瀬戸内地方は雨が少ないです
そのなかでも岡山県は、年間降水量が1143ミリ(2014年)で46位。最下位の年もあります。
年間の快晴日数も多く、雨のイメージがきわめて薄いです。
そこでできたキャッチフレーズが「晴れの国」
その恵まれた日照で育つのが名産のモモやブドウですが、岡山県には他にも美味しいものが多いです。
しょうゆ漬けにした鯛の刺身をごはんの上にのせ、わさびと海苔を添えてお茶漬けにする「鯛茶漬け」もそのひとつ。
鯛は瀬戸内の名産ですが、鯛茶漬けを最初に食べたのは岡山藩主の池田光政。
光政は緊縮財政で藩政を確立した江戸前期の名君で、その質素な家風は「備前風」として知られています。
質素な家風に鯛漬けなどなじまないように思えますが、これにはわけがあったのです。
実は光政は大変な美食家で、鯛が食べたくて仕方がなかった。しかし、質素倹約を下々にきつく言い渡している手前、食べるわけにいかない。
そこで思いついたのが茶漬けでした。いかにも質素に茶漬けを食べているように見せながら、こっそり鯛を食べていたのです。
この頭のよさ、言い換えれば「ずる賢い」ところは岡山県の県民性なのです
そのなかでも岡山県は、年間降水量が1143ミリ(2014年)で46位。最下位の年もあります。
年間の快晴日数も多く、雨のイメージがきわめて薄いです。
そこでできたキャッチフレーズが「晴れの国」
その恵まれた日照で育つのが名産のモモやブドウですが、岡山県には他にも美味しいものが多いです。
しょうゆ漬けにした鯛の刺身をごはんの上にのせ、わさびと海苔を添えてお茶漬けにする「鯛茶漬け」もそのひとつ。
鯛は瀬戸内の名産ですが、鯛茶漬けを最初に食べたのは岡山藩主の池田光政。
光政は緊縮財政で藩政を確立した江戸前期の名君で、その質素な家風は「備前風」として知られています。
質素な家風に鯛漬けなどなじまないように思えますが、これにはわけがあったのです。
実は光政は大変な美食家で、鯛が食べたくて仕方がなかった。しかし、質素倹約を下々にきつく言い渡している手前、食べるわけにいかない。
そこで思いついたのが茶漬けでした。いかにも質素に茶漬けを食べているように見せながら、こっそり鯛を食べていたのです。
この頭のよさ、言い換えれば「ずる賢い」ところは岡山県の県民性なのです