今回のオフは、なぜかスタートから無気力感にあふれていました。
家や部室でゴロゴロしたり、ゲームしたり、本読んだりで、非オフ時の生活から練習だけを取り除いた生活でした。
まーこれはこれでいいかな、とか思っていました。
オフ前半の四日間はそんな感じでだらだら過ごしていましたが、鹿野に誘われて釣りに行くと、やっぱり外で遊ぶのは楽しいなーと思い、旅欲が復活しました。
オフ六日目をインターバルとして、七、八日目はどっか行こう!と決めました。
そして土曜日。自転車に荷物を積み、寝坊したので午後一時ごろ出発しました。とりあえず苫小牧~登別くらいまで行きたいなーと思い、国道36号線を南下していきました。
開始1時間もしないうちにアクシデント発生。パンクです。
しかし穴は小さく、パンク修理キットを持ち合わせていたので、修理できました。ほっとしました。
1時間弱のロスですが、気を取り直して出発。
札幌市郊外~千歳の丘陵地帯はアップダウンが多かったです。
札幌から外に出るときに、このルートはほかよりも市街地が長く続くので海や森や川が近くに見えるほうが好きな僕としては、なかなか自然が見えずじれったく感じてしまいました。
千歳につくと、「サーモンパーク千歳」の看板が見えたので、行くことにしました。
サーモンパーク千歳は、道の駅と公園と水族館が一か所に集まったような施設です。最近リニューアルされたらしく、きれいな施設でした。観光客や地元の人々でにぎわっていました。
横には千歳川が流れていて、ヤマメが泳ぐ姿を見ることができました!
おやつを食べてから、千歳水族館に入りました。(道の駅のコンビニでチケットを買うと、水族館で買うより200円安い600円で買うことができます)
建物を外から見ると小さく見えましたが、結果から言うと、何回でも行きたいと思うくらい大変満足しました。
まずはメインのサケが迎えてくれます。サケにかなり力が入っており、水槽・展示ともに充実していました。
シロザケの稚魚です。やはりサケの稚魚はかわいい。
シロザケの成魚。
サケコーナーにはほかにもカラフトマスやイトウなどもいました。カラフトマスの背中がかっこいいと思います。
ほかにも、淡水魚中心に様々な魚がいました。
トビハゼ。かわいい。ぴょんぴょんしていました。西表行きたい(唐突)
海外の魚コーナーには見慣れない形の淡水魚が集められていました。名前忘れましたが、小説「へんないきもの三千里」に出てきたあいつがいました。なんだっけ?
展示室では、アイヌの生活や、アイヌとサケの関わりなどがありました。ここもかなり面白かったです。
サケの皮で作った服を触ることができました。
あっ、水族館で一番感動した展示を忘れていました!
これです。
なんと、千歳川の中を地下から実際に見ることができるんです!ウグイばっかりだな…と思っていたら、でっかい野生のサケを見ることができました!(写真の大きな魚影がサケです)これは最高でした。運が良ければ産卵シーンも見ることができるそうです。
見入っているうちに閉館時間になってしまいました。とにかく、千歳水族館は最高です。今度はもっとゆっくり見たいです。
外に出ると、すっかり暗くなっていました。飯を食って、早速南下し始めます。
新千歳空港の横を通りました。飛行機と並走できて、不思議な感覚を味わえました。
空港~苫小牧はほぼ下るだけだったので楽でした。ウトナイ緑地というのが気になりましたが、暗すぎて何も見えないだろうから、また今度行こうと思ってスルーしました。
本当は温泉で有名な登別に行きたいと思っていましたが、一番遅くまでやっているところでも間に合いそうになかったので、白老あたりでいいかーと思って白老を目指しました。
苫小牧の市街を出た後は右も左も本当に真っ暗で、街頭すらぽつぽつとしかないような道でした。左側に海っぽいのがチラチラ見えるなー、ということはわかりました。
しかし2,3時間走った後に、見積もりが甘く白老についても温泉の営業時間に間に合わないことに気づきました。
