「部員日記」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事