あえて雲海の渚とは言いません。
花の鬼面山(2014.7.21)
「その1 冬虫夏草ブナッ子路」「その2」の続きです。
風格あるゴヨウマツを潜り抜けて、少し進むと左手に登山道を離れる踏み跡たったの2m。
断崖絶壁足下要注意の展望ポイントから、目線の高さに阿武隈山地を覆う雲海らしい雲海が。
(もうアキアカネが写り込むのはしょうがないので諦めました)
先程小休止した標識付近を振り返ると(真西かな?)雲が発達中。
再び中低木ながら景色が見えぬ幅ほぼ一人分の登山道を進み
最後の登り・・・山頂直下のガレ場を登りつめる。
最初のガレ場とはまた違った花も咲いていますが、撮るのはもったいぶって?下山時に。
だって、振り返ると野地温泉も新野地温泉も雲海の中に沈んで徐々に雲が上昇中。
花はガスの中でも撮れるけれども、景色はガスの中では見えない!
それに微風から弱風になって、小さい花が例によって花プルプル (-_-;)
傾斜が緩んで
海の日に登ると道中結構人に出会うんですが、この日は山頂でやっと初めての人♪
鬼面山山頂 11:10
山頂標識裏の薮の踏み跡辿って
三等三角点(標高1481.6m)
もしかして鬼面山に咲くのはミネウスユキソウではなくてウスユキソウかも (^^ゞ
どちらも同一種・・・分布域の高度と、その環境の違いで区別するようです。
雲がかかっていなければこういう風に吾妻連峰がズラリと見えるんですが↓
2013年8月25日撮影
西大巓~西吾妻山~中吾妻山~東吾妻山~高山~吾妻小富士
今回は一切見えないので、安達太良山最高峰の箕輪山が見える山頂南側へ向かいます。
雲が山にぶつかり立ち上がり
それを会津地方からの風が押し戻す。
その風がいったん途絶えると?上昇気流で?雲モクモク。
前の写真の2分後には箕輪山の山頂部が隠されてしまいました。
相変わらず磐梯山は中腹までしか姿を現さない。
送電線鉄塔がある旧土湯峠付近も雲の中へ。
もしかすると下山時はガスの中に突入かもしれませんが
霧のブナ林もまた良し、涼しくてさらに良し。
暫く眺めていると・・・
中通りからの風と会津地方の風とが福島市と猪苗代町の境界で一進一退の攻防を繰り広げていて
それに翻弄される雲の様子がおもしろい♪
ふと左を見ると磐梯山上空に斜めゴジラ(苦しい?)が立ち上がる (^^ゞ
裏磐梯の秋元湖と、その奥に横に長~く桧原湖。
ここからは小野川湖は山の陰になって見えません。
ちなみに左下のカーブしている橋が国道115号線の横向大橋。
鬼面山に登る時は国道115号(土湯道路)ライブカメラが参考になるかも。
安達太良山を縦走して?箕輪山側から登ってくる方々で山頂が賑わい始めたし
あまり午後遅くになると雷の心配も。
でも、花は撮っておくんです。
下山に取り掛かる前にマクロレンズに交換♪
続きます。