いっしょくた。

せんどぶりでも、べっちょない。

どこでもチョコボ2.5 潜入!古代遺跡

2004年02月19日 | 携帯アプリ
D505iで遊べる「どこでもチョコボ」の最新バージョンが、三菱のi-mode公式ページ「My D-style」で提供されはじめました。「どこでもチョコボ2 脱出!幽霊船」が大変よく出来たゲームだったので、続きをやりたいと思っていたところ。さっそくダウンロードして遊びました。

結論から行くと、ゲーム性は前回同様たいへんよろしいが、ストーリーが…_| ̄|○|||
ラストなんて、久しぶりに暴れそうになりました。(こんな気持ちは『Mother』をやった時以来)
まあ、2でもストーリーは単純なもので、今ひとつひねりはないなと思っていたけど…
でも、伏線はちゃんと消化されて、ラストはそれなりに感動的だったのに…

#ちなみに私は、ゲーム性が高く途中経過に満足していればしているほど、ラストがへぼいと暴れる
Mother』より全体的にへぼくラストもしょぼしょぼなゲームは数多く存在すれど、途中経過の満足度が高かっただけに、ラストを見てファミコンのロムカセットを割ろうかと思うほど暴れたのは、『Mother』だけ。


ゲームは、前回の幽霊船の後、一人で旅を続けるチョコボの元に、幽霊船の時一緒に戦って最終的に幽霊船の船長になったおばけから手紙が来ます。

#一人旅を続けるチョコボにピンポイントで手紙を送ってくるとは、さすがに幽霊船はおばけだけのことはあり。

手紙には、「幽霊船の仲間から古代遺跡に宝物があって、それを取ってこないと船長と認めないといわれてしまったので、チョコボにも手伝ってほしい」ということが切々と書かれており、一人旅に飽きていた(と思われる)チョコボは二つ返事でそれを引き受ける。
でも、「古代遺跡に宝物がある」という情報はガセネタで、実は新しい船長を認められない「いじわるおばけ」が新船長のおばけを呼び出して、アビリティ(=特殊能力)を全部奪い、いじわるしてやろうという腹黒い計画なのであった…

前回手に入れたアビリティが一度なくなってしまうストーリーは納得。罠にしても、謎解きにしても、2に比べて雑さは見えるものの、前回の(プレイヤーの)経験値が生きるつくりになっていて、面白い。前回よりは簡単になった謎解きの難易度もサクサク進める爽快感につながって中々よろしい。
ラストの戦い(というか、鬼ごっこ)は、最初「しまった、はまったのか!?」と思ったけど、やり方さえ発見してしまえば、合理的に解決するあたりが大変良い。

で、何が気に入らないかと言えば…
このゲームのストーリーは、いじわるおばけが隠したアビリティを見つけ出し、いじわるおばけを探し出して、新船長を認めてもらうというのが縦線であるのだが、実は「宝物なんかない」といじわるおばけが思っていた古代遺跡は、古代の人類(?)が何やら大層な力を持つ宝を隠すために作った、仕掛けだらけの古代遺跡で、その仕掛けをひとつひとつ解いていくことが、古代人の大層な力を持つ宝を継承するための試練だった…という話が、横線として存在するのである。…結構わくわくするストーリーじゃありません?

なのに、なのに…
この横線のストーリー(伏線)が、なんら解決せんまま、唐突にゲームが終わるのである。
ゲームが終わった時の状況は、「え?すごい力を持った秘宝はどうなったの?」と目が点状態…ラストの戦いの時に壁画という形で「お前は秘宝を継承するに値する人物だ」とまで言っておいて、ですよ!?
バッドエンドなのかと思って、やりなおしましたよ、完璧に。
でも、その辺のフォローはどこにも見つからない…

3への伏線なのか…
それとも私の解き方ではバッドエンドなのか…
誰か教えてください。それが解決したら、評価を「とても面白かった」に変更できるのに。