ひろりの手づくりらいふ ~hirori's diary~

パッチワークキルトやハワイアンキルト、パンやジャムなど手づくりした事を中心に、日々の出来事や旅行の事などを綴っています

明治の饗宴に行って来ました

2024年03月23日 | 旅行・お出かけ
 
 

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昨日は、「明治の饗宴」に行って来ました。

(画像多めです)

 

 



すっきり晴れて気持ち良い日で、大阪環状線桜ノ宮駅から大川沿いに歩いています。
 
 
 
 
 
旧桜宮公会堂です。
 
正面玄関部分が重要文化財です。
 
この旧桜宮公会堂は、天皇陛下が訪れた造幣局の金銀貨幣鋳造場の正面玄関を移築して建てられた旧明治天皇記念館です。
 
初めて来ました。
 





赤い絨毯に気分が上がります。
 
旧桜宮公会堂は、現在結婚式場として使用されているそうです。
 
 
 

 
 
「明治の饗宴」は、この日だけのイベントです。

明治時代のランチの始まりです〜
 
 
 
 


前菜です。
 
香草を効かせ低温調理したスモークサーモンのショーフロア
 
オマール海老のビスクをジュレに卵黄クリームとマヨネーズのベール
 
見た目はマシュマロのようでしたが、味はサーモンです。
 
 
 



パン、スープ、肉料理、デザート、コーヒーの順でした。
 
 
スープ 
 
コンソメ ア ラ ペイザンヌ
 
コンソメのスープでした。
 
 
肉料理
 
国産(ビーフ)ロースのグリエ
 
人参とじゃがいものグラッセブラン
 
カフェ香るブールコンポゼとグレイビーソース
 
お肉の上に乗っているブールコンポゼは塩分多めで、前菜も塩辛かったので明治時代の料理はかなり塩分多めだったと思われます。
 
 
デザート
 
苺のババロア
 
 
焼き立て自家製パン
 
とても美味しいパンでした。
 
 
コーヒー
 
 
 
泉布観VR完成披露上映会と言う事でスクリーンで、泉布観(せんぷかん)の建設当時や歴史などのビデオを観ながらの食事でした。
 
ビデオ終了後、大阪歴史博物館の学芸員の方から、さらに泉布観の説明がありました。
 
 
 

 
 
重要文化財の泉布観です。
 
設計はアイルランド出身のウォートルス氏です。
 
食事をした旧桜宮公会堂の南隣に建っています。
 
竣工が明治4年で、大阪で一番古い洋館です。
 
こちらも初めて来ました。
 
ずっと来たかった所です。
 
普段は公開されていませんが、年に一度この時期に見学会が開催され、事前に申し込みが必要です。
 
 
 
 
 


建設当時のガス灯(現在は電気)
 
1階廊下の天井は高く4、5mあるそうです。
 
 
 
 


 
 
1階の玄関直ぐ左の部屋で、泉布観で一番大きな部屋で元食堂です。
 
 
 
 




階段です。
 
床のタイル柄はタイルが当時高価だったため木にペンキでタイルを模して書かれています。
 
現在は床の保護の為に赤いじゅうたんが敷かれています。
 
 
 
 




階段の欄干の飾りは蓋付きの茶器だそうです。
 
 
 
 
 
 
 
2階 玉座の間
 
行幸の際の天皇の御在所として使用された部屋です。
 
天井から吊り下がったシャンデリアがない部屋です。
 
 
 




 
ブランケット式の照明と鳳凰の飾りです。
 
 
 
 

 
 
2階で暖炉の上に大きな鏡がある部屋です。
 
こちらの暖炉には装飾タイル(当時のヨーロッパでブームだったジャパネスクの花・鳥・魚の柄)が使われています。
 
 





ベランダ(正式名称はヴェランダ)
 
 



この泉布観の特徴であるピンクの手すりとブルーの扉は建設当時のままだそうです。
 
その当時はこの色彩が珍しく最先端だったようです。

 

 



泉布観の見学が終わり、道路を渡った所にある造幣局に行きました。
 
 
 

 
 
造幣局敷地内の造幣博物館です。
 
 




造幣博物館入って直ぐに大時計が展示されています。
 
この大時計は1876(明治9)年、大野規周氏によって製作されました。
 
当時の金銀貨幣工場の正面に取り付けられていました。
 
1998(平成10)年に修理を行い、今も時を刻んでいます。
 
その後ろに、当時の外壁のレンガ壁がそのままの状態で保存されて展示されています。
 
 
 



こちらの造幣局では日本の貨幣を作っています。
 
1円だけは昭和30年に発行されてから一度もデザインが変わっていないそうです。
 
 
 
 


造幣局の建設や貨幣発行に貢献された人たちのレリーフが展示されてました。
 
一番手前はトーマス グラバーさんです。
 
長崎のグラバー邸のグラバーさんが造幣局の建設にも関わっているとは知りませんでした。
 
左から3番目がトーマス・ウォートルスさんです。
 
トーマス・ウォートルスさんの弟さんが冷蔵機械の会社を日本で作ったそうで、その会社が今のニチレイだそうです。
 (大阪歴史博物館の学芸員さんのお話から)
 
 
 
 

 
 
東京2020オリンピックのメダルも展示されています。
 
オリンピックのメダルも造幣局が作っているのですね。
 
 


 
 
金メダルです。
 
 




江戸時代の天秤と分銅も展示されていました
 
デザイン的に美しく感じますね。
 
 
 

 
 
これまで幻の貨幣もあったそうです。
 
 
50銭銀貨幣 1918(大正7)年
 
銀が高騰し、鋳潰される恐れが出たため発行されなかった銀貨幣
 
 
陶貨幣 1945(昭和20)年
 
戦況の悪化による金属材料不足で陶貨幣の製造を開始しましたが、製造予定枚数に達する前に戦争が終わり発行されなかったそうです。
 
 
10円洋銀貨幣 1950(昭和25)年
 
貨幣材のニッケルが高騰し、鋳潰される恐れが出たため発行されなかったそうです。
 
 
 
展示は他に大判小判や金銀貨幣、各種メダル、記念コインなどや、貨幣製造の機械や過程などが分かりやすく展示されていました。
 
 
 
造幣博物館
 
(大阪市北区天満1-1-79 造幣局構内)
 
開館時間9:00~16:45(入館は16:00まで)
 
入館無料
 
 




造幣局の旧正面玄関(国指定 史跡)

創業当時の正門だそうです。

両脇の八角形の建物は泉布観同様ウォートルス氏設計で、正門の衛兵の詰所として使われていたそうです。

 

 

 




夕方になってしまいました。
 
帰りは京橋駅まで歩きます。
 
国道1号線を歩きます。
 
 
 
 



大川を渡っていたら、大阪城の天守閣が見えました。
 
分かりますか?
 
画像の中央辺りです。
 
 



拡大画像です。
 
ビルに隠れていますが、天守閣の上部が見えています。
 
 
 
 



京橋駅近くでティータイム。

楽しい一日でした。

 

 

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