焼肉えびす買収のスタンドサービスが民事再生法申請 負債72億円
2012.5.28,13:07
信用調査会社の東京商工リサーチによると、スタンドサービス(福島県郡山市)は28日、
福島地裁郡山支部に民事再生法の適用を申請し、同日保全が下った。
申請代理人は御山義明弁護士ら。負債総額は約72億2000万円。
同社は福島県内でセルフ型ガソリンスタンド「まうちゅう」の運営会社。
昨年7月に、集団食中毒事件を起こした「焼肉酒家えびす」の運営会社である「フーズ・フォーラス」から北陸、
神奈川県内の全20店舗を約2億円で買い取ったうえ、「ヴイ・ブリアン」の店名で順次、焼肉店をスタート。
平成23年9月期には年商約90億7300万円をあげていた。
しかし、原油価格高騰に伴う粗利減少に加え、ガソリンスタンド業界の競合激化から赤字店舗が増加し、
両事業とも収益が悪化した。焼肉店は風評被害などで、思ったほどの儲けが出なかったという。
運転資金など資金繰りが悪化した。
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