パンクラス生観戦（ネタばれ含む）

一昨日のPRIDE武士道（11）に続いて今日はパンクラスを生観戦。もうPRIDEは興行を中止するかもしれないので、日曜の武士道は貴重だったかな。

実はパンクラスは初生観戦。立ち上げ当初から、好きな選手が含まれてなかったし、ヘビー級選手が少なかったりで、当時はスルーしてました。
っといっても、今のパンクラスは、総合格闘技の場。この日、知り合いが試合をするので観に行った、という事情もありますが、その彼が見事激勝！おめでとう。たまに道場に出稽古に来て、スパーリングをしたこともある彼。次はどこのリングにあがるだろうか。ぜひがんばって欲しい。

では生観戦雑感。途中からなんですよ、仕事でだいぶ遅れてしまいましてね。。。
＜◆第４試合　パンクラスアテナ　５６キロ契約３分３Ｒ＞
×伊藤あすか（パンクラス稲垣組）
（判定０－３）
●ＳＡＹＡＫＡ（ガールファイトＡＡＣＣ）
小柄なグラップラー、SAYAKAが稲垣組のストライカー系（？）パワフルガール、伊藤あすかに隙を見せることなく、巧みに試合を展開。伊藤の圧力に屈することなく、技で文句なしの判定勝利。女子格ってグランドでの打撃が禁止なんでしょうかね。男子以上にサブミッションの技量が必要だろうな、と思った次第です。SAYAKAのセコンドについていたフジメグ（初めて間近で見ました）、生で見るとイイ女ですな（汗）。

＜◆第５試合　第２代ヘビー級王者決定トーナメントＢブロック準決勝　５分２Ｒ＞
●アルボーシャス・タイガー（ラトビア士道館）
（１Ｒ１分３５秒、ＫＯ）※左フック
×三浦康彰（禅道会広島支部）
ケガで欠場の野地竜太の代役として、リザーブマッチで玉海力に勝った三浦が登場。しかし、アルボーシャスとのレベルの差は隠せず、１R中盤でパンチでKOされてしまった。まだ若い。風格はあるから、あとは経験を積んで実戦力をつけてほしい。日本人の重量級は層が薄いので期待しましょう。アルボーシャス、調子が良さそうで、キックを見せる場面がこないうちに終わってしまいました。
これで8/27横浜文体での決勝は、ポアイ菅沼vsアルボーシャス・タイガー
に決定。ポアイを応援しておりま～ス。

＜◆第６試合　初代フェザー級王者決定トーナメント　５分３Ｒ＞
×志田幹（パンクラスＰ’ｓＬＡＢ東京）
（３Ｒ２分０３秒、ＫＯ）※左フック
●ＤＪ．ｔａｉｋｉ（Ｋ．Ｉ．Ｂ．Ａ．）
前田吉朗をKOで下して一気に注目の的となっているDJ.taikiが「前田を倒すために会社を辞めて格闘技に専念」している志田と対戦。まぁ、志田の方が格上ではありますな。
試合は一進一退の攻防。まさに互角。taikiは前田戦の時と違ってプレッシャーを感じているのか、動きがカタ過ぎ。髪型を変えたのがマズかったかな・・・。スタンディングでのボクシング状態が続くが、両者ともなかなかクリーンヒットがない。２R、志田がtaiki をパンチで追い込む場面もあったが、決定的なダメージは与えなかった。
迎えた３R、taikiのパンチがヒットし出し、そのうち相手側コーナー付近でイイ感じの連打を決めて志田が崩れると、レフェリー・ストップ。ちなみにほぼ同時、セコンドの北岡悟がたまらずタオルを投入していました。
フェザー級「トーナメント」といいつつ、1回戦が準決勝という４人によるトーナメント。今更だけど総当り戦にすればよかったのに。。。ということで、決勝に名乗りを上げたのは、まずDJ. taiki。

＜◆第７試合　初代フェザー級王者決定トーナメント　５分３Ｒ＞
●前田吉朗（パンクラス稲垣組）
（２Ｒ４分３６秒、ＫＯ）※（ＫＩＬＬＥＲ　ＢＥＥ）跳びヒザ蹴り
×山本篤
衝撃のメインイベント。
王者たる前田に、新進気鋭、KILLER BEEの山本が挑む。
序盤は完全に両者とも牽制のみ。１Rは試合が動かず。２Rに入ると前田のしなやかなキックや、パンチが当たり始める。山本も負けじとパンチを当てていた。キックは出てなかったですねぇ。と、そんなイイ感じで試合が動き出したところで、前田のローキックが山本の股間をヒット。金的ですね～。相当痛いはずですが（実際、相当痛そうでしたよ）、私が想像していたより短時間で試合を再開。え？と思った。リング上に、そんな形で一瞬”魔が差した”と言えるのだろうか、再開してまもなく山本は前田の左右フックなどでコーナーポストを背に大きく後退。追い込まれたところに、電光石火のごとくの素早さで前田の飛び膝が！！！これが山本の顔面を撃ち抜いてしまった。失神KO。

＜まとめ＞
いつもPRIDEを埼玉スーパアリーナで、一番安い席から観戦して満足していましたが、後楽園ホールの、真近くでの観戦は、同じ総合格闘技とは思えないくらい激しく生々しいものだった。狭い会場でやる興行も悪くないなぁ、と痛感しました。

試合後、ロビーにてカワジリ選手と記念撮影。