※12月分は、12月31日現在の数値
※能力倍数」とは、発電量が発電能力の何倍発電したかを表す数値である。「わが家の太陽光発電
所」の場合、発電能力は3.2kwで、今年1月の発電量は212kwだったから、「能力倍数」は、66倍になる。
この「能力倍数」は、これか太陽光発電を考えている人に、分かりやすい判断基準を、という意図で
設けた。6.4kw(シャープの場合、パネル40枚)を設置すれば、×66=422.4kwを発電するという計算
になる
※12月分は、12月31日現在の数値。21年12月、22年1月分光熱費には、灯油1缶分代金(12月は
1040円、1月は1,100円)、22年12月分光熱費には、灯油2缶分代金(1280円×2=2560円)含む
※「満足度指数」について、買電額と売電額が等しいレベルで満足度100とするが、グラフ上で見やす
くするために10倍し、1000とした。言い方を換えると、満足度1000になれば、日常生活の必要電気量
をオール電化によって賄えますよ、ということを示している。算式は次の通り。売電額÷買電額×1000
※表示している月は、電気の使用月ではなく電気代の支払い月を示している。対象となる期間は、
月によって多少異なるが、だいたい中旬(20日ごろ)~中旬(20日ごろ)である。したがって、図A、B
のデータとは、期間のずれがあるので多少異なった数値になる
※買電額には、灯油代を含んでいる。したがって、実質的には「光熱費」である。一昨年は暖房に
石油ストーブを使用したので、20年11月~21年4月は灯油代を次のようにプラス(11月36L 12月
54L 1月72L 2月72L 3月54L 4月18L)、18L=1500円として計算した。なお売電額は、21年11
月1日支払い分はkw当たり28.62円。12月1日支払い分(10月20日~11月19日の電気代)は二種類の
売電価格が混在する。21年10月20日~10月31日の分については28.62円、11月1日以降の分について
は48円になる。買電価格は時間帯別料金なので単純計算できないが、買電額÷電力使用量でみると、
各月平均kw当たり17円になる
※22年2月、3月(それぞれ1日支払い分)の買電額には、灯油1缶分の代金(2月分1,040円、3月分
1,100円)含む
※印の買電額は、灯油1缶分の代金(2月分1,040円、3月分1,100)を含む。その他諸条件は、上図Cの※印と同様である
※上の表の売電額は、kw当たり48円(21年11月1日よりこの価格。それ以前は中国電力の場合、28.62円だった)。
買電価格は、kw当たり17円(これまでの実績からみた概算値)として算出した
※12月23日の買電額には、灯油2缶分代金(1280円×2=2560円)含む
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12月の精算値がでたぞい。赤字(売電額よりも買電額のほうが多い状態)が、6656円にもなる
惨憺たる成績じゃった。
もっとも、このうち灯油代2560円(1280円×2)が含まれておるからのう。そうびっくりする
ほどの赤字でもないんじゃが。
一昨年12月の赤字は5300円で、このなかには灯油1缶分(1040円)が含まれておるんじゃが、
昨年12月も灯油を1缶分とすると、6656円-1280円=5376円 で、一昨年よりも76円多いだけとい
うことになる。ま、たいして変わらんということじゃな。例年、12月のパフォーマンスはこんな
ものなんじゃろう。
さて、2011年に入ったんじゃが、太陽光発電の全量買取制がどうなるか、注目じゃな。
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●前月(11月19日~12月19日 使用日数31日間の光熱費 1月1日支払い分)の実際の収支決算
買電額は8,737円で売電額が7,488円となった。差し引きの電気代は1,249円。さすがに今月
は光熱費ゼロ、というわけにはいかなかった(図C、表A参照)。
昨年同時期と比べた光熱費削減率は、95.4%(表A)になった。
太陽光発電を入れる前の同月には、光熱費は27,397円かかった。
だから光熱費削減額は、
27,397円-1,249円=26,148円
となる。
比率で表すと、95.4%の削減効果となる。
