横須賀市久里浜 ピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」のブログ

神奈川県横須賀市久里浜のピアノ教室。
ピアノを通して 子どもたちの心の成長や
アトリエでの様子をお届けしています。

家族の支え、兄弟愛、そしてアトリエの仲間

2014年07月30日 | つぶやき
目標に向かってともに歩んだからこそ
分かり合えるものがある。

到達地点しか見ていない人には
到底知りえない そこまでの過程がある。


去年、腕を骨折したKちゃん。
最初に運ばれた病院での変形治癒の仕方の酷さから
転院し、再手術。 そしてリハビリの日々。
まだ、元通りまでは曲がらないし、左右の力の
差もあるまま。
そんな彼女が、初めて経験したコンクール。

コンクールが終わって お母様から頂いたメール。
ご許可を頂いたので、掲載したいと思います。


賞が嬉しかった・・・というよりも
正直言って 骨折してからの日々が頭に浮かびました。

リハビリって、がんばっても、がんばっても
ご褒美は無くて・・・

泣いてケンカして、褒めて抱きしめて
病院に毎日通い
待合室で宿題をして時間を作り・・・
娘は帰宅したら お風呂が沸くまでピアノの
練習をして。

よく考えれば 骨に3本ワイヤーが入ったまま
あの子、ピアノを弾いていたんですよね・・。

術後、初めてピアノに触れても
左手から音が出なくて、
動かなくなる左手にびっくりして
涙を浮かべた娘の顔。
それでも、レッスンに行きたいと言って
泣いたな・・・と。

ワイヤーを抜いた手術の翌日
クリスマス会で連弾して嬉しそうな顔。

子どもって、先を見通せないから
リハビリを頑張らないと困るんだということが
想像できないのです。
そのリハビリへのモチベーションを維持するのが大変で。

それでも、娘の場合、ピアノがあったから。
手のひらを下に向けないとピアノが弾けない・・。
それができないのは、嫌だ!!って
ピアノとともに一歩ずつ頑張って来れた

そんな風に
ピアノが大好きになるようにご指導いただけたことが
本当に幸せだなと思ったんです。

そして、骨折直後、しばらくレッスンをお休みしていた間
同じ時間帯のレッスンだったYちゃんが、
復帰してくることを喜び、ずっと待っていていくれたんですよね
こんな仲間がいるアトリエが本当に大好きです。



素敵なメッセージ・・・・ありがとうございました。

そして、その他にも実は、家族の中で心配なことが起きていた間、
コンクールに向けて努力していた生徒もいたのです。
そういう日々を影ながら応援していたからこそ
ステージに立って、堂々と演奏してくれたことが
私は涙がこぼれそうになるくらい嬉しかった。

客席から、ドキマギしながら応援している小さな兄弟たちの姿も
微笑ましかったし。
惜しくも賞を逃した生徒も、お互いの健闘を讃え合ったり。

こういう時間を共有させていただけることが
私のモチベーション維持につながっていると実感!

さて、気持ちを切り替えて
アトリエ全員が、次の目標に向けて動けるように
また生徒たちと楽しみながら歩き出します!


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