陽炎~XBOX360記~

それぞれの軌跡

片手剣と両手鎌と格闘と暗黒

2006-06-12 08:52:15 | zero
こほん、暗黒騎士のzero君です。
今日は不満をちょっと、、、、
「スライス」と「ファストブレード」
当然ながら使う機会が多いのは「スライス」なんですが、
えいっ   200のダメージ (おぉ、そこそこだなぁ)
とりゃぁ  350のダメージ (・・・・・・・)
ファストブレードの方が強いTT
ひぃぃぃぃTT なぜだろう・・2回攻撃だからかな・・・

あと、昨日バタリアで格闘をしてみたんですが、(スキル68)
暗黒つかったらコンボで300でました。。
暗黒で乱撃してみてーーーーーwww

最近の諸事情

2006-06-05 07:20:20 | zero
えーと、お久しぶりです^^爺鯖(ラムウ)からの報告であります。
最近やっとレベルが隊長たちに追いついた(追いついてたらいいな・・)
ので、あぁ、、ベータの時からこんなに強かったのかっていう感じがしますw

暗黒が49でもうすぐ限界をしなくちゃいけませんw
で、サポを戦士にするはずなのに15という失態、、、、
忍者楽しいんだもん!!とんずら楽しいんだもん!!ww
忍21シ25とかいう状態に・・・・w
まぁ、適当にがんばります^^

命中ブースト必須ですね^^;とりあえず25はブーストしてますが、、
クジャク高すぎるよYO!!

Yosio サンセッ・・・

2006-05-26 20:17:10 | Yosio
しばらくぶりに投稿。どうも よしおです。

製品版発売から一ヶ月くらいかな?
ケルベロスサーバーに降り立ったのはいいんだけども
いまだログイン回数が片手で数えられるほど・・

学校始まってから予想以上に忙しい。
プラスちょっと習い事も始めてしまって・・・
なかなか時間が作れないや・・

んでも、この土日のどっちかにいけそう。
出会ったらよろしく!

白と黒の道中記 12

2006-04-25 23:46:56 | 白と黒の道中記
ドラゴンとアーリマン、幸いまだこちらには気づいていない。この隙に戦闘準備をするとしよう。セリアが<プロテス・シェル>を唱えている間に作戦と立てることとする。敵は二対とはいえ戦ったことのない未知の敵、油断は出来ない。とりあえず先にどちらかを倒したいがもう片方がそうはさせてくれまい。どうしたものかと考えていると、道化師がおもむろにヨシオに耳打ちをした。

ヨシオ「僕がドラゴンを引き付けるよっ!」

おそらくは、「君にしか出来ないことなんだ」とでも言ったのだろう。道化師がヨシオから見えないように笑っているところを見ると・・・まぁ間違いあるまい。しかし他に策も浮かばない。やむなく道化師の案に乗ることにする。まぁ、カーバンクルを使ってドラゴンを引き付ける分にはそれほど危険もないだろう。

ヨシオ「さぁ来い!ドラゴンっ!!」

ドラゴンの目の前にヨシオが踊り出た。武器を手に持って・・・。カーバンクルは?カーバンクルはどうした?なぜ武器をかまえているんだ・・・ヨシオ?どうやら道化師に頼られたことで舞い上がってしまったらしい。召喚士だというのに召喚獣すら呼び出さずに攻撃には向かない杖を構えている。作戦ミスかもしれない・・・頭を抱えつつ見ていると、ドラゴンがヨシオに襲い掛かった。ようやく我に返ったのだろう、ヨシオは一目散に逃げ出した。巧くドラゴンを引き付けているではないか。この隙に私とセリア、そして道化師はアーリマンへの攻撃を開始した。

