(訂正)裁きの時・・・シャーク、バローニ、カズ中村

英語サイト各所で報じられています。
・10/31に行われたショーン・シャークのヒアリングは約４時間にも渡ったものの、（コミッション側の）手続き上の不備その他の理由で、結論はコミッションが再召集される11/13（火）13:30・・・日本時間11/14（水）午前6時30分・・・に延期された。
シャーク陣営は延期されたことに立腹している。
The Fight NetworkやMMA WEEKLYが詳細をレポートしています。
→レポートによると、この日のヒアリングで、シャークの弁護人ハワード・ジェイコブス氏は、陽性と診断された尿が本当にシャークのものだったのか、という正当性の「穴」を、"Chain of Custdy"の側面で突いています。つまり、採取された尿が採取現場から次の場所へ移送される場合、時間や場所や担当者名などの情報が書かれているのでしょうか「証明書」が必要とされていますが、ジェイコブス氏によると、Mike Figueroa検査官から、テストを監督したCSACビル・ダグラス補佐官の手に採取された尿が移送された際の「証明書」、それからダグラス補佐官からFedExを使って検査を外注しているクエスト・ラボラトリー社（Quest Diagnostics, Inc.,）へ輸送した際の「証明書」、この２つが無いのでは、と指摘しているようです。
その前段には、ブリーフ(要約)ペーパーがコミッションのメンバー全員に行き渡っていないとか、諸々ゴタゴタがあったようです。カリフォルニア州では嘘発見器の結果を証拠として使ってはいけないのに・・・とか・・・。
（専門用語が多くて誤訳の可能性もあります。詳細は原文をご参照ください・・・）
＊ショーン・シャークは今年7月のUFC73で、エルメス・フランカに判定勝ちしたタイトル防衛戦の後、薬物検査でナンドロロンに陽性反応が出て処分（罰金2,500ドル＆1年間出場停止）が言い渡されましたが、違反薬物の服用を否定し、コミッションに異議申し立てをしていました。


・今年6月のStrikeForce-EliteXC でフランク・シャムロックに絞め落とされた試合の後、薬物検査にひっかかり、罰金2,500ドルと1年間の出場停止処分を課されていたフィル・バローニは、停止期間を半分の6ヶ月間に短縮するという裁定を受けた。
The Fight Network他がレポートしています。
10/31のヒアリング後、コミッション・メンバーによる投票の結果３－２で停止期間短縮を勝ち取ったもよう。メンバー1名は投票を危険したそうです。
これにより、バローニの出場停止は今年12/22までとなります。
バローニが陽性だった物質はいずれもアナボリック・ステロイドの一種でBoldenone MetaboliteとStanozolol Metabolite。前者は主に馬のリハビリに使用する危険な（？）もの。
なぜ出場停止期間が短縮されたのか、理由がよくわかりません。どこかでレポートされてます？？？


＜訂正＞
・一方で、9月のUFC76、リョート戦後にマリファナ陽性との検査結果が出た中村和裕は、10/31のヒアリングを欠席したため、結論は先送りとなった。　当初と同じく罰金500ドル＆出場停止3ヶ月がくだされた。
The Fight Networkのレポートの最終パラグラフより。
★正しい訳（by ＧＡＭＥ　ＡＮＤ　ＭＭＡさん）

3ヶ月といっても既にスタートしているはずで（9/22～）、出場停止は12/22までのはずなので、ここまでくると実質「出たいのに出られなかった」期間は殆どなかったことになるでしょう。
本気で覆すなら、J-ROCKもシャーク陣営並みのロビー活動が必要でしょう。