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プロジェクトマネージャ合格を反省す

2008-12-24 06:32:59 | ライフハック
2008年秋期の情報処理技術者試験「プロジェクトマネージャ」に合格した。合格証書をやっと受け取った。正直うれしい。

しかし、試験の合格が目的ではない。良かった点、悪かった点を振り返り、自分自身のステップアップにつなげる。

ここに書くのは私自身の状況や都合から導き出されているものである。私以外では状況は異なると思うので、その点については自分で見極めてほしい。

【良かった点】

○教科書が良かった。
 ・試験に合格するという目標に絞っている。(筆者本人もしくはその受講生が、何度も試験を受験し、検証している。)
 ・現実的である。(正しいが試験時間中に無理がある記載のある教科書は多い。)
 ・「過去問」の繰り返しに重点を置いている。(試験実施側のコメントなどを見ると参考になることが実は多い。)
 ・試験に向かって参考となる「段取り」について言及している。
 ・「試験対策チェックシート」など学習者の頭の整理を助ける工夫が多い。

#「午前」の基礎学習が不足している場合は、これ以外の教科書で補完する必要がある。
#この「教科書」は、基礎力はあるが試験に合格できないという人が対象となっていると考えられるからである。

○弱点に絞って対応できた。
 ・何度か受験していたが、その試験結果で「午後I」の点数が足らずに落ちていたことが分かっていた。
 ・「午後I」の過去問を、分野ごとに繰り返し実施した。
 ・「午後II」は、5万円ぐらいの通信教育で、レポート添削で具体的な指導を受けていた。
 ・「午後II」は、論文の量などには慣れていたため、どのように内容を組み立てるか。採点者から見たポイントをどのように記載するかについて、各分野ごとにシミュレーションし、苦手分野を減らした。
 ・「午前」は、日々の情報収集と他のジャンルの受験における練習で十分な状況であった。

○「プロジェクトマネージャ」頭になり、ビジネス、プライベートへの実際の活用に役立つ。
 ・試験勉強をしっかりしたおかげで、「プロジェクトマネージャ」が本来持つべきフレームワークを頭に入れることができた。
 ・今後の仕事、生活に役立て活用していきたい。

○その他
 ・受験することを周りに言っておき、自分自身へのプレッシャーにした。

【反省すべき点】

○教科書を買って満足し、最初の数ページを読んで安心してしまった。
 →「段取り」を一気に読み、半年~1年程度の合格計画を立てるべきであった。
○無駄な時間が多い。
 →漫然とはじめてはならない。
 →目標、目的を具体的にする。
 →良実管理を行い、次の計画を修正する。
○計画に無理があり、遅れが発生した。
 →プロジェクトマネージャの基本であるが、タスクを管理可能な大きさに小さく分け、その実行にかかる時間を実測し、それに基づき計画を立てる必要があった。
○まとまった時間が必要なものも多いが、細切れの時間でもできるものも多い。細切れの時間でも学習を進めるべきであった。
 →「過去問」はPDFで教科書に入っているのだから、その日の学習分を打ち出し持ち歩くことで楽に学習を進めることができる。
○「受験」「合格」だけが目標になっていると「やる気」が続かない。
 →自分の人生の究極の目標のどこにこの取り組みがつながっているのか。
 →どういう効果があるのか、それは本当に必要なのかについてまずは考えてみるべき。
○受験に失敗するというイメージにとらわれてしまった。
 →合格という結果を詳細に明確にイメージすることが必要である。
 →そのために必要になることを書きだすなど自分の心の納得に時間をかける。
○時間をかけすぎ、他のビジネス、プレイべーとに対して影響が大きかった。
 →「段取り」と「良実管理」で時間管理を行い効率化する。

【結論】

○もっと効率的に楽にできたはずである。「段取り」力を磨く。(段取り力)
○「しなくても良いこと」を見極め、重要事項に集中する。(選択と集中)
○具体的な「目標」「目的」を持つ。(目的を持って始める)






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