雨の記号(rain symbol)

「HOT SUMMER」のソルリと「STEP」のハラ





 
 ソルリの芸能記事で何か書こうとする時、f(x)のステージ動画を懐かしい気分に駆られながら見たりしている。
 ふだんは若手ガールズの音楽に追いまわされているので、こういう機会でないと触れることもできない。

 最近、グループのラップを担当しているアンバが、活動が思うにならないじれったさをSNSか何かで吐露して注目を集めている。
 ソルリが脱けてグループイメージは低迷して感じられたが、カムバックして人気が戻ったように見えた。ツアーは好調との記事も読んだ。だが、一方で客の不入りを具体的に伝えるコメントがネット上に出回っていたりもした。

 ソルリの脱けたf(x)は自分的には魅力が失せた。しかし、ソルリのいるf(x)は懐メロと化したものの逆に魅力を増している。ソルリとクリスタルのラインはまだ幼いとはいえ瑞々しさがあるし、ルナ、ビクトリアのラインもプロっぽい先走りは気にかかるが、まずまずは見ていられる。
 ただ、アンバのメンバー入りは正直ミスマッチと感じる。ソルリとクリスタルが少女っぽさを残しているので、技量のバランスを取る意味ではこれもありだったかなとは思う。
 しかし、結果としてf(x)が短命に終わったのはチーム構成でアンバのミスマッチがたたっていると見る。
 f(x)が人気を出していく過程ではアンバのラップやキャラが生かされたかもしれない。だが、一定のファン層を得てそこからファン層の増大を目指す時、足を引っ張ったのもアンバのように思えるのだ。
 ソルリとクリスタルが女の魅力を増しているのに、ガールクラッシュのアンバがいるため、音楽の路線を変えられなかったのはグループにとって不幸だった。
 ソルリに対し、
「肌を露出するな!」 
 こんな要求を出す者たちの混じった特殊なファン層ではメジャー級ガールズの道は閉ざされていたようなものだ。

 ところでf(x)の音楽をずっと聴き続けていたら、音楽はいつしかKARAに取って代わっている。
 ビッグヒット「STEP」はいつ聴いても聴き応えがある。ハラのダンスがもっともカッコよさを見せたのがこの音楽だった。
 ソルリとハラがいつどんな風に仲良くなったのかは知らない。もしソルリがこの音楽のステージを見ていたとしたら、
「”STEP”のダンス、オンニ(お姉さん)はすごくカッコいい」
 と伝えたことだろう。
 ソルリもf(x)でそうなりたかったに違いない。
 しかし、結果的に逃げ出してしまった。

 「HOT SUMMER」で踊るソルリも活き活きとしてすごくカッコいい。ソルリにもあんな頃があったのだ。
 f(x)も大きな人気を得るためには「HOT SUMMER」のスタイルを貫くべきだったんじゃないだろうか。
 ソルリとハラは共にグループのセンタービジュアルを務めながら、ハラは輝きを残し、ソルリは存在感を失ってグループを去った。
 この二人が今に至って暇を潰しあう親友となっているとは…禍福は糾える縄の如し…人の縁も不思議なものである。






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コメント一覧

諫早
 コメントをもらえば、当該ガールズの音楽を楽しめるから嬉しいですね。
 おかげで今日はKARAの音楽をたっぷり堪能できました。
見返してみて思いもかけなかったですが、初期の彼女たちは土の香りと奔放さを合わせた田舎くささを持っている。同時に洗練されてる部分も覗いていて、後期のKARAの姿を彷彿とさせる。

 土の香りを出しているガールズは自分の見る限り、近頃の有力ガールズの中にはいません。殆どがソフィスティケートされてしまい、冴えないガールズもダメなりにそのへんだけは洗練されているって感じになってます。スマートさばかり厳しくチェックされてデビューしてくるからかもしれません。良くも悪くもKARAみたいなガールズはもう出てこないかもしれないですね~。

 瞬発的な魅力では少女時代を超えて感じられます。少女時代を初期からまとめて見たら、また違った感想を持つかもしれませんが…。
 
 KARAのステージを見た人たちは、ひょっとしたら現状のガールズに満足できず、空虚な状態に陥っているのでは…? どのガールズを見てもKARAのステージを懐かしがってるかもしれません。全盛時のメンバーが集まったところで、あれらのステージは再現できないかもしれないから、動画の中にしかないと言えそうですが…。

 貴方の広角度(両刀使い)という言葉から、ひとつ思い当たりました。
 自分はApinkもGFRIENDも好きですが、このグループはKARAの持つ特徴の一方だけを強めて引き継いでいるんじゃないだろうか、ということです。発見と言えるほどじゃないですけど、自分の中では実感がありますよ…。

 少女時代については集中して聴いた時にでも書かせていただきます。
POPS PLAYER
《両刀使い》として、2013年までは少女時代と張り合っていた KARA
――❝Step❞, ❝Damaged Lady❞, ❝Pandora❞――
 KARA と 少女時代 の一番の共通点として、「清純系」(私は《Hybrid Melodious》系と呼びますが)からEDM系まで、いわば《両刀使い》として本当にもの凄く広角度の楽曲・音楽・ダンスを展開してきた、ということがありますね。KARA のEDM系の傑作曲 ❝Step❞(特に、Seoul KARASIA が、❝Step❞ のみならず、❝Wanna❞ を含む他のEDM系寄りナンバーもベストだったと感じます)にしても、私が知る限り、EDM系の中で一番聴き応えのある楽曲と思います。とりわけEDM系寄りのナンバーについては、私は、少女時代よりも、上記3曲に軍配を上げたいと思います。KARA の傑作曲を何曲も連発した作曲チームSweetuneが展開するCメロ(=bridge=大サビ)の部分が、どの傑作曲の場合も、KPOP.GGで他に例がみられないほどすばらしい中で、❝Step❞ は ❝Pandora❞ や ❝Damaged Lady❞ 等と並んで傑出していますね。私のいち押しナンバーのひとつ ❝Damaged Lady❞ に至っては、French POPS(これは、KARA 自身が言ってました) と Hard Rock と EDM[一部Hip Hop (Rap)]等が盛り込まれた多面体で、‘もの凄い’ のひと言です。
 殊に ‘スポーツ朝鮮’ が発表してきたガールズグループ序列で、いろいろと騒動に見舞われた KARA も2013年までは韓国内においても少女時代の「A」に次ぐ「B」クラスだったのですよね。もし騒動がなければ、さらに上がった可能性もあったのではないでしょうか。―― 私としましては、(平均的歌唱力はひとまず措いて)、やはり、トータルの音楽としては、(まるでビートルズのようにメロディーメーカーだった)KARA いち押しです。(もちろん、少女時代もすばらしい曲に事欠きませんが。)
 KARA と 少女時代 は、やはり稀少な《両刀使い》のKPOP.GGとして、傑出していますね。私が押す LOVELYZ 、そして、(私は推しませんが)人気ある Apink がもの足りなく感じる部分がないことはないのも、KARA や 少女時代 のように広角度の《両刀使い》でないことが原因と言えましょう。
 KARA と 少女時代 ほどの広角度の《両刀使い》KPOP.GGは、他にいないものでしょうか。
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