ひからびん通信

日頃思ったことなどについてコメントします。

この軋んだ街並みで

2019年02月19日 | 思いつくまま
この軋んだ街並みで泣き出す前に

僕たちの明日は最終回を迎える

今夜は何処に行こうか

ずっと大好きでいられる君と

過ごす日常に埋もれながら

劣等生は教室で何度叫んだのか

孤独な夜の狭間で

何度つっかえても

君のことは忘れないと言う

そばに居れるだけで愛し合える

月の灯りに導かれて落ちた恋みたいに

このままでいいよ

過去形の未来ほど切ないし

偽りのいつもの駆け引きのようにはいかない

そして理想の回答に辿り着けたら

僕たちはそれを大人のロマンスにするだけ

重ねた唇から溢れる陶酔には

もう誰も迷わないから






新年のご挨拶(2018長編詩①)

2018年01月02日 | 思いつくまま

君を愛してると言い残した邂逅

思ってもいないのに、今日は雨の代官山デート

ピンク色の傘に弾かれて

幾千粒の雨粒で霞み前が見えない

でも未来はそうやって僕たちをいざない

犯した罪を償う

今なら旧友の婚礼に間に合うはず

誘惑に取り憑かれ

ひらりと踊る純情派の君には

ジェラシーは無用だね

バブリーな夜と分かっているなら

もう一度僕と付き合ってみないか

だって年の瀬のロマンスは

埋葬の夜のようにこんなにも

不思議色なんだから

二人きりなると僕たちはいつのまにか感じる

雪混じりになった道を滑って

そのまま誘惑し合う

君の揺れる視線に迷うと思ったとおりの気持ちになれ

胸の波間で溜息してる

清楚系のお姉さんなら、もう行くしかない

巡礼のための挨拶を交わした

スペシャルコースは今夜限り

僕たちの明日は異業種セミナーや政治塾では買えない

形だけの本音と秘密はごみ箱に移動させ

群青色の瞳に魅せられる

君が望むなら誘ってもいい

次は雨に打たれて

白金三丁目のジョージの店に立ち寄り

eat you upを聴いた

行き交う人たちの瞳の奥に

輝く夢見た頃の面影が巡る

青い海に点在する緑の島々から

吹いてくる風を受けて

費やした時が景色に溶けて見えないけれど

透明な真実に気付かず

君にまた逢えるという想いを寄せ

穏やかに月日を重ねる

そんな風に僕たちは

廃屋の谷間に埋もれて愛し合う

悲しみの調べが遠い季節の終わりを

告げるるから

君と戯れた夏はあの岬の海に棄てた

朝露の雫が蘇り

流れるこの空に

コバルト色の薄暮が煙ると

重ねた唇の輪郭がはっきりと伝わる

人生って、枯葉が舞い落ちるようですね

と坂の途中を旅する芸人が言った

流れ星の夜、心の窓を開け

君に届けた過去形のビートを

時の狭間で聞いているよ


          2018・1・2
          穏やかな新春の午後
           

最近感じること。

2017年10月11日 | 思いつくまま
世の中が目まぐるしく変化する中で

人を見る目を養うってことは本当に難しいことですね。

大切なことは話の中身よりも、その人の顔つきであったり、

雰囲気であったり、何気ない言葉遣いや人となりなのでしょう。

言葉の響きよりも、直感できるものがあれば、

多少の行き違いなどどうってことはないのです。

僕もまだ甘く考えすぎて、選択を誤りそうになることがありますが、

幸いその感性はまだ生きていたようです。


検事出身の政治家の恋

2017年09月08日 | 思いつくまま
ある検事出身の女性政治家の恋がすごい勢いで炎上している

逢いたくてしかたなく、強く抱きしめたくてしかたないのか

その人は、見せかけの政治の世界の只中にいても

心の震えを止められなかったみたいだ

車の助手席に乗って、穏やかに笑う顔は決して人に見せてはいけない

妬みは渦を巻いて2人を引き裂き、止めを刺しに来る

それぞれの家庭まで壊そうとは思っていなかったはず

でも禁断の中でも温め続けられるかが分かれ目なのだろう

政治とは対極のざわめく民衆の声も届かない遠い街

僕の現役時代にも時々見かけることのできるタイプ

誠実で努力を怠らない、恋心の遂げ方も同じ

ずっと見ない振りをしてあげたいが、世の中はそうもいかない





二時間だけのバカンス

2017年08月23日 | 思いつくまま
宇多田ひかるの新曲に「二時間だけのバカンス」という曲があります。

一度聴いてみるといいかも。

歌詞も意味深で、家族のために朝昼頑張る君を盗んでドライブし

秘めた恋のバカンスを二時間だけ楽しむというシチュエーションです。

誰もが日常の生活や仕事に追われ、諦めることにに麻痺しながら

それでも進む先に何かが待っているんじゃないかと思ってしまう。

たった2時間だけのバカンスだけど、そんな時間が僕たちを勇気づける。

「クローゼットの奥で眠るドレス、履かれるのを待つハイヒール」

「楽しみはを少しずつがいい」「お伽話の続きなんて誰も聴きたくない」

「思い立ったら期日君を迎えに参ります」

「足りない位でいいんです、欲張りは身を亡ぼす」「物語のわき役なって大分月日が経つ」

 などなどこんな感じて僕の心にびんびん響いてくる。

世の中にある裏と表や建前と本音そんなこと

を分かったふりして、生きていこう。

そして、たまには少し贅沢なバカンスに出かけよう。

ただし、すべては自己責任でね