★☆ひらりん的映画ブログ☆★

映画の難しい説明は他人に任せて、ひらりんは簡潔に箇条書きで映画を語ります。

「赤い風車」

2006-01-21 03:16:12 | 映画(あ行)
「赤い風車」だからといって、「風車の弥七」は当然出演してません。
原題は「MOULIN ROUGE」。
パリのムーラン・ルージュが舞台。
1952年製作のラブ・ストーリー、123分もの。

あらすじ以下ネタバレ注意↓
(反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
ひらりんが大のお気に入りのN・キッドマン主演の「ムーラン・ルージュ」と同タイトル。
しかし、内容は全然違いました・・・・ちょいショック。
舞台は1890年・パリの名物キャバレー「ムーラン・ルージュ」・・
キャバレーといっても日本と違い、明るい雰囲気の酒場みたい。
その店の常連客ロートレックは売れない画家・・・
店のテーブルクロスなんかに挿絵を描いたりしてる毎日。
ところで彼は、子供の頃に怪我して、足の発育が止まって・・・
腰から上は大人だけど、身長150センチの・・・いわば奇形。
そのコンプレックスからか、彼の口調は皮肉的・排他的・・
そんなんで、夜な夜な酒におぼれる毎日。
しかし彼は良家の坊ちゃん。
その事を知ってか、知らずか・・・
彼に出くわした娼婦マリーは、彼の容姿を気にせず・・・優しい。
一気に惚れ込むロートレックだが、彼女は気まぐれ。
お金をせしめちゃぁ、いなくなったり・・・
そんな屈辱的仕打ちにあってもマリーを追い続けるが・・・

月日が経ち、ロートレックはムーラン・ルージュの宣伝ポスターを製作・・・
大評判となり、彼も店も有名になるが・・・
彼のもとには好意を寄せる女性デザイナーが現れる・・・
しかし、マリーの事が忘れられず、結婚に踏み切れないロートレック。
そうこうしているうちに、彼女は想いを綴った手紙をよこし・・・
他の男と結婚してしまう・・・
ありゃりゃゃゃゃゃゃゃゃゃ・・・
またまた酒に溺れる毎日のロートレックさん。
何度も手紙を読み返しながらの泥酔の日々。
不自由な身体で深酒は良くありません。
子供の頃と同様、階段から落ちて、意識不明の重体に。
実家に引き取られて床に伏せっている時に一つの朗報が・・
ルーブル美術館に作品が飾られる・・・
生前にルーブル入りするのは史上初らしい・・・って、
そんなに凄い画家さんだったんだ・・・(美術史にはうといひらりん)
華やかなりしムーラン・ルージュの光景を幻想しながら・・・
彼は逝ってしまいました・・・・・というお話。

身体的ハンデを持つ芸術家の伝記・・・
コンプレックスゆえの孤独・・・
有り余る才能とどうにもならない現実・・・
それらと対比するようなキャバレーの華やかさ・・・
ちょっと切ない有名画家の生涯でした。

主人公のトゥールーズ=ロートレック(1864-1901)は・・・
ポスターの先駆者として知られるフランス印象派の画家だそうです。
ロートレック役の俳優・ホセ・ファーラージョージ・クルーニーの叔父。

ここまでネタバレ注意↑

という事で今回は
芸術家度・・・
アカデミー賞の衣装や美術関係の賞を獲ってるだけあって見栄えはいいかなっ。
もっと芸術に造詣があると興味深く見れるんでしょう。

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