Route 136

国道136号線―セラピストの日記

お彼岸

2010年03月29日 | 日本のこと
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが…まだまだ寒い日が続きますね~
今日なんか伊豆でさえ雪降っちゃうし。。。
青木は明日からロルフィングの合宿で長野の山奥(別所温泉女神山ライフセンター)に行ってまいりますが…寒いの大嫌い
合宿中は6時起床なので、お布団から出れるかどうかが心配です

話はお彼岸にもどり…
祖先を尊び、死後の世界の人々へ供養を捧げるこの「お彼岸」という習慣は、どうやら日本だけのようです。

お墓に手を合わせ、お線香をあげることにどんな意味があるのか知らず、形式的に行っている方がほとんどだと思いますが…

実はあのお線香の先の赤くなっている部分があの世では大きな炎となって周囲を照らし、煙の粒子(煙)は霊が必要としているもの(食べ物など)になるそうです。

他にもお線香(特に煙)にはいろいろなものを浄化・中和する働きがあるということで…
だからいろいろな宗教的儀式で使われているのですね~。

そして、手を合わせ、ご先祖さんへの感謝の気持ちを送ることで、その思いが供養となり、早く成仏できるということです。
成仏したご先祖さんは子孫の守り役となり、みえないところでせっせと働いてくれているそうですよ

すご~い危ない経験をして、助かったことありませんか?
こんな時はご先祖さんも自分の身を投げうって助けるそうです。
霊だから身の危険はないんじゃないの?と思うかもしれませんが、現実界への具体的な干渉というのは霊の世界からしたらそれなりのリスクを負うらしく…

だから、命を粗末にしてはいけないんですね、、、いろいろな人や存在に迷惑をかけることになってしまうのですから

私たちはけっして一人で生きているのではないのだな~と思います。

命をつないできてくれたご先祖さん達の代表として、命を与えられたことに感謝し、守られていることに感謝し、一生懸命生きることが私たちの性(さが)なのですね、きっと。

時々仏壇に向かって手を合わせながらお願ごとを言っちゃったりしますが、本来ならお願いごとではなく、自分の抱負を述べたり、感謝の気持ちを送る姿勢が正しいのかもしれません。

お彼岸だけでなく、思った時にはお線香をあげたいものです。

なぜ青木がこんなことを知っているか?!
特別な信仰があるわけではありませんが、日本の外に出て日本を見た時に
「実はすごい国だったんだ~
ということが分かったからです。
それで日本人としてもっと日本をちゃんと知ろうと思ったのです。

いろいろ調べましたよ~

日本ておもしろい

日本の伝統のこと、これから少しずつ紹介していきたいと思います。

ではそんな感じで、明日からの部活並み?!の合宿に備えて今日はします。

約一週間お休みをさせていただき、皆さまにはご迷惑をおかけします。
腕を磨いて帰ってまいりますので、これからもどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

腹八分目

2010年03月17日 | アロマテラピー
アドバイザー認定コースの授業のための資料をまとめていた時に、ふと、思ったことがありました。

  ―香りは古い脳に働きかけて、心と体のバランスをとる―

何も考えずに流し読みすれば「ふ~ん。」という内容でしょう。
しかしよくよく考えると、香りを嗅ぎ続けるということは、古い脳をずっと刺激していることになるの
鼻の機能というのは同じ香りをかぎ続けると麻痺するようにできているのですけど、香りの分子を鼻が取りこんでいるうちは、その信号はたぶん脳に送られっぱなしなわけで、脳は随時反応していることになる、のでしょうか…?
考えるとわからなくなってきます。専門書をあさるしかないですね

私がここで思ったことは、古い脳って野生の脳―食欲・性欲を司っている部分。

香水をよく使う地域の人々は、この部分が常に刺激されているのかなぁ~と。
海外の空港に行くと、いろいろな人種の人々とすれ違う度にいろいろな香りがします。
中には半端ない香りもあります
私は強い香りというものが苦手なので、こんな時は思わず息を止めてしまいます
海外の人達は常時自分に香りをつけているので、自分臭に対して麻痺はしているけど、脳にはその刺激が常にいっている

どうなってしまうの~ 

だから日本人と違い、ある意味本能的なアピールが強いのかな?という結論に至りました。あくまで自分の中で、です。
ダンスや洋画・海外ドラマを見ていてもそんな感じですよね
ちょっと香りに侵されてしまわれたのか…

考えすぎ?

これを実証するような私の経験談ですが、海外に行くとナンパは当り前です。
赤信号で車が横になった時に目が合って笑顔を返しただけでも、尾行されたことがあります。日本ではちょっと考えられない…



そんな疑問を持ちながら授業当日を迎えたわけですが、
生徒さんに「海外の人ってどうしてこんなにも香りにこだわるんでしょうね~?日本人的感覚だとちょっと謎じゃないですか?」と投げかけたところ、お~という返答が返ってきました。
「日本人て、香りよりも見ることを重視しますよね。」と。
確かに。
生け花は香りよりも見て楽しむようにできていますよね。一輪ざしでも何か大きなものを感じます。
月見の習慣もそうですね

私には「見る」というより「観る」感覚が日本人は発達しているのではないかと思います。
「観える」ということは「分かる」、だからこそ多くを語らない民族なのかな、とも。

伝えることも確かに大事ですが、観える・分かるからこそ察してやさしく見守り、そして思いやりのある行動をとってあげる…これこそが日本人の和の源流なのかもしれません。

香りの話からずいぶん想像が膨らんじゃいましたね

なんでもそうですが、やはり「ほどほど」がいいのかもしれません。
香りもほどほど。食べることもほどほど。マッサージだってほどほど。
やりすぎは筋肉を逆に硬くしてしまうのと、自然治癒力を鈍らせてしまいます。

