奇跡への絆

図師ひろき

東南アジア研修を振り返って4

2009年11月28日 22時48分29秒 | Weblog

 ジャカルタ市内の老人ホームの視察に行って来ました。

      

 いきなりですが、これは何をしているところでしょう?

         

 答えは“リラクゼーション”の時間でした。

 緩やかな音楽の中で、職員の促しにより心と体を解き放ち、瞑想されている光景は、日本の老人ホームでは見たことのないものでした。

      

 この老人ホームは、60歳以上の方が利用でき、現在110名入所されていました。

 入所費用は、月2万円程度ということでしたが、一般的なサラリーマン世帯の平均月収が1万円程度のインドネシアにとっては、かなり高級な老人ホームということになります。

 もちろん日本のような、介護保険制度もありませんので全額自己負担となります。

 この規模の老人ホームが、ジャカルタ市内には20ヶ所ほどあるとのことでしたが、人口約2300万人の巨大都市であることからすれば、かなり少ないような気がしますが、インドネシアでは施設型福祉ではなく、家族を中心とした在宅型福祉が主であることの現われでもあります。

    

 これは歩行訓練用の手すりですが、足元にご注目!

     

 石が敷き詰められており、歩行訓練と同時に足つぼマッサージの効果も得られる優れものでした。

         

 職員の方々はもちろんのこと、入所者も満面の笑みで対応していただき、心和むひと時でした。

 施設長さんの

 「私たちは一人一人の“ヒューマンライフ”を大切にしたサービスを提供しています。」

 の言葉は、国は違えども福祉の目指すところは一緒であることを教えてくださいました。







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2 コメント

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Unknown (Fit)
2009-11-29 18:34:52
インドネシアは在宅介護が多いんですね。 

日本のように高齢者の夫婦が単体で暮らしている率はどのくらいあるのでしょう? 

介護保険なども整備されていないのなら、なおさら気になります
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Unknown (SAKURA)
2009-12-02 13:28:00
インドネシアでは、お金持ちしか老人ホームに入れないのですね…

では、老人ホームに入っていない方々は、在宅ではどんな生活をしているのでしょうか??

日本のような介護保険制度のような制度がないのなら、在宅で介護が必要な方で、家族がお世話出来ない状況にある家庭はどうしてるんでしょう…訪問介護もお金がかかるだろうし…というか、訪問介護とかあるんですかね…



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