Five Ounces of Pain!のサム・カプラン氏がダナ・ホワイトへのインタビューで興味深いコメントを引き出しています。一部はUFC75の記者会見時と重なる発言もありますが・・・。
インタビューの全容はCBSSPORTS.comに掲載されています。
まずはPRIDEについて語っている部分だけピックアップしてみます。
誤訳、勘違いがあったらご指摘願いますm( )mQ: 結果論で批評するのは簡単なことだけれど、しかしながらPRIDEの終焉に関して、後から考えるとズッファ社は、PRIDEの資産を買収するにあたっての資産査定で、誤算があったと感じていますか?
◆ダナ・ホワイト(DW): いや、誤算はまったくなかったね。俺はPRIDEのライブラリ(映像アーカイブ?)が欲しかったんだ。これこそが俺が欲しかったものだ。だから、誤算なんかはなかったね、、、ただし取引全体が悪夢のようだったことは除いて。
俺たちに計算違いはなかったんだ。俺たちはライブラリが欲しくて、そしてそれをゲットしたんだ。
Q: それを悪夢だと気づくに至って、もしあなた達が今把握していることを当時わかっていたら、あなた達はそれでもこの取引を進めたでしょうか?
◆DW:うん、進めていただろうね。
Q: それはあなたが、ライブラリに価値があると感じていたから?
◆DW:俺にとってはそうだね、価値があったね。個人的に俺はライブラリが欲しかったんだ。
Q: PRIDEを買収した時、ズッファはPRIDEの選手たちの契約がどういう仕組みになっていて、その契約が新会社に移行できるのかどうか、という点について、どのように理解していたのですか?一部の選手は契約を継続したいように見えた一方で、契約したくない選手もいたように見えましたが。
◆DW:それこそが百万とある悪夢の最たるものだ。再度言おう、100万ある悪夢の1つだ。ビジネスの歴史上最悪の取引だった。クレイジーだ。PRIDEは、本当に破産していたんだ。PRIDEは資金が底をついていて、何も残っていなかった。我々は”会社”が欲しくて、交渉に乗り出し買収したんだ。それがいかにクソったれで気狂いじみていたかは問題じゃないんだ。俺たちは欲しかったものをゲットしたんだ。
Q: あなた達は、PRIDE選手の契約が自動的に移行されるという印象を持たれていたんですか、それとも選手たちとは再度契約を結ばなければいけないことをわかっていたのですか?
◆DW:それは不完全なものだったんだ。一部の奴らについては我々は把握していて、それ以外に把握していない選手もいたんだ。
Q: 買収に際して直面したすべての問題をみて、『アソシエイテッド・プレス』に書かれていた買収金額を調整するようなことはなかったのでしょうか?
◆DW:俺らは最終金額を公にしたことはないぞ。
Q: しかし、『アソシエイテッド・プレス』に書かれていた金額に近いのではないですか?
◆DW:俺が金について話さないことくらい、お前もわかっているだろ?
その他に・・・
●ブロック・レスナーとはまだ契約に至っていないが、契約する自信がある。奴のことは、人間性が好きなんだ。俺らは個人的に気が合う。
※カート・アングルとの比較で、ダナはMMAにまじめに取り組んでハードな練習をするレスナーを非常に高く評価しています。一方、アングルとは数回会っているものの、レスナーのような態度は見られず、興味はない、といった具合。
●GSPの次の対戦相手は、12/29のマット・セラvsマット・ヒューズの勝者だ。それはカナダでの興行になるだろう。
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http://ufctakedown.com/2007/09/03/dana-white-sounds-off-again/
レスナーとカート・アングルについて、こちらの日本語の表現だとハゲがアングルに興味がなく、レスナーに高い評価を与えてるように読めますが、オレが原文読んだ限り「アングルはMMA進出に興味が無いみたいで真剣にはうけとってない。かたやレスナーはまだ若いし本気でやる気があるみたいだ」という意味にとどまってるようにとれましたが。
まあ、「どっちでもいいよ」みたいないつもの高飛車な態度っちゅーか・・・
なんかこのハゲ、オリエンタルを見下してる人種差別主義者みたいな印象が、このインタビューで・・・。
デニス・カーンについて「韓国だけで大人気みたいだな」みたいな言い方や、Dynamite!の名もあげず「smaller organization」と呼んでみたり(笑)。どっちも実際そうかもしんないけど、それ言ったらみもふたもないのに。
もしこの態度のまんまで交渉したら、そら日本のテレビ局はソッポむきますわ。えらくなったもんだのー、ティトの腰巾着も。資本主義万歳(棒読み)
冷静に考えると、他の勢力が新PRIDEみたいなものを、旧体制ベースで作り上げても映像のアーカイブや音楽などPRIDEの権利物は使えなくした、ということだね。
ビジネス的に考えると正しいのかもしれないけど、ライバルはつぶしちまう、ということか。つまらん奴だね。
そうなるとHEROSのPRIDE化を皆でたくらむのは悪くないかもしれないですね。今のつまらん番組構成は佐藤大輔がやれば解決するわけで。
何か残念ですね。
アメリカでのMMA熱が冷めたらどうなるんでしょうかね?
皆さんどう予想しますか?
