★なにわの棋士の世界棋行★

囲碁棋士 円田秀樹のブログ

十八番!

2010年04月19日 | Weblog
先週の土曜日に、韓国のプロ棋士、南治享さんが、
友人慎さんと、タイからの留学生パオちゃんの案内で、
店に来られました。

南さんは韓国のミョンジ大学の囲碁学科の教授で、
現在は、大阪商業大学の研究員として大阪に住んでられます。

ミョンジ大学では、囲碁経営論、囲碁教育論、囲碁社会学、
囲碁の心理的基礎、囲碁史等々の科目があるようで、
少し羨ましいです。

しかし現在韓国でも、若者の囲碁離れが顕著で、南さんも危惧されていました。

その原因は、主に趣味の多様化のようですが、韓国のお父さん世代が、
囲碁チャンネル(韓国では囲碁専門チャンネルが24時間放映されてます)
を観続けるので、家族に囲碁アレルギーが蔓延している事もあるようです。
(日本にもそんな時代があったような・・・)

当日店は、囲碁サークルをやっていて、若い囲碁プレーヤーが
集っているのを見て、羨ましそうにされていました。

とても流暢に日本語を話される南さんが、店に来る前に、
店の近くの中華料理店「十八番」で食事をされたのですが、
韓国も得意な事を「十八番」と言うようで、
日本から来た言葉なのでは?とのこと。

少し調べたのですが、「十八番」には諸説があるようで、
歌舞伎からの言葉が有力とのことですが、
御存じの方が居られましたら、ご教授を!

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
十八番(おはこ) (佐々木 榮)
2010-04-19 18:00:24
4月16日付けの読売新聞の夕刊に、十八番の
語源が載っています。要旨は、
”七代目団十郎が得意芸18作品を選び、お家
芸として「歌舞伎狂言組十八番」を公表。その
台本を箱に入れて保管したことに由来すると
言われてきた。”・・中略・・
「市川家歌舞伎十八番組」とある木箱に、歌川
豊国が描いた十八番の舞台図が納められ・・”
とあります。ご参考まで。
Unknown (ひでき)
2010-04-22 17:45:16
ありがとうございます。
韓国ではいつ頃から、使われているんでしょうね?