秘密

秘密

すごく甘美な響き
まるで波紋の趣き

静的にして動的
静寂にして動寂

水面に広がるさざ波のように
水溜りに一滴雫のように


誰でも抱える秘密を胸に
私も抱える秘密を２つ

以前出来た一つの秘密
最近出来た一つの秘密

多分墓場まで持っていく
少分１０年話さない

秘密を持たない私の性分
基本はいつもこの性格

それでも出来る秘密は秘密
ほんの２つの内緒の内緒


『秘密は女を美しくする』
いつも神秘は女性のなかに

妖艶な人、匂いたつような
神秘的女人、私にはなれないような

だってほら、秘密があると秘密にしてないもの
それにほら、秘密は秘密のままフェードアウトしていくもの

秘密は次第に風化され陳腐
陳腐化されて残るは泡沫


貴方には秘密がありますか

『秘密のことは秘密です』

言葉のキャッチボールに対し、
このようにホームランをかますような
大人の女になるべきなのでしょうか

秘密が持つ座標軸

『女の人の胸が大きくなるのは、女の人が秘密を持つから』
生体の不思議を「秘密」に求めた昔の人

それは正しくない
と、一概にこの私が否定してもいいものでしょうか







・・







ぐぅ