魔女の日記―娘のホームスクーリングと共に

娘に私立中学を退学させホームスクール始めました。ちょっと変わった母が教育や日常生活について感じるままに書き連ねます

満足できる塾とは?

2015-09-12 15:12:25 | 教育


夏休みの夏期講習から娘が通い始めた数学塾は、私も娘も今のところ気に入っています。中学受験の時に、大手のあそこやあそこに通わせてみたものの、なんだかピンと来なくて、結局最終的にはママ塾で本番を迎えることになりました。

何がピンとこなかったというと、中学受験といえばやはりまずは算数だと思うのですが、中学受験用の算数テキストはなかなか優れていて、解説も詳しく、まあ簡単に言ってしまえば、塾に通わせる必要性をどうしても感じることができなかった、というわけです。

塾に通っても、わからない問題はわからないままで、どうせ私が解説みながら汗かきながら、えっちらおっちら説明するハメになるんだから、だったら最初から私が教えても同じジャン、とどうしてもそう思ってしまったのです。

社会科なんて本読んで覚えるしかないんだから解説聞いてどうにかなるものなの?とか。

国語は当時苦手(だと私が思い込んでいた)だったので、個別の先生に1ヶ月ほど見てもらったけど、私も授業に参加して「これなら(無理に高い金払わなくても)私でできるじゃん」とまたまた思ってしまって、自分で背負い込むことになりました・・・

結果的に、娘は国語が足を引っ張り、全体にも抜きん出るものはなく、中学受験は世間的に見ると失敗に終わってしまいました。(ただ、この時、あのへんの塾に通わせず、母がえっちらこっちら本質的に文を読ませたり、算数だったら地道に図を描かせてじっくり考えさせたことが、今となってはよかったのだろうと思っています。何かの機会にこの辺のことは書くつもりです。)

とにかく、私の感覚では、「通わせたい塾」はほとんどありませんでした。(1時間7000円から10000円くらい払うとよい先生がいる場合があります。)

で、中学を退学したわけですが勉強をやめたわけではありませんので、大学受験に向けて、少しずつリサーチを始めているわけです。

といってもまだ中1,2ですから、まずはZの映像授業で数学を受けさせてみました。内容的に基礎から高度な内容まで網羅しているので悪くはないと思いますが、なんだか「普通」だなあという印象を持ちました。詳しい解説もついていますし、別にZでなくても、体系数学使っても変わらないなあという印象を持ち、1ヶ月ほど受けてひとまず中断しました。(これは中1の時です。)

ホームスクーリングで勉強するようになり、気分転換と偵察という意味で、T進の映像授業も受けさせてみました。あそこは単位ごとにまとめて購入させられるシステムなので、とりあえず中高一貫のアドバンス(?)コースの前期とやらを購入しました。

普通に先生が説明してくれて普通に授業をしてくれるみたいなので、まあ、オーソドックスで悪くはないと思います。ただ、問題の内容が「うーん、体系数学とどう違うの~?」という感じ。で、やっぱり、通わせることに意味を感じず、中断させました。(ちなみにガバッと単位あたりで購入させられますが、受講していない授業の分は返金していただけます。)

さらにT進の場合は、テキストの解答や解説といった冊子は存在しませんので、ひたすら授業を聞いてしっかりノートをとったり正答を間違いなく書留める、その答が合っているか間違っているか絶対にわかるようにしておかなければなりません。変なシステムだなあと思いますが、解答・解説を配布しないのは、そうすることで講師や授業の権威を高めるという目論見なんだなと勝手に想像しています。(解答解説を配布するとそれみりゃわかるじゃんという生徒が出てくるので。)

ただ、本当に生徒の学力を上げるという目的があるならば解説集は配布すべきですよね。だって、1冊のテキスト一回やったら終わり?何度か繰り返してやるものじゃないの?その時にいちいち自分のノートをぺらぺらめくって答え合わせするなんて能率悪すぎでしょ。生徒にきちんと復習させるための方法論とか、きちんとほんとに復習したいと思う生徒側の利便性など全く配慮してないことは確実。

と結論付け、数学でお世話になることは1000%ないです。

とにかく、今は書店に行けば、よいテキスト参考書がいくらでありますから、そういうのを見てできるような内容なら塾行く必要性を全く感じないんです。そんななか、今娘が通っている塾はとてもGOODだと思っています。

理由は、(私たちにとって)変なテキスト。「え?これどうやって考えるの?」って類似の問題が必ずしも他の問題集にない・・・中学の数学なのか高校数学なのか、ごちゃまぜでよくわからない。私は理系ではないので、その狙いが全く読めませんが、でも、彼らの中では1本筋が通っているのだろうという気はしています。

きっちり本質を考えさせてくれる点も好みです。問題を解くための問題演習というよりむしろ、本質を考えさせるための問題演習をさせてくれている気がします。ですから、生徒たちのいろいろな解き方を認めてくださいます。娘もある定理の証明で2度ほど、「おもしろい考え方だね」といって紹介されたようです。人から教えられたものではなく、自分で編み出した証明ですから、心底納得できていますし、絶対に忘れることはありません。

こういうのが、「数学を勉強する醍醐味というか面白さだよね~」と、ベクトルで躓いて数学をあきらめた情けない母からすると、うらやましいかぎりです。

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