道化師が背後から攻撃を仕掛ける。しかしアーリマンは振り向くこともなく難なく攻撃をかわした。ふむ・・・周囲に対する感知能力が高いらしい。幾度となく攻撃を仕掛けるもことごとくかわされていく。武器による攻撃だけではない、セリアの魔法すら未だにかすってもいない状況である。これは長引きそうだ・・・と、ヨシオの方を伺う。今のところは巧く逃げているものの、最初の頃に比べ大分動きが鈍っている。そう長くは持ちそうにない。何とかしなくてはならないと思い頭の中で策を巡らせる。攻撃も、魔法も今のところ直撃は無い、さて・・・。痺れを切らしたのか魔力の無駄遣いを感じたのか、セリアが武器を構えた。策も・・・まだない、とりあえずセリアの攻撃に合わせて道化師と共に三方から同時に攻撃することとする。大鎌・大剣・棍、それぞれの武器がアーリマンを襲う。さすがのアーリマンもこの攻撃は避けきれないと思ったのだろう。鎌をかわし、剣をかわし・・・一番ダメージの低そうな棍を選んだようだ。・・・馬鹿な奴だ、おそらく・・・いや間違いなくこの中では棍の攻撃が一番痛いだろう・・・セリアだし。案の定というか何というか、アーリマンの動きを止めるほどの一撃だったようだ。私と道化師が追撃をしようとするその前に、セリアが棍を打ち付ける。打ち付ける。打ち付ける・・・。セリアに任せてしまってもよさそうだ・・・。

アーリマンをセリアに任せた私と道化師は、ヨシオの援護に駆けつけた。いくつか傷はついているものの何とか耐えている。

道化師「もうしばらく見てようか?」

ちょ・・・いやそれはいくらなんでも酷いだろう。私は鎌を構えてヨシオとドラゴンの間に入った。ヨシオにしばらく岩の陰にでも隠れているように言い、上段に構えた鎌をドラゴンめがけて振り下ろした。が、硬い・・・力いっぱい振り下ろした一撃はその表皮に傷をつけたにすぎなかった。そしてドラゴンは一撃を加えた私を気にすることも無くヨシオの隠れた岩陰に向かう。よほどヨシオが気に入ったのだろう。その鋭い爪がヨシオに襲い掛かる。その瞬間、道化師の<かばう>が発動した。道化師が大剣で爪の攻撃を受け流す。その後ろで目をキラキラとさせているヨシオ・・・まぁこれにはもう触れまい。ヨシオにはこのまま隠れて回復していてもらうこととし、道化師と私とで攻撃を続ける。その厚い皮膚にはじかれつつも、微々たるタメージを与えつづける。しかし、どう考えても私達が与えるダメージよりもドラゴンから受けるダメージの方が大きい。このままでは・・・負ける。「ディァっ!!」唐突に呪文が唱えられた。唱えたのはもちろんセリア、その足元を見ると完全に沈黙したアーリマンが転がっている。回復役を得た私と道化師は攻撃に専念し武器を振るう。

数えることもイヤになるほどの攻撃を繰り返し、体力ももうぎりぎり。セリアの魔力もそろそろ底をつきそうだ。目の前にいるドラゴンは弱ってこそいるものの未だに健在。絶望という感情を感じたその時、背後から呪文の詠唱が聞こえ始めた。召喚獣を呼び出す詠唱を終えたヨシオが口を開いた。「出でよっ、シヴァっ!!」。召喚獣シヴァの攻撃の一撃一撃でドラゴンの体が凍りついていく。数分後・・・真っ白な氷像となったドラゴンがそこにいた。

その帰り道、道化師がぼそりと呟いた「もっと早くシヴァ使えよ・・・」。まったくその通りだ・・・。

<パルブロ鉱山>を出ると、もう見慣れた執政官が立っていた。「バストゥークへ・・・テレポっ!」有無を言わさず呪文を唱える。強制的に連れてこられた領事館でドラゴン退治の報告をする。そしてそのまま外へ・・・。どうやら次の<拉致>はないようだ。さて、次の目的地はどうしよう・・・か。ふむ、やはりここは順当にジュノを目指すことにしよう。ウィンダス、サンドリア、バストゥークの三国が交わる交易都市<ジュノ公国>。それぞれの国の冒険者もその情報も何でも集まる場所と聞く。よしっ、次の目的地はジュノだ。私とセリアは道化師とヨシオに別れを告げ(どうせまた会うんだろうが)バストゥークを後にする。交易都市ジュノへ向けて・・・徒歩で><。


暗黒騎士Lv20
白魔道士Lv20

~パルブロ鉱山~
ドラゴン

☆★☆あとがき☆★☆

ミッション2-3終了です♪ウィンダスへ報告に戻ってないって?そんなの良いさ、勝手な書き物だし(マテ。いや、本来ならウィンで報告して終了です・・・ごめんなさい。次回、舞台はジュノへうつる・・・はずです。途中で何事もなければ(ククク。製品版もいよいよ開始だし^^またネタとスクリーンショット集めに奔走しなくては♪

Quy 入会完了!

