みんなの幼稚園

ひぶな幼稚園での子どもたちの様子
モンテッソーリ教育について紹介いたします。

理事長先生

2012年09月19日 | キミヱ先生
開園40周年の時に理事長先生から贈られた『愛の銅像』の前で。



まるで銅像の子ども達一緒に肩を組んでいるようで・・・


子ども達も自然と手を合わせてくれて、理事長先生もきっと喜んでくれていることでしょう。
きっとご家庭でも、子ども達にお話をしてくださっているのですね。 ありがとうございます。



写真を見て、『もっと理事長先生のことを知りたいです』
とお話された方がおりましたので少しだけ紹介をいたしますね。

下記の写真は通夜で皆様にご紹介した物です。



日進小学校教諭時代
左上にいるのが理事長先生で他がクラスの子ども達。



家族写真です。
園長先生もいますよ。どれか分りますか?



『幼児教育が一番大事』と幼稚園を開園



モンテッソーリ教育との出会い
『これだ!これなら伝わる!』と思い60歳で、国際モンテソーリ教師トレーニングセンターに留学
この年に私が生まれました。
自分の教育感と一致したモンテッソーリ教育、その伝え方、方法に感銘を受けてすぐに行動したそうです。



国際ディプロマを取得
中央左が理事長先生 右が理事長先生の先生です。
23年後、理事長先生の先生が、私の先生となります。



30年頃前の写真
園舎も一つ前の建物です。(右側)
私も現PTA会長さんもこの園舎で卒園をしました。
写真の中には今やおばあちゃん先生と言われている、若き頃のきょう子先生もいますよ。



園長時代の卒園式風景
5000人以上の卒園生を送り出しています。
子どもに優しく、時にお母様方には厳しい先生だったようです。
私もそんな先生を目指したいと思います。



園長を退いた後は、卒園式で卒園児のお父さんお母さんに、メッセージ付きのだるまの色紙を渡していました。
メッセージも絵も一人一人違っていて、その人合った言葉や絵を書いていたそうです。



慰霊の写真は開園30周年の時に使用したもの。
理事長先生がこの写真を飾って欲しいと準備をしていました。
9年前にくも膜下出血で倒れる少し前、私に『おばあちゃんはやりたいこともやったし、いっぱい子ども達を幸せにしてきたから悔いは無いよ だから後は頑張りなさい。 あなたは少し慎重なところがあるから、迷ったら まずはやってみなさい!』と。



私はよくおばあちゃんのお手伝いをしていました。
やらされていた記憶は一つもありません。
むしろ、やらせてくれていました。
おかげで何でも一人で出来ました。
でもそこには『ひとりでできるように』環境の配慮があったことに大人になって気がつきます。
茶碗洗いをする時にそっと台を持ってきてくれたり
お茶を入れてこぼしてもタオルの場所だけを教えてくれたり
『こぼしたって自分で拭けばいいんだよ だから好きなだけやってごらん』
そんな心の声が今でも聞こえてきそうです。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
園長先生 (佳奈)
2012-10-04 22:10:57
第25回卒園生です。

キミヱ先生のご逝去心よりお悔みを申し上げます。

園児として『ひぶな幼稚園』に通っていたことは、鮮明に今でも思い出すとカラフルで楽しい記憶です。

園長先生との思い出はいくつかありますが、ひとつお話しさせて下さい。

幼稚園に通いだした頃、父が朝車で送り届けていたのですが、玄関で父と離れたくなくて泣き出したことがありました。
泣いている私を置いていくことのできない父に、園長先生は
「あなたがそうやって子供を甘やかすのは、子供のためにならない!! 行きなさい!!」と仰いました。

父が叱られたことに衝撃を受けたことを覚えています。
勿論、「ワーッ!!」と泣き出したけれど、父の姿が見えなくなるとケロッとしていました。

園長先生は、厳しい反面、そこにはいつも“愛“がありました。
子供達は勿論、その親をも導いてくださる本物の“教育者”だったと思っています。

そんな素晴らしい幼稚園を卒園したことは私の誇りです。

これからも『ひぶな幼稚園』のご活躍を期待しています
ね。
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