日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

井上ひさし氏の「兄おとうと」

2014年08月28日 20時19分15秒 | 思うがままに

今日は井上ひさし氏の戯曲「兄おとうと」を観てきました。

井上ひさし氏は平和憲法改憲の阻止をアピールする「九条の会」を呼びかけた方。ですから、その作品には反戦が色濃く現れています。

田原豊道先生は以前からとても共感されていましたので「こまつ座」とは近しく、お陰様でチケット入手がスムーズです。

兄は「政治とは国民全体の幸福を中心に考えるもの」という信念を貫き、決して長いとは言えない生涯を終えた人。弟は官僚トップ。真逆の生き方をする吉野作蔵とその弟が繰り広げる愛憎劇ですが、かなり重たい内容にもかかわらず、軽妙な歌と踊り、そして笑いあり。素晴らしいお芝居でした。

ところで、秋の空さん、私も書棚に積読コーナーがあります。(笑)

今、それを読み始めているのです。(荻山貴美子)

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止まらない読書癖

2014年08月25日 14時15分45秒 | 思うがままに

タゴールから始まり、岸本英夫博士の本の再熟読。宮元啓一先生訳のサーンキヤ・カーリカーetc。

そして、ヒョイと手にとって読み始めた河口慧海の「チベット旅行記」にハマりにハマってしまいました。5巻あります。

しかし、土曜日からヨーガ・スートラ第4章に取りかかってしまい、2巻目でストップしました。

ヨーガ・スートラ第4章を読んで全体像がしっかりと頭に入りました。面白いのなんのって。この2日間、少なくとも20時間以上は集中しました。

何しろ一語一語、調べるのですから根気以外の何ものでもありません。
あと、最後の5節を残すのみ...。

今、新幹線に乗りました。
明日と明後日は、梅田と岡山です。

今週末から地方大会が目白押し。

帰ったら我が家の大掃除をして気持ちを切り替え、学びの秋にスイッチ・オンです。
それでは、皆さんも良い1週間を...(荻山貴美子)

 

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あっ!アンパンマンのおじさんだ!

2014年08月21日 18時47分11秒 | 思うがままに

 あっ!アンパンマンだ!

「僕がアンパンマンなんじゃないよ」と笑いながら写真をご一緒してくれました。

随分前のことです。

皆んな若いです。(笑)

やなせたかし先生の貫いたことは、一切断らないこと。

仕事は、難しいほど面白い...と、おっしゃってお金にならないことも引き受けたとか...。

アンパンマンはやなせたかし先生の分身だったのですね。(荻山貴美子)

 

 

 

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読書三昧

2014年08月19日 09時57分42秒 | 思うがままに

天候不順でしたが、皆さん、お盆休みはいかがでしたでしょうか?

私は読書三昧でした。何十年も前に読んだ本を再読しましたが、古さなどは全くなく、以前は分からなかった部分がスッ~とわかる嬉しさを味わいました。

タゴールの本から始まり今月はすでに6冊目に入っています。その間に新宿で映画「ゴジラ」を観たりして…(笑)

この写真はスーリヤ寺院で皆で唱えた「ヨーガ・スートラ第3章」。録音は成功しましたのでしばらくお待ちくださいね。

時間が経つにつれ今年のインド旅行もすばらしかった…と、思い出に浸っています。

この夏が終われば、来年の海外旅行を励みに忙しい毎日が待っています。ゼミナールや地方大会も目白押しです。

今日は1つご案内します。

インド文化講演会

テーマ 「立川談デリー」がインド文化について楽しくお話しいたします

日時  2014年9月11日(木) 18時~20時

会場  インド大使館・文化センター 地下セミナー室

住所 千代田区九段下南2-2-11

  (地下鉄東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下」下車 徒歩5分

参加費  無料

★立川談デリーさん?

そうです。マルカスさんのことです。立川談志師匠はガンを患ってからインドに傷心旅行?いえいえ談志師匠のことですからそれはとても楽しいインド旅行だったはずです。その時にガイドをされたのがマルカスさん。それからマルカスさんを大のお気に入りに加えた談志師匠はマルカスさんをお弟子さんにしました。

芸名は「立川談デリー」

マルカスさんの通訳の上手さには定評がありますが、それは余計なものをくっつけない!長いフレーズは大事なことを絶対に省かずに上手くまとめる。頭の良さから来るのでしょうね。ユーモアも抜群です。

参加費は無料ですが、必ずいらっしゃる場合は日本ヨーガ学会事務局までお電話ください。

電話 03-3208-6474

田原豊道先生も私も勿論参加します。

それではみなさん、今日も一日幸せでありますように。(荻山貴美子)

 

 

 

 

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めぐり逢わせのお弁当

2014年08月12日 09時19分12秒 | 思うがままに

インド映画「めぐり逢わせのお弁当」を観ました。

舞台はムンバイです。「インドでは幸せになれない。ブータンに行きたい」と盛んに言っていました。

家庭内別居、介護、自殺、独り暮しの孤独。全く日本とおなじですね。

先日観たインド映画は「マダムインニューヨーク」ですが、インド映画も変わってきましたね。歌って踊って陽気に騒ぐ映画があるかと思えば現代人の心の葛藤を描く映画が目立ちます。

しかも世界的大ヒットです。

人間が抱えている問題はどこの国もそんなに大きく変わるわけではなく本当の幸せは自分の中にあることを忘れてきた...ということにちがいないようです。

「何か満足できないことがあるなら、時代が変わるのを待つよりも変化を誰かに期待するよりも自分が変わる方がカンタンではやい.....」

今、目を上げると、地下鉄の吊り広告にこんな放送大学のコマーシャルがあります。

本当の幸せに気づかない限り、住まいを変えても、国を変えても、仕事を変えても何も変わらないってことでしょうね。(荻山貴美子)

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台風の渦中に...