2006-04-25 01:27:54 | Quy
「混雑しています」「POLエラー」「メンテナンス中です」・・・
沢山の障害を乗り越え、ようやくたどり着いたFF・・・
さぁ起動だっ!<プレイ>

・・・バージョンアップを開始します・・・

マテコラ・・・

「継続入会」について 更新24日7:00

2006-04-22 13:42:54 | Quy

・「FF11アトルガンの秘宝」ディスクをXBOXに挿入

・プレイオンラインのインストール開始、終了(3,4分)

・プレイオンライン差分データのダウンロード・インストール

・小さい写真の画面で「プレイオンライン入会手続を開始!」を選択

  ここで画面が4パターンに別れます

   1.プレイオンラインのエラー画面(POLー○○のエラー表示)

   2.お知らせ画面(現在、大変混雑しています・・・・)

   3.入会用画面(「新規入会」と「中止する」のみの表示) ※22日午後現在、スクエニ側の調整で解消された模様

   4.入会用画面(「新規入会」「継続入会」「中止する」の表示)

「1.」と「2.」についてはリトライなり戻るなりをするしかないようです。「3.」で処理を進めてしまうと、キャラクターの引継ぎがされずに本当に新規作成になってしまうのでご注意を。ということで、正しい処理は「4.」の画面になります(大きい方の写真)。

入会画面にたどり着くことも至難の業だったりするのですが、その後の手続の途中でも「お知らせ画面」や「POLエラー画面」になることがありますので根気良く続けてください。 

・「4.」の正しい入会画面の後に、ベータで使用していたプレイオンラインIDとパスワードの入力

・レジストコード(プレイオンラインのもの)の入力

・ベータで入力した申込者情報の確認

・支払方法の選択、入力

・「プレイオンライン登録完了」画面が表示されれば、登録処理は終了です。

・FF11製品版インストール(約1時間)※特に注意事項はありません、画面指示に従ってインストールしてください

・コンテンツIDメニューにてキャラクター引継ぎ処理

・拡張コンテンツの登録処理(ジラート・プロマシア・アトルガンそれぞれの登録をおこないます。そうすることで当該エリアへ行けるようになります)※上記「引継ぎ処理」とどちらが先でも問題ありません

・そしてゲーム開始・・・ここで最後の処理、「FF11バージョンアップ」があります。1700個ほどのファイルのダウンロード(光回線10分弱)とインストール(約1時間)となります

・いよいよキャラクタを選択してゲーム開始(同ワールドに同名キャラがいる場合はここで改名させられます) それではみなさん、良いヴァナ・ディールライフを・・・♪

※引継ぎの際に入力するレジストコードは巻末の「ファイナルファンタジー11」のレジストコードになります

といったのが大まかな流れでしょうか。(この後、アトルガン拡張コンテンツの登録やその他処理(倉庫キャラ作成など)があるんですがこれもやっぱり混雑しているようです。

※万が一、新規入会でレジストコードを入力し支払い方法も確定し処理が終了してしまった場合、恐らく取り返しがつきません。新たにレジストコードを入手すればキャラクタの引継ぎは可能かと思われますが、恐らくそれ以外の手段はないでしょう。

※処理後半での「お知らせ:大変混雑しています」画面、”X”ボタンでメニューを出して”再読み込み”は有効らしいです。自分では検証できていないので確実ではないですが、やってみる価値はあるかもしれないです。(23日7:50追加)

※数時間に一度「継続入会」ボタンの画面が表示されるものの、「継続入会」を押すと「お知らせ:大変混雑しています」になってしまいます。(もう何度も)ハードルはまだまだ高そうです。(23日7:50追加)

※上記※印について検証

 「継続入会」ボタンを押した後の「お知らせ:大変混雑しています」画面の状態で”再読み込み”を何度も繰り返したところ、「プレイオンラインID・パスワード入力」画面に移行できました。なので私的には、一度「継続入会」ボタンを押した後の「混雑」画面では”再読み込み”をお勧めします。(その後の処理で同じ状況になった場合も有効だと思われます)(23日8:00現在)

