高鍋町持田古墳群の古墳祭りに参加させていただきました。
この日は朝からあいにくの雨模様で、古墳群の中で行われるはずの式典を公民館へ移動せざるを得なくなりました。
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この古墳祭りは、30年以上継承され、持田周辺地区の方々だけではなく、高鍋町内全地区から協力者が集まり、文化財の保存と観光資源などとしての活用が図られています。
公民館では神事に引き続き、祖先を敬う神楽が奉納されました。
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熟練された笛や太鼓演奏に合わせ、若い舞手が勇壮に舞い踊る神楽は、見るものをくぎ付けにする迫力がありました。
そして私は、感動を見つけました。
それはこの祭りを運営されている役員さんたちの衣装にありました。
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ちょっと分かりにくいと思いますが、手作りの古代衣装を身にまとい、神楽の舞手を見守っているのが役員さんです。
上下白のつなぎに鮮やかな模様の帯や首飾りを身に付けられていましたが、よく見てみるとどこかで見たことがあるような・・・と言うより、私も着たことがあるような・・・
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そうなんです!
上下白のつなぎは、口蹄疫などの消毒作業で使用される防護服でした。
そして鮮やかな帯や首に巻かれている布は、なんと畳のヘリの部分をそのまま巻いているだけのものでした。
素晴らしい!
地域の行事を継承することが困難な昨今にあって、知恵を出し合い、少ない予算で最大限の雰囲気作りをされていることに大いに感心させられました。
伝統文化を継続していく!と考えるとかなり重荷となり辛さがともなうものになりがちですが、地域住民の力と知恵を寄せ合い、なにより楽しみながら笑いながら続けていくことが大切であることを再確認させていただきました。
太陽の下ではありませんでしたが、たくさんの笑顔に囲まれ晴れ晴れとした気持ちになりました。
ありがとうございました。