月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

京都祇園祭山鉾の囃子方の配置法(月刊「祭」44号-2.2015.7月)

2015-07-07 22:26:09 | 屋台、だんじり、太鼓台関連

 祇園祭に関する短い目の記事を二本で7月号とします。これは、2本目。
 祇園祭の山鉾は、進行方向を向くと右が鉦方、左が笛方になります。これは、南を前方とした場合、右は西で金気、左は東で木気となるので、陰陽五行の法則に適うことになります。
   

↑上部の幕は、後方が北方をあらわす玄武、進行方向左側面が東方の青龍となっています。
 東方青龍の下は木気をあらわす笛方となっています。反対側面は、西方白虎の下に金気を表す鉦方が配置されています。

 ところが江戸時代の祇園御霊会細記などを見ると、右が鉦、左が笛とは決まっていません。

 
 その一方で、写真の山鉾の模型(おそらく江戸末期のものだったはず??)、は現在のように進行右に鉦、左に笛が配置されています。

 このような決まりができたのはいつ頃からなのか謎が残ります。

●編集後記
 祇園祭が今年も開催されます。また、この七月には管理人が尊敬するマツ友が参加する祭が何箇所かで行われます。
 京都の祇園祭山鉾巡行は今年も平日開催。それに人生を懸けていらっしゃる方も多々います。
 そのような方の職場の同僚の方が、笑顔で祭に送り出してくださることを祈らずにはおれません。
 安心して、同僚の信心を尊重できない人や国や企業に、国際化や相互理解を語る資格はありません。


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