hokkairoの日々

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愛しいショパン

2017-06-17 14:23:35 | 日記
ショパンの音楽は天上的である。
ショパンの音楽は人間界には存在しない、最も優しい嘘である。
ショパンの音楽は天上界のピアノで奏でられる。
ショパンの音楽は誰もが失った遠い過去の最も美しい思い出だ。

いくつもの形容ができるショパンの音楽ですが、本を読むとショパンがどのようにピアノを扱っていたかがわかります。
現在使われているショパンの奏法とショパンが行なっていた奏法はまるで違います。

前回のショパンのコンクールでの上位入賞者でショパンの音楽は聴き取れませんでした。
前々回のコンクールでは、ダニールトリフォノフがいました。彼はショパンの奏法に近いと思いましtあ。
そんなに奏法が大事なのかと思いになるかと思うでしょうが、大事なんです。
何より大事にしていたのはショパン自身でした。ショパンの曲はショパンのピアニズムから生まれていますので、奏法が大事なのは一目瞭然です。

ピアノという楽器は、基準にする音自体でテクニックが変わってきます。例えば、同じ食材でも国によって味が違います。
同じ食材でも味が違うものを同じ調理方法をすることは、まずありません。

音は、出来上がる音楽に重大な影響を及ぼします。
ですから、ショパンらしい音楽というのはショパンの音を手に入れない限り再現不可能なのです。では、ショパンの音とは、何か。。。それが永遠の課題でしょう。
ですが本を読むことによって、その一端を知ることは可能です。

ぜひ

https://books.google.co.jp/books/about/弟子から見たショパン.html?id=VtR0QgAACAAJ&redir_esc=y&hl=ja

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