●ラムサ 永続的な変化を達成する
おとぎ話が現実になる時 CD2－5 より 他のラムサ関連情報はこちら
さて、ここにシンデレラの教訓がある。つまり奇跡が起こるのは、あなたが夢を保持しながらも、それがどこからどのようにやってくるのかを考えようとしなくなったときである。
つまり、人、場所、物、時間、出来事を手放すということだ。なぜなら人、場所、物、時間、出来事はパーソナリティの記憶に基づいているからだ。それらは現実を構成する凝固した粒子であり、それらがあなたの目の前の現実を保持している。
私が人、場所、物、時間、出来事というとき、私はこの崩壊した現実について話しており、それは肉体の中でも崩壊しているのだ。奇跡は、神がそれをすぐに起こす時に起こる。神はそれを見せてくれる。一瞬で人々の癌が消えるのだ。髪の毛が生え始めたり、視力が向上したりする。彼らは歩き始めたり、有り余るほどの幸せで満たされたりする。
だがシンデレラの中では、神はなんと言っただろうか。１２時までに家に戻るように言った。なぜなら１２時にすべてが元の状態に戻るからだ。というのも、それは神の介入だったからだ。１２時にあなたが支配権を取り戻すのだ。それは１２時以降に起こる。なぜなら、脳がメラトニンからピノリンという合成物を造るからだ。ピノリンは幻覚性物質であり、それは単にあなたの態度に応じて肉体を修復する。
夢の一部は予言的なものではなく、それらは潜在意識が肉体に絵を送っているのだ。肉体に送られる絵は、化学物質と電気的な情報に変換され、寝ている間に肉体のすべての部分が修復される。夢を見ている脳が、肉体が癒されるようにメッセージを送っているのである。分かっただろうか。つまり現在の状態を修復するのだ。１２時以降はそれが起こる。それゆえあなたが１０時に寝れば、あなたは舞踏会に行ける可能性が高い。
だが１２時に夢が変化する。そしてそれは何かとても暗いものから、とてもゆっくりと逃げている夢だったり、崖から落ちる夢だったり、人参に衝突する夢だったり、とにかく奇妙な夢である。これらはすべてシンボルである。それらは肉体に送られるホログラムであり、肉体の異なる部分を癒すためのものだ。あなたは膝や足の腱を癒すために、夢の中でゆっくりと走る。ゆっくりと走る映像が、それらの部分を機能させているのだ。その時、それらの部分が癒されており、細胞はそれらの映像に反応する。
さて、神が奇跡を起こすわけだが、それは一度だけ起こる。土から鳥の羽根が現れたり、いきなりあなたのところにチャンスがやって来たりする。だが、それにはどれ位かかるのか。これが忍耐力を必要とする部分であり、無知な人々が理解していない部分である。彼らは「それは一瞬だけ起こったよ」というが、その一瞬はあなたの神の贈り物だ。これはあなたに何かを示している。あなたがそれを分析し始めるやいなや、あなたはいつもの態度に戻ってしまう。というのも分析するためにあなたが使っているのは何だろうか。脳の中の古いプログラムだ。
したがって、どこかに癌が再び現れるのは不思議なことだろうか。生え始めた髪の毛が抜け落ちてしまうのは不思議なことだろうか。あなたが奇跡的な体験をした次の日に、あなたの視力が戻ってしまうのは不思議なことだろうか。これはあなたに何かを示している。
我々はいつ完全に回復するのか？それは我々が夢を保持し続け、「それが唯一の現実である」と主張し続けるときである。なぜならその時、毎日その現実が凝固し、その現実が我々を捜し求めるからだ。そしてある日、我々のボロ切れは永遠に変化するだろう。我々の肉体は完全に癒されるのだ。肉体は瞬時に癒される。そして癒しの兆候が現れるだろう。それから元に戻ってしまう。それを変えるのはあなたの仕事だ。「それを変える」というのは、それを分析してはダメだということだ。「それを変える」というのは、不老不死の感覚や、癒されたという感覚を維持しなければならない、ということだ。
つまりどんなに気分が悪くても、自分は若い、自分は裕福だ、自分はやる気がある、自分は天才だ、自分はマスターだというフィーリングを保持するのだ。というのも肉体は気分の悪さを通過する必要があるからだ。それは肉体が長い時間もっていたプログラムである。
あなたはフィーリングを保持する必要がある。これはテストだ。これはテストであり、これが変化のしくみだ。この哲学はすべて私の観点から見て、そして私の知っている人々から見て真実である。
