丙丁童子のブログ 

◎まだ、だれもいっていない、そんなこと、あんなこと。(童子)

丙丁童子の為替週報(09/28-10/02)  09/26記入

2020-09-26 15:35:47 | 2017年3月~2021年7月
  2020/9/28 から   2020/10/2         記入日 2020/9/26
1.来週の見通し
  ドル/円   104.50 107.00  

茶目っ気たっぷりだったRBG判事は、きっと舌をだしているのだろう。大統領選挙結果が僅差となった場合、後任最高裁判事が次期大統領の決め手となる可能性もある中、追加経済策は忘れられたかのような展開となっている。欧州でのコロナ禍再拡大のなか、来週は週末に米雇用統計の発表もある。連休中104円で跳ね返された円相場は、そのポジションの利食い・損切に上下する可能性はあるものの一方向への大きな動きはなく、米長期金利動向を横目に円安基調を続けるものと予想したい。         

  ユーロ/円   122.00 124.50  

コロナ禍再拡大の兆候が見える欧州である。米国に先行してコロナ禍発生が早かった欧州は、回復も先行するとの見方が多かったが、ここにきて再拡大の兆候がでており、欧州経済の見通しは暗い。引き続き景気指標・コロナ感染者数・被害状況に注意が必要ではないか。ただ、ユーロ高一服は欧州経済の好材料でもあるので、一方向に偏った展開とはならないのではないか。  

   

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2.先週の動き

 週初の円高も104.00で跳ね返され、心配した円高はなんとか起きずにすんだ。一方、トランプの1兆5千億ドル容認発言で進展するかにおもわれた、米国追加経済策協議は死去したリベラル派のRBG判事の後任候補をいつ決めるかで大もめ、保守派女性後任判事を大統領選挙前に決めてしまいたい(これで保守vsリベラルが6:3となるとも言われる)トランプが、後任決定は大統領選挙後を主張する下院民主党と対立。過去、共和党は選挙後を主張し実際にもそうした例があり、かつ。郵送による事前投票を不正の温床と主張するトランプが僅差で敗北した場合、投票の有効性確認を最高裁に訴える可能性が高いと予想する向きも多いため、民主党が大反発しているのだが、(ロムニー上院議員等の共和党重鎮は候補の人物を見て投票する、後任選出が大統領選挙前でも問題はないと表明)為替が104円で跳ね返されたのは想定内だったが、RBG判事があと1ケ月長生きしてくれれば、この米株の展開はなかったと思うと、いや、相場ってほんと難しいと思います。円は104で跳ね返され、海外の先物相場で週初一時22500近辺まで下落していた日経平均は、連休明けの水曜日ー金曜日は23000円台で安定、米株が26537-27484の低位ななかでもジェットコースター相場を展開するのと対照的で、政治的な安定が市場にとって、とても重要であることを示す結果となった。政府機関閉鎖等の最悪な事態は避ける手立ては打たれているものの、コロナ禍再拡大の懸念が高まる中、追加経済策が打たれないのは株価には重荷で、大統領選挙前だけに世論を意識し、早期に対策を打つだろうという期待は、いまのところ大はずれとなってしまった。 ユーロは火曜日に124.31(BMUのレポート)(みんかぶデータは週初の123.94)の週中円安/ユーロ高値、をつけ、円高値は週初の122.52であった。                        

 

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