オール電化(エコキュート+太陽光発電+IH)による省エネ効果は、導入前に予想して
いた以上に大きい。
ただし、以下のような条件下においての数値である。どのような場合にもあてはま
るわけではないことに留意した方がいいだろう。条件によっては、以上の効果が望め
るだろうし、条件によっては下回る数値になる可能性もある。
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【わが家の太陽光発電所 基礎データ】
メーカー : シャープ ND-160AV
パネル(モジュール)枚数
: 20枚
最大発電量 : 0.16kw(パネル1枚当たり) × 20(枚) = 3.2kw
ただし、取り付け位置がすべて真南ではないので、最大発電量
は、下記のようになります。
パネル(モジュール)取付位置
: 1F屋根 南側 4枚 東側 6枚
2F屋根 南側 10枚
発電量は、パネルを取り付ける方角によって、次のようにちが
ってきます。
真南 を100とすると
南東、南西 約96%
東、西 約85%
真北 約66%
になります。
ですから、わが家の場合、
南向き 0.16kw(パネル1枚当たり)×14(枚)=2.24kw
東向き 0.16kw(同上)×6(枚)×0.85=0.816kw
南向きと東向きとを合わせて
2.24kw+0.816kw=3.056kw
これが最大発電量になります。
パネル20枚がすべて南向きの場合の95.5%で、4.5%のマイナ
ス。これを大きいとみるか、小さいとみるかは人によってちが
うでしょうが、わが家では、「これぐらい、いいか」で決行し
ました。
取付場所 : 岡山県赤磐市
岡山県は「晴れの国」と、謳っている(岡山県人だけ?)よう
に、太陽光発電設置には最適の地。自分の住む地域がその点で
適地かどうか、調べた方が良いでしょう。
導入コスト : 約 200万円
補助金 : 国 244,000円 岡山県 244,000円 合計 488,000円
ローン対象額 : 約 1,500,000円
●【オール電化】コスト
エコキュート : 約 550,000円
IH (電磁調理器):100,000円
国からの助成金 : 41,000円
ローン対象額 : 約610,000円
太陽光発電システムと合わせた投資額 : 2,110,000円
月々返済額(15年、金利3.8%) : 15,397円
昨年の月平均光熱費 15,000円(暖房用の灯油代 年間25,000円を含む)
家族構成 : 老夫婦2人
太陽光発電設置(オール電化)の目標として、
まず、これまでの光熱費(月平均15,000円)をどれぐらい減らせるか、
がポイントになります。
それから二番目に、光熱費がゼロになったとして、
ローンの返済額をどれだけ減らしてくれるか、
がポイントになります。
●オール電化にかけた費用は、現金で設置した場合、約9.4年で取り戻せる
2009年1月~12月の光熱費削減額(オール電化以前の光熱費との比較 表A参照)
は224,980円となった。一方、オール電化にかけた費用は約211万円。だから、
2,110,000 ÷ 224,980 ≒ 9.4 (年)
となる。つまり9年と5か月で、オール電化にかけた費用は取り戻せるということ
である。
ただし、これは現金で設置した場合で、ローンの場合とは異なる。
わが家の場合でいえば、毎月返済額は、15,397円を15年(180回)返済するから
15,397 × 180 = 2,771,460( 円)
2,771,460 ÷ 224,980 ≒ 12.3(年)
となる。つまり、12年と4か月で取り戻す、ということになる。
以上は、あくまでわが家の場合で、諸条件によって変わることに注意してほしい。
●太陽光発電システムおよびエコキュート設置業者
:岡山県(株)住まいるサポート
(オール電化にするには、多額の費用がかかります。太陽光発電システムとエコキ
ュートで、上記のように約255万円を要しましたが、かなり安くしていただいたと
思います。そのうえ説明も親切・丁寧で、施工も満足できるものでした。
太陽光発電を相談したとき、最初に提示された見積額が250万円以上なら、導入
に踏み切らなかったでしょう。年金暮らしで、暮らしにそれほど余裕があるわけで
はないからです。業者選びも、導入するかどうかの重要な要素になると思います)