「Nさん、韓国のパククネ大統領が心なしか寂しそうだね」
Nの長年の友人がこう言った。
「そうだねえ。今パククネ大統領と同い年の小池東京都知事が脚光を浴びて時の人だ。それに引き換えパククネ大統領を取り巻く状況が厳しい」
Nが言葉を返す。
「韓国は破産の危機に瀕しているよ」
「ああ、それはおれもひしひしと感じる」
「助けないのかいNさん、パククネ大統領を」
「うん、韓国を助けられるのは日本しかいないからなあ」
Nはため息をついた。
「東京とソウルの市民交流がうまくいくといいんだが。ただ、今日本人の韓国に対する印象は最悪だ」
こう言って友人もため息をついた。
「小池都知事にアジアにも目を向けてとメッセージを送ろう」
Nはぐっと唇をかんだ。
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