no submit no life/submit or die!
ヒロシです(涙)。



2/24のPRIDE.33で五味隆典選手からゴゴプラッタでタップアウトを奪ったニック・ディアス選手。試合後の薬物検査でマリファナに陽性反応が出て、処分の行方に注目が集まっていました。
MMA WEEKLYによると、ネバダ州アスレチック・コミッションが今回言い渡した処分内容は、、、
●6ヶ月間の試合出場停止(2007年8月24日まで)
※補足:ただし、ディアスは既に眼窩底骨折で6ヶ月間の「メディカルサスペンション(医学的見地からの出場停止)」期間に入っている。停止期限のスタートはともに同じになると思われるので、実質的にディアス選手はマリファナ使用によって1日も出場停止処分を受けないことになるのでは?

●3,000ドルの罰金(ファイトマネー1万5,000ドルの20%)

●試合結果の変更=ディアス勝利/五味負け から 「ノーコンテスト(無効試合)」に変更


記事によると、マリファナの陽性反応は正確には「Delta-9-THC」という成分で計るのですが、ニック・ディアス選手から検出されたこの成分の値は175。NSACのトニー・アラモ医師によると、本来この値が15以上だと陽性だが、NSACではボーダーラインを50に設定しているとのこと。そのため、NSACによって陽性結果が出た場合、それはまず間違いなく陽性(検査値のブレ等の誤判断の可能性が低い)だ、ということです。

アラモ医師曰く「175という値は非常に独特な状況を作り出します。私は試合の現場にいましたが、175の値を示すマリファナ吸引状況では酔っぱらった状態になり、痛みが麻痺して(感じなくなる)しまいます。
マリファナによるこの状況はディアス選手の勝利につながったか?私は(マリファナが)勝利につながったと思います」

NSACへの説明の中でディアス選手は「試合の時はマリファナの影響下にはなかった。通常時、麻薬を乱用していない。吸引したのは1度だけだ。陽性反応には非常に動揺した」と述べたそうです。

NSACによって出場停止処分が下された選手は、試合に復帰する前に必ず薬物検査で陰性反応を出さなければいけないそうです。そりゃそうだよw
・・・・・・・・・・

今回コミッションが「マリファナが試合での勝利に助けとなった」と明言したことで、アメリカン・スタンダードを持ち合わせるSherdog.comフォーラム住人たちからは、当然ながらブーイング噴出です。
ちなみにこの日、他の陽性反応選手-ジョー・ピアソン選手、キット・コープ選手の処分も同様に言い渡されています。

コメント ( 14 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
Unknown (キャップ)
2007-04-11 10:43:40
ヒロシさんこんにちわ。これでGPは確実に無理ですね、ディアスの契約はあと一試合ですよね?けどノーコンテストの場合はどうなるのですか?一試合消化になってしまうのかな?レギュラー参戦してほしいです。五味とは必ず再戦してほしい
 
 
 
Unknown (333)
2007-04-11 11:24:35
酔っ払ったような状態だから打撃貰った部分もあるだろうから一概にお蔭でって事になるんですかね

でもサンチェスとかもノーコンでしたかね?
 
 
 
元々GPは無理でした (ヒロシ・ニールセン)
2007-04-11 11:33:15
http://blog.goo.ne.jp/hiroshi_nielsen/e/248241bf7dbb5ed81444dea8853d75a4

>>キャップさん
上の3/6のブログにも書きましたが、ディアスは元々「眼窩底骨折」のため医学的出場停止6ヶ月が言い渡されていました。なので、元々8/24まで試合ができない=ライト級GPは無理、、、だったわけです。
9/30(日)のライト級GP決勝戦になら間に合うので、そこで誰かとワンマッチやるのもいいかも。

>>333さん
五味の顔面パンチをモロ食らっても立ち上がってきたのがマリファナの影響、ってことですかね。ちょっと無理があるような。しかもディアスは試合を見る限り全然おかしな動きはなかったと思うんだけど。よっぽど五味の方が酔っ払ってた(笑)感じ。あれはガス欠ですが。
サンチェスの試合は、現時点ではまだノーコンテストになっていない模様。
 
 
 
Unknown (AA)
2007-04-11 11:56:30
アメリカ人達のマリファナ使用に対する反応がどうしても理解できないですね。法律でアウトなのに何故容認しようとするんでしょうか?
 
 
 
異文化? (ヒロシ・ニールセン)
2007-04-11 12:10:04
>>AAさん
リアル・ヒッピー世代から脈々と受け継がれる「葉っぱはタバコより害がないんだから」という強い考え方がスタンダードです。米国でも西と東ではだいぶ違うと思いますが、西海岸は特にその考え方が支配的です。
普通の「大人」でもそういう考え方の人が少なくないと思います。
これはあくまで私が昔、1年ほど暮らした経験上の感想ですが。
 
 
 
Unknown (おこ)
2007-04-11 12:39:43
俺もどうしてもマリファナくらいで・・・って思ってしまう。
マリファナ吸った症状はアルコールにかなり似てる。酔拳じゃないんだから酔うほどに強くなるなんてことあるわけないじゃんwむしろ逆でしょ。

法で禁止されてるものだし、キマッた状態で試合するのは危険だと思う。罰を受けるのも当然だと思う。でもノーコンテストはちょっと重すぎじゃないかな。
 
 
 
Unknown (ヒロシ・ニールセン)
2007-04-11 12:51:59
まぁ、ルールはルールですからね。

三崎流に言うと、試合にも喧嘩にも勝ったのがディアスだが、ルールに負けたってことにしましょうw
 
 
 
Unknown (dennis)
2007-04-11 13:04:21
もしかして

五味の喧嘩には勝ってた発言が加味されたのか!w
 
 
 
Unknown (ヒロシ・ニールセン)
2007-04-11 14:01:54
>>dennisさん
うっかり忘れていましたが、五味も言ってましたっけ?>喧嘩発言
格通前号の五味のインタビューには、いろいろ書いてありましたね。
私は五味ファンなんですけど、彼の「ベガスを楽しんだ」的なスタンスは、大リーグNYヤンキースで米国デビューした井川投手の「気持ち良かった」発言(敗戦後)と似てますね。年齢も近いし、この世代特有なのか?
 
 
 
Unknown (キャップ)
2007-04-11 15:37:43
本文にも書いてましたね?噂でシード枠で出るかもと聞いたもので…。そもそもコミッショナーってなんだろ?なぜそんなに権力があるのですか?
 
 
 
Unknown (Unknown)
2007-04-11 16:34:44
公的機関だから
 
 
 
Unknown (ヒロシ・ニールセン)
2007-04-11 18:14:10
>>Unknownさん
ごもっともです。

NSACは何もUFCだけに絡んでいるのではなく、元々はボクシング全般ですからね。
こちらがNSACの公式サイト
http://boxing.nv.gov/

日本の総合では修斗がコミッショナー制度をとっていますね。
 
 
 
Unknown (松本キック)
2007-04-12 01:09:44
なかなか難しい問題ですが、いくらノーコンテストにしたところでファンからあの惨敗イメージは消せないでしょう。少なくとも佐藤大輔は消さないはず。
 
 
 
Unknown (ヒロシ・ニールセン)
2007-04-12 01:48:14
>>松本キックさん
イメージが消せないどころか、「ディアスが実質勝利」で殆どの人は異論ないでしょう。
 
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