HBD in Liaodong Peninsula

中国と日本のぶらぶら街歩き日記です。2024年5月からは東京から発信します

二十八サンチ榴弾砲

2015-03-30 | 旅順を歩く
旅順の二〇三高地の頂上に行くと、二十八サンチ榴弾砲のレプリカを見ることができます。


(日本帝国陸軍が開発した榴弾砲です)


(日露戦争の旅順攻囲戦で威力を発揮し、日本に勝利をもたらした立役者です)

「サンチ」というのは、センチメートルのことです。
つまり、直径28センチメートルの砲弾を飛ばしていたということになります。

帝国陸軍第三軍は、1904年12月5日に二〇三高地の占領に成功すると、ここを監視台にして後方陣地の高崎山から二十八サンチ榴弾砲を使って旅順港内の帝政ロシア太平洋艦隊を攻撃し、一気に殲滅します。

実際に二〇三高地頂上から旅順湾を見下ろすと、かなり遠くに見えます。


(ここから旅順港まで約4キロメートルです。高崎山からは6キロほどでしょうか。よく届いたものだと思います)

資料によると、二十八サンチ榴弾砲の射程は7.8キロメートルだったそうですので、届く計算です。
それにしてもすごい精度ですね。

頂上で110年前の先輩兵士たちの奮闘ぶりを想像すると、毎回身が引き締まる思いに駆られます。
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