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お福分け

2017年02月20日 | 食 堂 車

2月15日は、お釈迦様が入滅された「涅槃会(ねはんえ)」です。
もともとは旧暦の2月15日に行われていた行事のようですが、現在は3月15日に法要を行うお寺が多いようです。

毎年この涅槃会の時期になると、いつもご近所の方が「おみみ」を持ってきて下さいます。


子供の頃から(大人になってもでしたが^^;)「おみみ」がどういうものなのかよく理解していなかったものの、ほんのりと甘く優しい味を味わうだけで幸せを感じていたように思います。
いつしか春を待ち望むようなこころ持ちで「おみみ」を待っていたのかもしれません^^。

2月に入ったある日、その方から「おみみ作りの手が急きょ足らんようになってしまったで手伝ってもらえんかなぁ?」というお誘いがありまして、一度作ってみたい思いもあったのでお手伝いがてら私も少しだけ皆さんと一緒に御奉仕させてもらうことにしました。

初日は、あれやってこれやって、はいはい^^;;;でしたが、二日めは要領もなんとのう^^;わかりブログ用にと写真を撮らせてもらいながらのお手伝いです。
(地元の集会所で、以下の工程を何度も繰り返しながら土日2日間にわたり体験させてもらった。)

~「おみみ」の作り方 ~

①「うるち米粉」と「もち米粉」を8対2の割合で混ぜた粉に、砂糖と塩を加えて更によく混ぜ合わせたらボール6等分(着色をするため)にこねやすい分量で小分けします。

 
② 小分けしたボール5つに市販の色粉を混ぜる。1色は白色にするためそのままにする。
単色(ピンク・ブルー・イエロー)は適量を振りかけ、他の色をつける場合(黄緑・オレンジ・紫など)は水で溶いて作ってから粉に加える。少しづつ加えながら優しい色合いで様子を見る。茹でると色は少し濃くなるようです。

 
③ 水を少しずつ加えながら、そば粉をこねる要領で耳たぶより少し硬めにこねていきます。
握って固まるようになったら、コロッケぐらいの大きさの団子に丸め中央をくぼませたら、沸騰して煮立ったお湯の中に色別に分けて入れて茹でていきます。

 
④ 鍋の底に沈んだ団子が浮き上がって茹であがったらボールにすくい上げる。
(調べてみると、この工程を蒸し器を使う方法もあるようです。大勢で大量に作りたい場合は蒸す方が早いのかもしれませんね。)

 
⑤ 団子が茹であがったら、餅つき機で突きます。最初はしゃもじで潰しながら少しづつ塊になるよう纏めながら機械で突きます。あまり柔らかくなり過ぎないようまわす時間にご注意ください。(機械が追いつかない時は、すりこ木で突きながらすり潰してから手でこねて餅にしたのですが、力はいるし大変です!でも、昔はみんなそうやっていたんだと思うとすごいねぇ~^^;)

 
⑥ 突きあがった団子はすぐラップにくるみ、6色の団子がそろうまで暫く包んで置いておく。
すべての色がそろったら、いよいよ^^ここから「おみみ作り」の醍醐味が始まります(笑)。

団子を一色づつ各自が担当して、少しづつちぎり大きさをまちまちに広げながら色よく団子を重ねていき太巻き寿司を作る要領で巻き包みます。(この時、なるべく空気が入らないようにピッタリくっ付けていくのがミソです!)
この太巻きを手持ちの団子玉がなくなるまで、模様を変化させながら作っていきます。

 
⑦ 外側をきれいに包み込んだら、打ち粉をした台の上で金太郎飴のように横に伸ばしながら転がしていき、太さが4~5㎝くらいになったら出来上がりです。

 
その場で何等分かに切り分けたい場合は糸で切り分けるとよいが、一晩置くと包丁が入れやすくなるので、固くなったら1cmの厚みに切り分けて軽く焼いていただくと美味しいです。

 
こんな^^かいらしい「おみみ」が出来上がりました。さっそく近所や親戚に配らせていただきました。

このおみみの色合いは、お釈迦様が入滅されたときに身体が金色に、または五色にと光輝いたという伝承からきているようです。「おみみ」をいただくということは、お釈迦様の功徳を頂くということにつながる有り難いことなんですって^^!

そういえば、このお団子食べると病気にならなかったり、蛇よけのお守りになるんだと母から聞かされていました。


  すごいですよ^^  『 焼いて食すれば  開運招福 心身健康
               身につければ    交通安全 蛇難消除
               財布に入れれば  金運成就 商売繁盛 』  なんですって~~~☆ 

 

コメント
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