※「継続入会」後の処理をいくつか追記(23日8:00現在)

※引継ぎ処理のラストで、「メンテナンス中です」という画面が表示されます。この画面での”再読み込み”は意味がありませんでした。時間をおいて再度挑戦するしかないようです。(23日9:45現在)

※引継ぎ処理において「混雑しています」が大分解消されたようです。(まだ出ることもありますが)メイン・倉庫ともども継続購入することができました。(24日7:00現在)

※最新で追記した部分は赤字にすることにします。


白と黒の道中記 11

2006-04-20 19:46:57 | 白と黒の道中記
私達は<バストゥーク>のウィンダス領事館にいた。「この者たちが依頼に協力・・・(以下略)」と領事が口にする。だからこれは<協力>ではなく、誘拐とか拉致とかいうものだろう・・・。文句を言う気力も無く依頼を聞く。内容は以下の通りだった。

【バストゥークに封じられているモンスターの封印が何者かの手によって解かれてしまった。バストゥーク政府が調査したところ、ウィンダス国民の仕業であることが判明した。ことがこれ以上大きくなる前に解決したい、ウィンダスの人間の手によって】

ということらしい。やはり・・・面倒ごとは嫌いだ。どうもこの依頼については、道化師が自ら名乗り出たらしい。その話の中で私とセリアがメンバーとして選ばれたらしいのだが・・・何かありそうだ。まぁ、これも何かの縁かもしれない、手伝うことにしよう。早速今後の動きについて話し合う。そのモンスターは<パルブロ鉱山>の更に奥、<ワールンの祠>に棲み付いているということだ。封印の石を元に戻せば良いということらしい。正体不明のモンスターを討伐しろと言われるよりはよほどマシな依頼だ。餞別と言うことか領事からチョコボ騎乗チケットが渡された。本来なら乗れるレベルではないのだが「特例」ということだ。まさかコレが報酬ではないだろうが・・・。

さすがに徒歩とは違う。話を聞いた数刻後には<パルブロ鉱山>の入り口に立っていた。無駄な戦闘は避けることが出来たのだが、ヨシオはボロボロである。チョコボから何度も落ちたことは本人の名誉のためだ、黙っていることにしよう。パルブロ鉱山へ足を踏み入れると、湿った空気が鼻をつく。元々は盛んな採掘場だったらしいが、モンスターが出現するようになってからは荒れ放題ということだ。ここに巣くっているモンスターはそれほど強くないという話だが初めての土地、油断は禁物だ。

ヨシオを先頭に奥へと向かう。かなり不安だったがどうやら道を知っているらしい。セリアと私がその後に続き、しんがりは道化師に任せることにする。途中、キノコ型をしたモンスターや獣人が襲いかかってくることもあったが、事前の話のとおりそれほど強くはない。道化師は獣人から装備を奪い、セリアはキノコを塩焼きにする。これではどちらが襲っているのか・・・。襲ってくるモンスターのみを倒し、<ワールンの祠>を目指す。

「やっぱり・・・」ヨシオが呟く。やっぱり?「前に一度来たところですよね?道化師さま」。ここまで奥に来て今ごろ気づいたというのか、この召喚士は。ヨシオの問いかけに道化師は答えない。沈黙のまま目的の<ワールンの祠>に到着した。「ここ、ここ。やっぱり道化師さまが獣人と戦ったところだ~」。周りを見るとそこら中に剣の痕が刻まれている。足元で真っ二つになっている石には古代文字が刻まれている。そしてその石にも剣の痕がある。お前か・・・道化師。しかしこれでは石を元に戻すことができない。ということは・・・やはり例のモンスターを退治しなくてはならなくなってしまったようだ。やむを得ず私達はより闇が濃い方へと進んでいく。今まで感じたことの無い感覚がピリピリと肌を刺す。

やがてこれまでとは違う広い空間に出た。広場の中央には巨大な竜とそれにつき従うかのように飛び回っている一つ目の悪魔<アーリマン>の姿が見て取れる。どちらも初めて戦うモンスター。強さも分からなければ、これといった策も浮かばない。さて、どうしたものか・・・。

