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秋華賞(GI)調教診断

2007-10-13 02:59:23 | 調教診断
ベッラレイア、悲願のGI制覇へ抜かりなし
ヒシアスペン脚捌き軽快で、集中力に富む


【アルコセニョーラ】○ 前脚をピンと張り出し、好調キープ
南Dを単走で5ハロンから。完歩の小さいピッチ走法で見た目ほど時計は出ないが、前脚をピンと前に張り出したフットワークで逆手前のままだったが、好調をキープしている。中間は5ハロンからを2本。いつもどおり。

【ウオッカ】○ 大きな完歩で、見た目以上のスピード感
掛かり気味で、いつもの坂路調教でも時計になる。最終追いは四位を背に坂路を単走で。引っ張り切りの手応えのまま、ラスト1ハロンで軽く手綱が放たれる。ストライドが大きいためスピード感こそないが、軽い脚取りで12秒2。一週前にはCWで3頭併せを追われ、乗り込みは入念。前向きな気性で久々も問題ない。あとは馬体の張りがどこまで回復しているか。

【カレンナサクラ】○ 全身を使った弾むようなフットワーク
梶(レースは武士沢)を背に南Wを単走で最内を回り、5ハロンから。直線でスッと左手前に替えると、尾っぽを振り上げていたが、弾むようなフットワークで全身を使った迫力ある動き。デキは良さそうだ。

【クィーンスプマンテ】○ 軽く伸ばし、ラスト1ハロン11秒9。
坂路を単走で。引っ張り切りのまま、ラスト1ハロンで軽く伸ばされると、余裕残しで11秒9。もう少し首をうまく使えるといいが、行きっぷりは抜群。

【ザレマ】○ 質、量、ともに濃密
川田を背に坂路を単走で。手応えを残したまま、ラスト1ハロンで目一杯追われる。頭の高い走法だが、チップを蹴り上げるダイナミックな動きで51秒6-12秒5。1週前にも余裕残しのまま51秒5-13秒1。質、量、ともに文句なし。

【ダイワスカーレット】○ 力みなく軽快な足取り
安藤勝を背に坂路を2頭併せ。終始、引っ張り切りの手応えで登坂。軽快なピッチで、終始リラックスしていた。速い時計こそ出していないが、普段の乗り込みを増やしている。強調できる内容ではないが、力みがないことを評価したい。

【タガノプルミエール】○ 追走遅れも、大トビで推進力ある動き
高田(レースは橋本美)を背にDWで長めを2頭併せの外、追走。パートナーが大きく先行していたためクビ差遅れたが、大きなフットワークで推進力に溢れた動き。中間に一頓挫あったようだが、長めを急ピッチに乗り込まれている。

【ハロースピード】○ 追って重心高いも、四肢を目一杯伸ばした動き
南Wで単走を5ハロンから。前脚を高く突き上げるフォーム。相変わらず重心は高いが、四肢を目一杯伸ばした走りで、まずますの動き。66秒-12秒6。

ヒシアスペン】◎ シャープな脚捌きで集中力に富む
DWで単走を6ハロンから。馬任せのまま、ラスト1ハロンで軽く気合いを付けられると、内へモタれる。だが、それを矯正しながらゴール前でスッと左手前に替えると、シャープな脚捌き。顎をグッと引き、集中力にも富んでいた。良い走りをしている。

ピンクカメオ】◎ 軽やかなフットワークで登坂
後藤を背に坂路で2頭併せ。終始、引っ張りきりの手応えのままで51秒7―13秒0。軽やかなフットワークで好気配。集中力も感じさせた。一週前にビシッとやられ、輸送もあるので十分。

【ブリトマルティス】○ ゴール前で右手前に替え、もうひと伸び
幸を背に坂路を単走で。ラスト1ハロンで一杯に追われると、ゴール前で苦しくなったところで右手前に替え、もうひと伸び。頭は高いが、51秒7-12秒8と全体の時計も優秀。

ベッラレイア】◎ 攻め強化、抜群の脚力
天才・武豊を背に坂路を単走で。テンに掛かったため、オーバーワークを懸念してラストは手綱を持ったまま。ラストは13秒0を要したが、全く問題ない。重心が低く、力強い脚捌きは相変わらず絶品。一週前に50秒5-12秒4と抜群の動きを披露し、万全の態勢といえる。

【ホクレレ】○ 前捌き硬いも、行きっぷりよし
坂路を単走で。テンから12秒7-12秒6と飛ばし、最後は13秒2を要したが、手綱を抑えていたためで全く問題ない。少し前捌きは硬いが、軽快な動きだ。

【ミンティエアー】○ 力強い後肢の蹴っぱり
北Cで単走を5ハロンから。馬なりのまま、ゴール前にサッと伸ばされると、力強い後肢の蹴っぱりで一気に駆け抜けた。この中間は5ハロンから65秒前後を3本出し、仕上がりは良い。

【ラブカーナ】○ 全身を目一杯使ったフットワーク
CWで単走を6ハロンから。430㌔台と小柄なタイプだが、全身を目一杯使ったフォームで迫力がある。2週続けてビシッとやられてきた。あとは馬体維持が鍵。

【レインダンス】○ 左へモタれるも、脚捌き軽快
坂路を単走でサッと伸ばされた。最後は左へモタれ気味だったが、相変わらずピッチの利いた回転の速いフットワークは目に付いた。一週前より動きは良化している。力は出せそうだ。

【ローブデコルテ】○ 脚捌き実にパワフル
福永を背に坂路を単走で。終始、余力残しの手応えで最後、少しだけ気合いを付けられ、51秒4-12秒6。頭は高いが、脚捌きは実にパワフルで真一文字に坂路を登坂した。一週前も坂路をビシッとやられ、動き自体は久々を感じさせない。あとは鼻出血明けとの戦い。

来週の菊花賞は栗東トレセン観戦記を掲載予定


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