だが、あなたはどうやってこの哲学を、意味のある確固とした肉体的な変化のために利用すればいいのか？それは私が今教えた通りだ。奇跡を永続させる方法を理解していない人々は、奇跡がいかにして始まり、なぜそれが終わり、なぜそれが続くのかを理解していない。彼らはそれを理解していない。なぜなら彼らは「あなた」という存在の仕組みを理解していないからだ。あなた方は肉体的な存在ではない。あなた方は自分で形作る肉体を着ている神々である。あなたが自分のマインドを変える時、肉体も変わるのである。
では、この哲学の本質は何なのか？そしてどのようにそれを利用して変化すればいいのか？それは真実を言うことの他に、この学校の生徒が行なう必要のある、最も難しいことだ。自分の感情的な問題に本気で取り組まないかぎり、彼らは変化することができない。それゆえ、これまでの現実のエネルギーを崩壊させずに変化しようとすることは、苦痛に満ちたイライラするプロセスになる。あなたはどこにも到達することができないだろう。あなたはあちこちで小さなブレイクスルー（突破）を起こすが、それは根本的な神の現実が、まだ維持されている印である。あなたまだそれを変えていないからだ。まだそれに取り組んでおらず、まだそこから解放されていないのだ。そこから解放されるのは、それを崩壊させる時である。
したがってこの学校では、骨の折れる訓練が行なわれているが、それは単なる儀式ではなく、意味のないドグマでもない。それはあのアナロジカルマインド(注１)の状態に到達できるよう最高にうまくデザインされている。その状態とは、あの崩壊の瞬間であり、第二意識がそこから離れると、新しい夢がすべてのエネルギーの中に入り込むのだ。
ビギニングリトリートに参加する人々は、このメッセージを聞き、呼吸法を学び、それを行なう方法を学ぶが、彼らの９０％がすぐに奇跡を体験する。だがイベントが終わった後、徐々にそれは衰えていく。そして彼らはその感覚を取り戻そうとするが、その感覚を諸々の意見で包んでしまうのだ。それゆえ、彼らはそれらの意見を取り去って、元の単純さへと戻る必要がある。つまりただそれを実行する必要がある。そして彼らがその状態に到達するとき、現実が彼らをつかまえ、彼らは変化するのである。
(注１)アナロジカル・マインド（Anarogical mind）ラムサホワイトブックP318より抽出
「一なる精神（マインド）」を意味する。第一意識と第二意識、つまり観察者と人格が整合した結果として起こる。この精神状態では、体の第四、第五、第六、第七シールが開く。２つのバンドは輪の中の輪のように互いに逆向きに回転し、強力なエネルギーの渦を創りだす。そしてその渦は、前頭葉に置かれた思考が固まり、現実化するのを可能にする。
＊本書における「整合状態」とは、このアナロジカル・マインドの状態であり、第一意識と第二意識が整合した状態、つまり我々の「内なる神」と人格が整合した状態である。我々の夢が現実化するためには、この整合状態が必要不可欠である。（「アナロジカル・マインド」「整合状態」「第一意識」「第二意識」等については、「ラムサの教え」（星雲社）やビデオ「クリエイティング・パーソナル・リアリティー」５巻セット・日本語版等を参照）
→その他ラムサ関連情報
◎【自己アセンション：目次】
これは、シンデレラの話を例に挙げているから12時だの10時だの言われているだけで、別に10時までに寝なければだめだ。１０時までに寝なければ、体が修復されないんだ！という意味ではありませんよね？
ここでいう10時や12時というのは、あくまで比喩(単なる記号)みたいなものですよね？？
＞これは、シンデレラの話を例に挙げているから12時だの10時だの言われているだけで、別に10時までに寝なければだめだ。１０時までに寝なければ、体が修復されないんだ！という意味ではありませんよね？
ということですが、私もそう思います。が、聞き知ることによると、早寝はホルモンがよく分泌されるので美容によいとされているようです。修復作用が高まるのではと推測します。逆に夜更かしは、早老の原因ともされているようです。
下記では、「成長ホルモンやメラトニンというホルモンは，２２時から６時の間に睡眠をとることで，分泌が促されます」とあります。
http://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1274316435147/index_p.html
ラムサも、こうした生体の原理を念頭に言われているものと思います。