放浪映画人

独断と偏見による一言映画評

余命1ヶ月の花嫁

2009年06月25日 | めっちゃおんもんない!(--〆)
監督:廣木隆一 2009年公開(日本)

話にならないですね。
死者を冒瀆するにも程があります。
また、長島千恵役の榮倉奈々は健康過ぎる!
あんな顔色の良い、末期の癌患者なんていないでしょ!
なんで映画化したのか理解出来ない作品ですよ、これは…。
知恵さん本人が出ておられたドキュメント番組で、充分に知恵さんの思いは伝わっていると思うのですが…。
わざわざ真実を捻じ曲げて美化して、現在ネットで騒がれている雑音に対して弁解するような安っぽい作品に、誰が感動するのだろう。
とても長島千恵さんの為を思って作られたとは思えない映画です。
最後に、現在ネットで知恵さんの事、太郎さんの事でいろいろと噂がありますが、忘れていけないのは、知恵さんが癌で亡くなったのは事実だし、ドキュメント番組で語られた言葉の数々も真実であるという事。
ただ、それだけです。

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ターミネーター4

2009年06月24日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:マックG 2009年公開(USA)

ストーリーはそっちのけで、とにかくアクションシーンが派手!
ターミネーターとしては、今作は特異な感じがしました。
”執拗に追われる”という、これまでのターミネーターの図式とは違い、”戦いに挑む”という感じでした。
少なくとも、前作の「ターミネーター3」よりは数段に面白く、痛快でした。
正にエンターテイメントな作品です。
ただ、個人的には1作目、2作目のスリリングで怖いターミネーターが好きです。

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劔岳 ー点の記ー

2009年06月24日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:木村大作 2009年公開(日本)

この監督、元々がカメラマンだけあって、一つ一つのシーンを大切に撮影されている事が作品を通して窺えました。
実に美しい背景の数々が、この作品の見所でしょうね。
また、キャスティングも素晴らしいです。
浅野忠信さん、香川照之さん等、どの俳優さん達も役柄に合っていました。
特に香川照之さんの演技は光っていました。
ただ、”自然”に拘り過ぎて、映画の持ち味であるエンターテイメントの部分が欠けているように思います。
役者さん達の命がけの演技も作品を見ていると理解出来ますが、でも、それはドキュメントなんですよね、エンターテイメントとは違うんです。
CG特撮をうまく利用する事も、映画を作るに当たっては作品の幅を広げる事になると思います。
あと、ラスト近くのストーリーが、少し拍子抜け感がありました。
これは致命的だと思います。
テープを切る寸前に転倒したランナーのようです。
本来は「ぼちぼちかな」の評価を出したい所ですが、映像美を称え「なかなかやるなぁ」にしました。

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真夏のオリオン

2009年06月18日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:篠原哲雄 2009年公開(日本)

戦争映画でこんなにも優しいストーリーが今まであっただろうか。
敵国である米国人の描き方も非常にやさしく、米国人がこの作品を観賞しても文句を言う人はいないと思います。
また、米国の駆逐艦と日本の潜水艦の頭脳戦は面白かった。
ただ、もう少し奥深い方がより面白くなったと思います。
あと、この作品の日本軍ですが、皆、非常に愛があり、ほがらかである。
戦争を美化していると言われれば、その通りかもしれないが、奥深く考えて行くと、非常に意義のある作品だと思います。
作品の主人公、潜水艦I-77号の倉本隊長(玉木 宏)の優しさは、今の日本の政治家全員が見習わないとダメだと思います。
指導者が優しく、しかも才能にあふれていれば言う事無いですからね。
政治家だけでは無く、企業の幹部クラスの方もぜひ観賞してほしい。

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ROOKIES-卒業-

2009年06月01日 | めっちゃ!おもろい!(^_-)-☆
監督:平川雄一朗 2009年公開(日本)

ドラマをずっーと見ていたので、映画化される事を聞いてからは、絶対に観にいこうと思っていました。
期待通りの作品で、楽しく・面白く・感動しました。
「夢にきらめけ!明日にときめけ!」今時くさいセリフですが、冷めた時代だからこそ、こういう熱いものが必要なんでしょうね。
この作品で語られる一つ一つの熱い言葉には重みがあると同時に、元気も与えてくれます。
信頼する事、夢をあきらめない事、忘れかけていた事を思い出させてくれます。
余談ですが、劇場で、私より少し離れた所に車椅子専用の場所があり、そちらに車椅子に乗られている身障者の方がいました。
まだ若い方です。
上映中、試合のシーンでは声を出して応援しているんです。
映画館で上映中に大声を出すのはマナー違反だと思いますが、この作品に限ってはありかなと思いました。
だから、誰もその身障者の方に対してクレームを出す人はいませんでした。
観賞している皆が、声を出して応援したかったのではないかと思います。
それぐらい、熱くなれる作品です。

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グラン・トリノ

2009年06月01日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督:クリント・イースドウッド 2009年公開(USA)

人生の締めくくりをどう迎えるかを考えている頑固な老人の話です。
すごく男らしさをアピールした作品です。
実際に、クリント・イースドウッド演じる主人公ウォルト・コワルスキーの生き方の渋さに惚れ惚れしてしまいます。
ただ、老人が目に付けたタオという少年が頂けない…。
演技が下手、年齢が理解出来ない。
また、ストーリーの上でも、タオに”男”の美学を老人が教え、やがてタオの事を”男”として認めるのですが、どこでどう男らしく変化したのか解らなかった。
この作品は、あくまで主人公のウォルトの生き方だけを観賞していれば良いと思います。
タオは無視して下さい。w

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