あのままUFCが買収しなくても、結果は同じだろう。
というアレはさておき、今後の注目は、、、やはり旧PRIDEファイターたちが今後、どういう場に戦いの場を求めるか。
日本人でUFCに挑戦する、または海外のUFC以外のプロモーションに行く選手はどの程度いるのか、とか。
DEEPの役割も、これまでとだいぶ変わってくるでしょう。
うーん、ネット上の反応を見るに、去年までの榊原氏のいた位置にダナが座った感が有りますなあ。
ただ、まあ榊原氏が受けたのよりも数が多そうな事を考えると、PRIDEはつくづくファンに愛されていたんだなあ。
私腹を肥やすことだけに熱心で最後も選手と社員とファンを置き去りに自分だけ大金掴んで逃げた、その罪を忘れてはならないと思います。
愛とか何とか、ファンも早くマインドコントロールから脱してほしい。氏がダナやロレンゾを騙した結果、仕返しを受けたのがファンに他ならないのだから。
結局PRIDEを売却して得た金は、今頃どこでどうなっているか分からないからな。
しかし、裏から投資された金の回収を迫られて、
慌てて売却せざるを得なかったペテンも、ここまでの惨状は想定外だろう。
そのうち外も歩けなくなるわな。
問題は、いつの時点からこういった金と人脈がPRIDEに入り込んでいたかだ。興行のスタート時か、あれが道筋を作ったのか。
まあ何れにしろ、あのPRIDEは戻って来ないんだな、、
ヒロシ・ニールセンもまだPRIDEが少しは好き?それとも、もうどうでもいい感じ?
そしてうまいことUFCに悪役を演じさせることにも成功した
なんと素晴らしい元P●IDE経営陣
番組構成はプロデューサーの仕事で佐藤大輔の仕事ではないですね
映画でもテレビでも広告でもそうだと思うのですが、厳密に言えば構成を作家やプランナー、脚本家と言われる人が担当します。
プロデューサーはプロジェクト自体の管理者です。そういう意味ではプロジェクトの構成をするでしょうし、番組の構成自体に関わらないとも限りません(現場では必ずしも完全分業されているわけではない、という意味で)
番組構成をプロデューサーがする、というのはちょっとないと思います。また、最近が構成作家やプランナーを使わないケースも増えてきており、佐藤さんのようなディレクターが組み立てるケースは多いです。
佐藤氏、煽りVアーティストと言われていますが、そもそもはCXのプライドチームのディレクターなわけで、煽りVのみの作業をしているわけではないと思います。PRIDEの場合はオープニングとエンディングのVも作っており、番組の構成、してますよ。CX時代から総合演出を確か、やってたと思います。
↓
とりあえずシロナマズはシメなきゃならんよ!こいつがやってるのは「金」「言葉」「権力」の暴力以外の何ものでもねぇよ!
今のところこんな感じで経過してますな。
これからの日本格闘技界に期待しましょうよ。
今のプライドの状態にしたって結果論でしょう。決起集会の後、夢の戦いが見られると喜んでた人は多かったわけだし。
フィッシュマンやエリートにしたって外資なんだから、妨害が本当にある場合同じ状態になっていた可能性高いと思うよ。
日本の上場しているような企業は、ちゃんと銀行から融資を受けてない会社には手を出せないよ。
他の業界でもよくあるみたい。金の流れが怪しい企業の場合外資に買って貰って掃除してもらう事。
後選択肢といったら、プライドの表も裏も知り尽くしたFEGに売るくらいだと思うけど、二十億近いといわれるDSEの負債以上の金額を払えるとは思わないないな。
ボー犬の脅威はなくなったけど、UFCの巨大化に加えて、NBAのオーナーとフィッシュマンが組んだ団体も生まれるみたいだし、日本の格闘技界がこのままと言う事はないでしょう。
業界再編に動いているのは間違いないでしょう。
今年の年末にむけて、信じられないような展開になると思います。
最後のほうは、サムライの座談会、高須氏のブログ、紙プロ、2ちゃんの自称関係者(笑)をソースにした自分の妄想ですけど、明るい未来を感じるんです。
どのサイトに行っても旧経営の非難ばっかりだし、結局真実の根っこの部分は榊原さんにしかわかんないし他人がガタガタ言ってても同じ事の繰り返しで先はないと思う。ドコでも半分噂と合わせたオリジナルな話ばかり(笑)それか100%ガセか噂。もっと広い視野と心と判断力で日本の格闘技界を見なくては先に進めない!同じ事の繰り返しになるよ!ただ、ダナの正体はバレている(笑)
そこはもう、「広い視野と心と判断力」の埒外で。
まあ、
総論では久保社長のベクトル。+FEG的なメディア戦略と言うのでほぼ満点回答だと思うんですよね。
ただ、それもUFCも含めて海外興行の映像、情報が日本でも容易に共有される環境があっての事ですが。
過去の試合映像(ライブラリ)を見るのは好きですよ。最近サムライで深夜にPRIDEの再放送をやっていますが、やっぱり”華”がありますね。
当時は「こんな糞カード組みやがって」とか不満タラタラでしたが、時間というフィルターが記憶からネガティブな部分を濾過してしまうので、なぜかPRIDEには郷愁的な「良いイメージ」しか残っていないですね。
最後のPRIDE興行(4月)を生観戦できてよかったです。PRIDEファイナルが藤田vsモンソンというのはちょっとアレな感じですがw、、、
ライブラリが好きってことは、ダナと同じってことかw
紙プロのシュウ・ヒラタ氏のインタビューは読まれました?同氏の「日本人選手はこうやっていけば~」の話は説得力あると思いました。
こいつだけは許さな!!
潰れてもUFCで使えるズッファより、
新PRIDEを起ち上げないと利用価値のないフィッシュ
マンの方が良かったかも。
ダナはアメリカのUFC人気で、
日本のテレビ局にも強気の交渉だっただろうし。