ほはとの日誌

個人の日誌として利用

村山古道と富士山登山①(富士宮市、富士市)

2010-07-17 | みろく
村山古道と富士山登山

村山古道は「田子の浦の海抜0m~村山浅間神社(500m)~富士宮口新六合目」までをいうが、今回は村山浅間神社から富士宮口新6合目までと、その先富士山頂上までを歩く。
みろくの会山行(8月28日、9日)の下見である。F氏、K氏と3人で行く。天候は梅雨が明けたばかりで晴れ。
東海道線で辻堂6:12の静岡行きで富士駅7:58着。ここから村山浅間神社までタクシーを利用する。神社は富士宮市にあるが、富士駅から身延線に乗り換えたりしていくより、富士駅からタクシー利用の方が早いと考えた。
神社には8:45に着く。神社の中を見たり、ストレッチをして、神社出発が9:00.
登山口は西側の駐車場の一角に石碑がある。しめ縄を巻き、「富士山 村山口」と彫られている。石畳の道を出発する。

スタート地点(富士山 村山口の石碑)


ガイドブックとしては新ハイキングクラブの雑誌2010年5月号掲載の「村山古道」遠藤明彦著を参考にした。
約3時間歩いて、富士山麓山の村という静岡県の自然体験学習施設の「緑陰広場」(高度1,000m)に着く。ここまでは植林の民有地なので、作業道が交差し、迷いやすいところもあるが、大体「村山古道」の標識が立っている。あるいは目印に赤テープなどがある。ここから先は自然林に国有地で踏み後もしっかりあり、迷うようなところはない。
しかし、蒸し暑くて汗をダラダラかいて、非常に疲れる。

苔むした樹林


富士山スカイラインの道路を2回横切るが上の地点は標高1,610もあり、ここまで登るのに相当疲れて時刻も14:30になり、道路でヒッチハイクしようと試みる。ところが車がさっぱり来ない。自転車を押して登ってきた青年に話をすると、ここの下のほうで車の規制をして、シャトルバス、観光バス、タクシー等の業務用の車以外は、登ってこれないとか。シャトルバスが来たので、手を振っても見向きもされなかった。仕方なく、予定通り村山古道を登ることとする。予定では2時間30分かかる。5時頃つくかもと思う。しかし休憩をどのくらい取るかによって到着時刻は異なる。

瀧本直前で富士山がはじめて見える


倒木地帯を何回も過ぎるが、最後の倒木地帯(2,000m)では折り重なった倒木の下を潜ったりまたいだりで大変な苦労をする。この倒木は1996年台風17号の爪あととのこと。現在では大分倒木を切ってくれた歩きやすくなっているが、この村山古道を復活させた6-7年前は大変な苦労だったと想像できる。

瀧本で休憩


倒木地帯


そのうち宝永山遊歩道とまじわる。
このときは正直ほっとした。17:15~25までゆっくり休む。そしてその先すぐ、17:50に新六合目の「宝永山荘」に到着。

新六合目からの下界(箱根の山)



ついて、すぐに生ビールを飲んだが非常に美味かった。
標高差2,000mを9時間かけて歩くことができるか、最初は不安だったが、最近のトレーニング山行(西岳、赤岳等)のおかげで、何とか達成することができた。


村山古道(村山浅間神社~新六合目山小屋)の地図