白老についても温泉に入れないならこれ以上真っ暗な道を走るのはいやだなーと思い、野宿できそうな場所を探しながら走りました。
すると、暗くてよくわからないけど海側に空き地っぽいのがあるのが見えたのでとりあえずそこで寝袋に入りました。
体くらいは洗いたかったけど、仕方がありません。
空地は草地でしたが、草がボーボー生えていたので、駐車場ではないと判断しました。寝ている間に車にひかれる心配はありません。
虫の鳴き声と波の音を聞きながら、浅い眠りでしたが野宿にしてはよく眠りました。中島と遠藤のブログを参考にして毛布を持っていったので全然寒くなかったです。ありがとう(笑)
この日のルートです。
…そして朝。起きたらこんな感じでした。
夜真っ暗で何もわからなかったのが、こんなきれいな風景だったとは!ちょっと感動しました。
朝露でぬれた草が朝日でキラキラしていてきれいでした。海に注ぐ薄明光線を見ることができました。
荷物をまとめ、周りを散策すると廃墟がありました。
廃墟ってなんかいいですよね。(語彙不足)
中に入りたい衝動に駆られましたがやめときました。
この日は前日に通ったルートを遡ってもよかったのですが、それよりも支笏湖を経由して帰ったほうが楽しそうだと思ったので、支笏湖ルートで帰ることにしました。
しゅっぱーつ。
国道は車が多いかなと思って、道道141号から行くことにしました。支笏湖までなだらかな登り坂になっています。
この道では、バイクのレース?の練習をしているチームがいて、列になってものすごい速度で坂道を登ったり下ったり、一定の区間を何往復もしていました。
路肩が狭かったので、爆走するバイクが横を通過するたびにヒヤヒヤしました。路面湿ってたし、万が一奴らが転んで巻き込まれたらシャレにならない…
バイクゾーンを抜けてから少し登ったところで、地面を歩くオオツチハンミョウに出会いました!
青い光沢と、変な形の触覚が何とも言えない魅力を醸し出していると思います。
突っつくと死んだふりをして関節から黄色い毒を出しました。甲虫なのに、体は意外とプニプニしていました。
車やバイクの旅も楽しそうではありますが、そういった乗り物では見逃してしまうような細かい発見ができるのが、自転車旅のいいところの一つだと思います!
支笏湖までは意外と早くつきました。観光客でにぎわっていました。
支笏湖からは千歳川が流れ出ています。
紅葉が始まりかけていました。
支笏湖ビジターセンターが博物館的な施設だったのですが、ここがかなり面白かったです。
キノコ展がやっていました。
ビジターセンターを出て、帰路につきます。
湖畔の道を走るとかなり気持ちよかったです。前回ママチャリで来たときは、ここまでくる余裕はありませんでしたが…(笑)
支笏湖~札幌の山道は、やはりきつかったです。全体的に下りが多いといっても、登りも少なからずやってくるので。今考えると、あそこはママチャリで行くところではないですよね。(笑)
途中、食糧が入った袋をどこかに落としてしまうというアクシデントが起き、急速にやる気がなくなりました。空腹がつらかったです。
大きなヘビ(頭が三角でなく、目が丸いので無毒と判断)を見つけたので食べようと思って棒で捕獲を試みましたが、逃げられてしまいました。
スポドリをがぶ飲みしてなんとかコンビニまで持ちましたが、ハンガーノックが怖いので次からはしっかり袋はしっかり結び、食糧を入れる場所を分けようと思います。
豊平川の河川敷を通ってから道場に到着しました。ラストスパートをかけたので足がパンパンになってしまいました。でも気持ちよかった。
今回は、道中の寄り道が楽しい旅でした。雪が積もる前にもう一回くらいどっか行きたいです。
長くなってしまいましたが、これで終わります。3400文字近くになってしまいました!
次は松本お願い。
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