約120年周期とされてきた竹の一種「ハチク(淡竹)」の開花が各地で相次いで確認されている。
これまで明治末期に開花したとの記録が残るだけで、開花は今後、全国に広がる可能性がある。専門家は「謎が多かった生態を解明する好機」と期待する一方、開花後に竹自体が枯れて土砂崩れを引き起こす恐れも指摘している。
静岡県南伊豆町でタケノコを生産している山本剛(ごう)さん(76)と長男哲農(てつのう)さん(39)は3月、ハチクの竹林約30平方メートルが緑色から茶色に変わっているのを見つけた。最初は病気だと思ったが、枝先に稲穂のようなふくらみがたくさんあり、雄しべが伸びていた。今月に入ってもまだ花が咲いており、山本さんは「40年前から栽培しているが、花を見るのは初めて」と驚く(YOMIURI)
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