最終的な結論は「腹八分目」に至りました(笑)

本物

2010年03月15日 | 心・体
昨日は午後からお休みがとれたので、伊豆の山奥へピクニックに行ってきました♪
いつも行く山奥とは違う山奥です(笑)
この時期は風がすがすがしくて、陽の光が気持ちよくて、空気も澄んでいるので、景色もよく見え、サイコーです
      
が…
草むらに入るとダニーがいっぱいいます。
ダニ除けにはユーカリ/レモングラススプレーが良いのですが、もうダニーの時期になったのだと認識していなくて、持っていきませんでした…。
ダニーって、何か這い上がってくる感があるんですよね~。しかも一生懸命に。
大~極小までいます。
極小のダニーが大量につくと大変です
殺虫剤よりはアロマスプレーで予防しちゃいましょう
ダニーの話はここまでにして…

ピクニックランチをしたのですが、その時に食べたのが 宇久須発ニューヨークベーグルです。
お姉さん、一人でやっているのかな~?
http://naobagels.com/ (国道136号線から旧道に入ります)
匠の味がしました

20代とちがい、30代後半に入ってまいりますと、こんなものを求めたくなっちゃうんですよね
こだわりを持って作った手作りのもの、心のこもった味、化学的でない自然な素材…
本物を心と体が欲してくるみたいな。

ベーグル屋のお姉さんがそうであるように、一生懸命打ち込んで、何かを極めようとする人はとても魅力的です

専門的な技術を持っている云々ではなく…

日々の家事に打ち込んでいる主婦
手足がパンパンになるまで部活に励んでいる中高生
上司と部下の狭間で人事に四苦八苦している中間管理職
走り回っている営業マン…

その思いは物に、そして人に伝わります。
何かを一生懸命やっている人の言葉は心に響きます。
そういうことなんですよね。これこそ 本物の言葉

でも、時には毒を吐いたり、人のせいにしちゃったり、「私は貝になりたい」になっちゃったり、ヤケクソになったり…これって一生懸命の裏返し
その苦労が言葉の重みになって行く―

目の前に広がる自然のスクリーンも、やっぱええですが~(仁科弁)
ランチとともにお腹いっぱいになりました


自然にカエル

2010年03月11日 | 日記
今日もまた山奥に散歩に行ってきました。
天気がよかったので、本当に気持ちよかったです♪
  
セラピストにとって大事なことは心のゆとり。そして心を豊かにすること。
自然の中にいるとそれを満たすことができます。

春になったな~と感じるのは、道端にふきのとうやわらびを見かけた時です。
わらびの芽ってかわいいんですよね~。クルクルしてて。

あたりを見回すと、自然界のものって曲線を帯びているものが多いんですよね。
まっすぐ平らとか直角なものってまずないんですよね。
あるとしたら木の枝くらいかな?

逆に人間が作るものには○や□、△といったまっすぐで平らで形がそろっているものがほとんどです。ビルや階段、お金…。
生物として自然界に形を与えた人間は特別な存在なのかもしれません。

難しく考えすぎ?
  

角ばったもの、整列したものばかりをみていると、心も角ばってしまうのかなとも反面思ってしまいます。たまには自然の中に入ってふぞろいなものを見たり、凹凸のある山肌を歩いてみたり、一瞬一瞬変わる自然界の音を聞いてみたり、匂いをかいでみたり、風を感じたり… "同じ繰り返しがない" 自然の環境に身をおくことで、生物としての原点を取り戻し、ゆとりが生まれるのかもしれませんね。

でも山に行って「???!」と思うのは、時々ナゾの物体があることです


最近見かけたものは動物の大腿骨?人では一番太くて長い骨。多分人骨ではないと思うのですが…
なぜ道端に落ちとる~???
何の骨?誰が食べたのきゃ???

まぁいいです。それも自然界の営みです。
また何かナゾの物体をみつけたら報告しますね(笑)









人間の話

2010年03月10日 | 心・体
人の5本の指それぞれに体の秘密が隠されているの知っていますか?

小指  下半身(足)
薬指  骨盤
中指  みぞおち
人指指 胸
親指  のど

という感じで指がその部分の状態を表しています。

親指が一番どっしりしているので足を表していそうですが、実は喉なんですね~。
喉って言葉を発する場所。
体は常に「生きる」ことを選択しているので、人が生きていく上では言葉、つまりコミュニケーションが大切なんだよ、と、親指の形で教えてくれているようです。

しかし、言葉―コミュニケーションで悩まれている方は多いと思います
相手に自分の思いを伝えることって、とても難しいですよね~。

自分の伝えたいことが100%ストレートに伝わるなんてこと、なかなか、ほとんど?ないと思います。

それは相手の心のフィルターに自分の言葉を一度通さなければならないからです。
心のフィルター、それは過去の経験から生じた思いや感情が蓄積しているところ。
過去は人それぞれですから…フィルターの状態によって相手の受け止め方が変わってくるのはしょうがないことだと思います。それを言葉のすれ違いと嘆くよりは…
    
 
いっぱい話して
  言葉の交換を繰り返して
     相手を理解し 自分を理解してもらう
            

しかないのかな、と思います。

「言の葉」が広がった時、体にも栄養がいくのかもしれませんね

人間が言葉を発する機能―口・喉―がある限り、言葉・コミュニケーションはのばすべき技 人間の永遠のテーマなのかもしれません。

難しく考えすぎ?


あいだみつをさんの言葉に

   生きていて 楽しいと思うことの一つ
      それは人間が人間と逢って 人間について話をする時です

というものがあります。

人間の話 いっぱいしましょ