2014年08月11日 08時42分43秒 | 思うがままに

台風11号、竜巻に落雷...
甚大な被害です。

果たしてこの渦中に無事に九州に行き、まともに帰れるのか?
皆さんがとても心配してくださいましたが、順調に3日間過ごしてまいりました。帰りの飛行機は2時間遅れ...と言われましたが、空港までお送りくださった岩永孝子さんのお陰で、空港に早く着き、違うフライトに切り替えてもらい、無事に帰宅しました。

今週は少しお休みをとらせていただきます。(荻山貴美子)

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今、タゴールに夢中です

2014年08月09日 16時04分28秒 | 思うがままに

コルカタで厳しい荷物検査。
谷奥徹男社長が選ばれて?スーツケースを開けられていました。
あんな整理整頓したスーツケースの中見たのは始めて。
だから、必要なものが何でもスッと出てくるのですね。

ああ!私じゃなくて良かった!

もう、私のスーツケースはゴッチャゴチャでしたから...。

それで、私は心を入れ替えました。
今回の九州はそれはもう芸術的梱包です。(笑)

さて、私は今、タゴールに夢中です。

                   ✳︎

わたしの願望は数多く、わたしの叫びは哀れっぽい。
それでもおんみは かたくなな拒絶でわたしに救いの手をさしのべる。
そして、その厳しい慈愛は わたしの生命のうちに十重に二十重に 織り込まれる。

日ごと おんみは 求めずとも 素朴で大きな贈り物をとどけてくれるー
この空と光、この肉体と生命と精神を。そしてこの身を その贈り物を受けるのにふさわしいものにしてくれるー過度な欲望の危険から わたしを救いながら。

ときには もの憂げにためらい、ときには 目覚めて 目的地を求めてひた走ることもあるが、おんみは 非情にも わたしの前から姿をお隠しになる。

日ごと おんみはわたしの願いをつぎつぎ拒むことで この身をして おんみを完全に受け容れるのにふさわしいものにしてくれるーあさはかな 漠然とした欲望の危険から私を救いながら。『ギタンジャリ』森本達雄訳

                   ✳︎
タゴールはこの人生でどんな憂き目にあっても辛酸を嘗めても「この世で私が見てきたもの、それはたぐいなくすばらしいものだった」と語っておられます。(荻山貴美子)

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対極の日本女性

2014年08月08日 11時02分28秒 | 思うがままに

インド出発前日から少し風邪気味で、前田専學先生の祝賀会から成田に移動する道すがらヒドイ雷雨に見舞われました。

全身ずぶ濡れのまま成田空港に...。

10数年ぶりに風邪を引いたようです。

インドで一日高熱が出ましたが、日本の疲れが全部出てデトックスできたようです。
これも神様のお計らい?

先日は山下美佐子さんお勧めの映画「マダム・イン・ニューヨーク」を観てきました。

現代インドの専業主婦の精神的自立を明るく演じる女優さんは、まるで日本人の武士の妻。気高く揺らぎがなく美しさが溢れ出ていました。

今やインドは高度成長期。貧富の差はあるとは言え、本当に豊かになりました。若い人たちはデニムのパンツにブランド品を身につけサリー離れをしています。しかし、この映画は美しいサリーにこだわっています。

さて、私たちのツアーは100%オリジナル。信じられないスケジュールで移動するからこそ他では味わえないインドに遭遇します。

インドには何回行ったかわからないくらいの回数を重ねてきましたが、今年のスーリヤ寺院とオリッサと、シャーンティ ニケタンに行けたことで、もはや行きたいところはすべて行き尽くしました。

来年は他国に行ってみたいと思っています。たとえばバリ島に言った時、インドにはなくなったものが、しっかりとバリにありました。インドに行くと日本がよく見える。ですから、他国に行くとインドが一段と見えてくる...。そんな気がします。

インドにいつか行きたい…と思っていながらついにいけなかった人もいたでしょう。いろいろな事情があったにも関わらず、最初で最後のインド...という決心のもとで参加された方もいらっしゃいました。
でも常連さんが多いのも私たちのツアーの特徴です。

