ひろきち劇場NEO

ソフトウェア開発から写真、旅行、ダイビングまで寄せ鍋風にお届けするブログ。ええダシが出てる・・・かな

ドイツの夜(1~2日目)

2010年07月26日 | ◆ドイツ
ドイツ初日の夜は夕食会を開いてくれて、近所のイタリアンへごちそうになりに行った。

普段あまり顔を会わさない連中で飯を食うので、たまに話題に行き詰まる。特にエンジニアは話下手だったりするのでなおさらである。なので、ちょっと気を使って話題を振ってみたりするわけである。

ひろきち「あのさ、ちょっと聞いたんだけど英語とドイツ語って似てるんだって?」
ドイツ人「え、そう?」
ひろきち「うん、なんかそう聞いたことがある」
ドイツ人「日本語よりは似てると思うけど」
イギリス人「英語がドイツ語の影響を受けてるんだよ。むかし侵略されたりしたからね。」

おい、侵略とか言うなよ。歴史問題に発展したらどうするんだ。ここはさらっと話題を変えよう。

ひろきち「えーそうなんだ、ちなみに・・・」
イギリス人「だからね、いろんなところに昔の国境線とかがあるんだ。たとえばXXXとか」
イギリス人②「あとXXXとかね」
イギリス人「そうそう」

まずい、ドイツ人が黙ってしまった。さすがにコメントしづらいだろう。ドイツ人のイギリス侵略から話題をそらさねば。

ひろきち「ローマ人からも侵略されたんだよね」
イギリス人「そうそう、よく知ってるな」
ひろきち「うん、なんか遺跡があるだろ、北の方に」
イギリス人「あるある」

ここで話題がいったん途切れた。しかしドイツ人は黙ったままだ。なんとかせねば。

ひろきち「で、言語の話だけどさ、英語がドイツ語に似てるって思った事ある?」
ドイツ人「ないなあ。まったく。」
ひろきち「へえ、Wikipediaによれば英語もドイツ語もヨーロッパ・インド語族っていって、同じ分類らしいよ。」
ドイツ人「日本語は何かに似てるのか?」

そう来たか。まあ侵略戦争の話よりよっぽどいいわ。

ひろきち「韓国語は文法的には95%くらい同じだって日本語を話す韓国人が言ってたね。」
イギリス人「じゃあ君たちはお互い話してること理解できるのか?」
ひろきち「いや、単語が全く違うから分からないよ。」
ドイツ人「文字も分からないのか?」
ひろきち「まったく分からないね。ハングルっていう別の文字を使うから。」
ドイツ人「へえ、そうなのか」
ひろきち「そういう意味では中国語は文法的に全く共通点はないけど、同じ文字を使ってるから分かる場合が多いね。」
ドイツ人「文法は韓国語と似ていて、文字は中国か。いったいどっちがパクったんだ?」
ひろきち「日本だよ。あちらは大陸文化で、こっちは小さな島だからね。向こうの方が発展してたはずだよ。」
ドイツ人「なるほど」

日本が異国の文化をパクったということで話がまとまった。なんか損した気がする。

この後はイギリスの職場にも英語が無茶苦茶な奴がいるという話や、日本人でもあいつはちゃんとした英語を話すとか、ひろきち、おまえの英語も上手いぞ、アメリカなまりだけどな、とかちょっとほめてもらったりして、無難に飲み会らしい話が続いてこの日の夕食会は終わった。

翌日は同行している日本人といっしょにホテルで食べた。他愛もない話や、仕事のことなどについてゆるゆると語り合ってリラックスできた。やっぱり日本人同士は楽である。



これはヴァイスビアとかヴァイツェンビアとかいう、小麦を多く使ったビール。日本の銀河高原ビールがこの部類に入るけど、日本のは飲めない。ドイツのは割とおいしくいただけた。



料理は肉。ワインといっしょにおいしくいただきました。



外で食べて気持ちよかったのですが、ハエが多くてうっとうしかったです。



22時を過ぎてようやく暗くなり始めました。さすがヨーロッパですね。


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