ひまわりなお葬式・家族葬

お葬式・葬儀に関しての情報や考えていることをツラツラと書きます

港区の大きな病院に出入りしている葬儀社

2011-01-17 12:32:34 | Weblog
昨晩の夜勤での電話対応での事です。

23:40頃、事前に相談を受けていたから「亡くなりました」
「看護士さんの処置や死亡診断書の発行が明日の朝だと言う事なので
明日の9時頃病院へ来ていただけませんか」

23:50頃 「病院の葬儀社さんが「浴衣やパジャマになってしまいますよ」」
と言うのですが、それではおかしいんでしょうか」

23:55頃 「明日の朝では腐ってしまいますよ、すぐにドライアイスでの処置をと言うのですが
病院の業者さんにして頂いてもよろしいでしょうか」

24:00頃 「こう言う都心の大きな病院での霊安室では、ドライアイスの処置をして
棺に入って頂かないと霊安室での安置はできませんよ」

24:10頃 「病院の業者の方が後々良い」と言うんですが

と言った電話でした。
この病院に入っている葬儀社さんは、一昔前まで社葬や大型葬ばかりを
こなし、国会議員の方々の葬儀もたくさん行っている有名葬儀社です。
火葬のみ(直葬)や区民葬等を他社へ流していたこともある大きな会社です。

そこが、大切な遺族を亡くしたばかりの不安をあおり、嘘までついて
必死に受注をする時代になったのかとその時はビックリしましたが
今朝、同業の仲間に聞いたところ、その会社は歩合制になり、自身の収入のために
そう言う間違った頑張りをするようになり、最近もめ事が多発しているそうな・・・・
個人の人的技術よりも歩合による「心無いやる気」が優先し
葬祭業はまた、信用できない時代に突入したのではないか?
等と考えさせられます。

Yahooニュースでも「過熱する葬儀ビジネス、商機到来、絶えぬ参入」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101206-00000000-toyo-bus_all
とあり、イオン・ファミリーマート、最近では三越伊勢丹も参入との事です。
同業他社からの話を聞きますが、うちはイオン、うちはエポック、???
ようは、イオンもファミリーマートもネットで安心の葬儀社を紹介するところも
葬儀社へ葬儀を紹介だけする仕組みで、そういう葬儀社がファミリーマートや
ネットの葬儀相談所のようなところからの仕事を買っているような感じと言えば
わかり易いでしょうか?
イオンやファミリーマート等は昔で言う問屋等の仲介業者で、施工する葬儀社から
葬儀代金の2割や3割を吸い上げる方式で、結果全てにわたり
消費者へ余計な支出を強いられる方式となってしまってます。また
おそらく葬儀を下請け葬儀社へ丸投げですので、サービスや人材の資質にも
かなりのレベルのばらつきがあると思われます。

「日本はITだ!」と言ってますが、これらの方式は「いかに働かずして収入を得るか」
とも思える仕組み作りとも言えそうです。
コメント (1)
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