インドはなくならないにしても、やはり自分が求めているインドには行きごろや旬の時期はありますね。これ実感です。全国大会もそうです。

いつ行くの!今でしょ!なんです。

インドで対極にある2人の女性に出会いました。

一人はマザーハウスでお話を伺った日本人シスター。静かに淡々と語られる一言一言は信念の人であると同時にマザーテレサへの尊崇を感じます。私たちはマザーテレサが天に召されるひと月前にお会いしたのですが、時を超えてマザーテレサのお姿がそのままそこに感じられました。

さて、オリッシー・ダンスでパフォーマーとして独自のスタイルを打ち出してインドでご活躍の日本人女性ともお会いしました。シスターとは正反対で活発で自分を前面にアピールできる方。異国の地で逞しく生きている女性でした。

随分前のことですが、ギリシアとイタリアに行った時、対極のガイドさんに出会ったことを思い出しました。

ギリシアの日本人ガイドさんは美しい日本語を持ってギリシアに永住。穏やかな慎ましやかな女性でした。私たちは日本語ってこんなに美しかったのか...とウットリ。

イタリアのガイドさんはちょっと怖いけど面白かった。初対面のマルカスさんを「マルコ!」と呼びつけたり、とにかく姿形も逞しい女性。

どんなタイプにせよ日本人女性の活躍はめざましいものがあります。

台風接近が気になるところですが、今は佐賀にいます。日曜日まで九州です。(荻山貴美子)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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インドレポート①

2014年08月06日 18時25分21秒 | 思うがままに

田原豊道先生のインドツアー第一弾から第三弾いかがでしたか?
豊道先生の長いヨーガ史の一端を垣間見ることができたのではないでしょうか?

さて、私は...

インドの大学を訪問するならベナレスのヒンドゥー大学とシャーンティ・ニケタンのタゴール大学と決めていました。

中村元博士が創立され、今は前田専學博士が理事長をつとめておられる東方研究所からたくさんの学生をこの大学に送っています。インドの大学は数あれど心惹かれるのはこの2つの大学でした。

昨年はヒンドゥー大学の教授の歓待を受け、ヨーガ・スートラ第1章を唱えさせていただき、教授が大変喜んでくださいました。それがCDになり、皆さんのお手元に届いているわけです。

今年はタゴール大学に伺う前に、付属小、中、高の子どもさんたちの熱烈歓迎を受け、私たちは目を丸くしました。先生たちも子どもたちも私たちにとても友好的。教育水準も高く、純真無垢で、2~3人連れて帰りたい衝動を抑えるのが大変でした。(笑)

シャーンティ・ニケタンはタゴールの父親の瞑想の地。そこにタゴールが心に温めてきた教育の理想を打ち立て小さな学園を創立したのですが、創立当初は5人の教師と5人の生徒だった...とか。

それが、今や国立大学としてたくさんの逸材を輩出しています。

しかし、タゴールは創立1周年を迎える頃から、数年は人生最大の辛酸を嘗めたとか...。妻や父親や子供たちの死はどれほどの打撃をタゴールに与えたのでしょう。

しかし、その失意があってこそ純化された心でほとばしり出た美しい「歌」の数々。過去の日々の自分の内面に起こった歓喜をもたらした情感をもう一度英語でしたためたのが「ギタンジャリ」。
ノーベル文学賞で世界中に広がりました。

今年のインドツアーで、タゴールの偉大さ、そして温かさを肌で感じたのでした。(荻山貴美子)

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倍音「ヨーガ・スートラ」ツァー 第三弾

2014年08月05日 18時38分52秒 | 思うがままに

雪山童子こと豊道です。

佐保田鶴治博士と初めてインドに旅した時から40年経ちました。

21日間に及ぶツアーは昭和50年のこと。

ムンバイに入国し、出国は今回と同じくコルカタでしたが、今昔の感ひとしおです。

 

佐保田博士はインドを後にするときポツリとひと言「スーリヤ寺院にお詣りしたかったね」と。

何故ならば、「スーリヤ・ナマスカーラ」を第一に考えるならスーリヤ寺院に一度はお詣りしなくてはならん!とおっしゃっていたのだから…。

 

それ以来、ずっと思い続けていたスーリヤ寺院で荻山貴美子理事長主導によるヨーガスートラの詠唱をすることができました。奇しくも「太陽への綜制」が出てくるヨーガ・スートラ第三章の詠唱です。


佐保田博士は天空でさぞ悔しく思っておられるに違いありません。(笑)


太陽神は東を向いておられ三つの門から射して来る旭光を浴びて輝いておられるとか。

この三つの門は季節によって、夏の門、雨季の門、それに冬の門と言われているそうです。流石にインドは天文学の優れた国です。

 

長時間のバス移動だからこそ味わえたあの水平線も忘れられません。

ところで今日までインドツアーは何十回企画して来たのか勘定できない状態。

インド全土にわたって同じところも2度3度。

今回のスーリヤ寺院には先に訪ねたシヴァ寺院に勝るとも劣らぬシヴァ神の踊りの彫刻、またカジユラホに劣らぬ可愛い愛の彫刻。

また、ウダヤギリやカンダギリの石窟寺院はアジャンタやエローラの岩窟寺院を偲ぶ。

まさに私にとって今回の旅はインド遊学ツアー40年を記念する集大成となったのです。

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