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メルケルの窮地とリビアの「グローバリズム」

2017年11月21日 | 日記
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12330109815.html

 ソーシャルレンディング最大手maneoの瀧本憲治氏との大人気コンテンツ「行き詰まりに、耐えられず、歴史が動く。 第1次グローバリズム④ 」がリリースになりました。

https://youtu.be/x3yTTwcDbMc

 明日は6時から文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
http://www.joqr.co.jp/tera/

 さて、メルケル首相が窮地に追い込まれました。

『独、3党連立協議決裂 移民で溝 メルケル氏窮地
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201711/CK2017112102000117.html
 九月に実施されたドイツ総選挙後の連立政権交渉が二十日に決裂し、長期政権を築いたメルケル首相は窮地に陥っている。残された道は少数与党による政権運営か、再選挙などとなり、安定政権を維持できる可能性は低下。国内での立場が揺らげば、英国の離脱問題や組織改革で揺れる欧州連合(EU)の運営にも影響を与えかねない。
 交渉決裂後の二十日未明、報道陣の前に姿を現したメルケル氏は疲れ切った表情で「合意可能な道を歩んでいると信じていた。残念だ」と述べる一方、「首相として困難な時期でも国を運営するため、あらゆる手を尽くす」と語った。
 メルケル氏は二十日、シュタインマイヤー大統領に連立交渉決裂の結果を報告した。大統領は記者会見し「新政権形成の努力をしてほしい」と、三党に話し合いを続けるよう促した。(中略)
 三党による協議は十九日深夜までベルリンで行われ、自民党のリントナー党首は報道陣に「歩み寄りは難しい」と離脱を表明した。
 メルケル氏が二〇一五年に国境を開放して以来、入国した百万人を超える難民・移民の取り扱いなどの対立を解決できなかった。(後略)』

 九月の総選挙では、AfD(ドイツのための選択肢)が躍進し、94議席を獲得。いきなり、第三党に躍り出ました。

 議席を減らした与党CDU・CSU(キリスト教民主・社会同盟)は、自由民主党、緑の党と連立交渉をしていました。3党のシンボルカラーが、ジャマイカの国旗(黒、黄色、緑)と同じなので、「ジャマイカ連立」などと言われていました。
 もっとも、企業寄りで民営化、規制緩和大好きの自由民主党と、思いっきり左派の緑の党では、水と油です。とはいえ、社民党が連立に参加しない方針を変えないため、メルケルとしては他に選択肢がありませんでした。

 19日、自由民主党のリントナー党首は、移民・難民や環境など主要な政策で妥協点を見いだせなかったと主張。
「今日の協議は進展しなかったどころか、むしろ後退した。妥協を探っていた点について疑問が呈されたからだ」
「不誠実に政権参加するなら、しないほうがましだ」
 と、(事実上の)連立不参加を表明しました。
 こうなると、メルケルとしては緑の党と組み「少数与党」で政権を担うか、あるいは再選挙しか道が無くなります。

 結局、メルケル首相はAfDの躍進を許し、多数派の連立を組むことすら不可能になったという点で、自らの「移民政策」により窮地に追い込まれたということになります。



 さて、話は変わってリビア。
 ようやく停戦に向かったものの、政府による「秩序」が回復していないリビアから、とんでもないニュースが。

『移民を奴隷として競売か 米報道、リビア政府が調査へ
https://www.jiji.com/jc/article?k=20171120036449a&g=afp
 リビアで移民が奴隷として競売にかけられているとみられる映像が報道され、国連(UN)が支持するリビア統一政府は19日、この奴隷売買疑惑について調査すると明らかにした。映像はソーシャルメディア上で広く共有され、フランスで抗議デモが起きるなど世界中から憤りの声が上がっている。(写真はデモ参加者)
 混迷した状況にあるリビアは長らく、欧州を目指す移民にとって主要な通過拠点となってきた。そうした移民の多くが人身売買業者らから深刻な虐待を受けている。(後略)』

 内戦により「国家の秩序」が崩壊し、「全て自由!」的なグローバリズムが実現したリビアは、アフリカ人の欧州移民の出発点となっています。

 統一政府が存在しないリビアでは、取締機関が機能しずらく、リビアを拠点に移民や難民をイタリアに送り出す「ビジネス」が勃興。「ヒトの移動」を商売にするブローカー(密航業者)が潤っているのです。

 イタリアのメディアによると、密航料金は一人2000ドル(約22万円)と高額で、しかも人々はゴムボートや漁船にすし詰めにされて送り出されます。密航業者たちは、もちろん密航者の「安全」には配慮しないため、転覆や沈没による死者が続発。2016年の地中海における死者、行方不明者は、5000人を超えました。

 グローバリズムとは、モノ、ヒト、カネの国境を越えた移動を自由化し、政府の権限、権力、規制を最小化することを「善」とする思想になります。ある意味で、現在のリビアや地中海では、究極のグローバリズムが成立していることになるわけです。

 何しろ、全ては自己責任でございます。

 挙句の果てに、露骨な「奴隷交易」までもが行われる。

 別に、「政府の規制は全て善」「規制緩和や自由貿易は全て悪」などと極論を言いたいわけではありません。それにしても、グローバリズム的な「自由」を究極まで追求すると、人間が「いかなる行動」をとり始めるのか。今のリビアを見ていると分かります。

 人間の売買までもが「自由」に行われ、移民を欧州に渡らせるビジネスが勃興している現在のリビアは、まるで奴隷を欧州商人に売り渡し、1000万人を超す人々が人生を奪われ、アメリカ大陸に送られた18世紀頃の西アフリカを思い出させるのです。

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