☆★☆あとがき☆★☆

またまた長くなってしまいそうだったので、ここで一旦中断。FF11のミッションに沿って進めてしまいました。ごめんなさい楽をして^^。最近面白いネタが浮かばないのですよ。凄いよね・・・プロの作家さんって。次こそヨシオが大活躍(予定)です。色んな意味で頑張ってもらいましょうか・・・ふふふ。

Yosio 日常

2006-04-19 22:24:25 | Yosio
気づけば製品版前日。
あっという間だったぜ・・・

学校始まったら、でら忙しい・・・
サークルに来る新一年生カワエー(´∀`)

製品版予約してねー。

明日学校行く途中池袋のビックカメラで買うしかない!


明日のAM 10:00ごろ
池袋東口のビックカメラのゲーム売り場で
FFXI製品版を握ったキモイ学生がいたら
・・・それは俺だっ!!(σ ̄ー ̄)σ

・・ながっ

白と黒の道中記 10

2006-04-13 23:37:35 | 白と黒の道中記
気が付いたとき私達は<サンドリア>の領土に立っていた。向かっているのは<ゲルスパ>、数刻前まではセルビナの宿屋前にいたはずだったのだが・・・。

宿屋の前で見た二つの影、それは道化師とヨシオだった。二人はやけに元気にこちらへ手を振っている。私としてはもう休みたいのだが・・・。気づかない振りをして宿へ入ろうとすると、足元に弓矢が突き刺さった。どうやら道化師が放ったものらしい。聖騎士・・・ナイトだったはずだが、思ったよりも「黒い」様だ。文句を言おうと振り返ると、そこには見知らぬタルタルに連れて来られているセリアの姿が見えた。いや、一度だけ見たことがある、確かあのタルタルは<ウィンダス>の執政官だったはずだ。道化師だけでなくあんな身分の者まで一緒だということは、政治絡みだろうか?正直面倒事はごめんである。ヨシオは・・・まぁ間違い無く道化師に着いてきただけだろう。

私が事の次第を聞こうと身を乗り出すと、執政官であるタルタルが不意に呪文を唱えはじめた。
「<サンドリア王国>へ。テレポっ!」
転送魔法が放つ強い光に、私達は目を閉じた・・・。

次に目を開けたとき、そこはサンドリアにある<ウィンダス領事館>の前だった。訳もわからず促されるまま領事館の中へ入る。あらかじめ予定してあったのだろう。アポイトメントを必要とすることもなく、一番奥の領事室へ通された。領事は開口一番「この者達に協力を仰いだのだな。ご苦労であった」。道化師は「はい」とただ一言。協力?知っているか?これは<誘拐>と言うんだ。危うく鎌を抜きそうになってしまった・・・私もまだまだ未熟である。気持ちを諌めつつ領事の話を聞くこととする。

眠い目をこすりつつ聞いた話では「ゲルスパの獣人を倒せ」と。省略しすぎか・・・。要するに、「古くからゲルスパに棲む獣人が最近になって不穏な動き、徒党を組み始めたこと。一匹のオークがその元凶になっているらしいこと。その状況について調査、必要とあれば元凶のオークを討伐すべし。」といったことらしい。これだけ分かっているのだからサンドリアの騎士団に任せても良いものだが、ウィンダス領事としてはサンドリア国内での発言力を強めたいらしい。そのためにウィンダスの住人のみでこの問題を解決しようと、道化師を呼び寄せたということだ。そして道化師はその命令を受ける直前までパーティを組んでいた私とセリアに目をつけたと・・・甚だ迷惑な話だ。船に乗ってまでセルビナへ向かったと言うのに、本来の目的であるセルビナでのパーティを果たす前にサンドリアへ連れてこられるとは・・・。こんなことなら分かれることなく連れてこられた方がまだマシというものだ。納得のいかない部分も多々あるが、まぁ引き受けるとしよう。ここでウィンダスの政に顔を繋いでおくのも悪くは無いだろう。さぁ、お互いの利害も何となく一致した。夜明けを待って<ゲルスパ>へ出発することとし、今日は領事館の客室で休むこととなった。

日が昇り、サンドリアを出発して数時間。ゲルスパが見えてきた。ここまでの道のり<西ロンフォール>はウィンダスで言えばサルタバルタ程度の地域である。私達の敵となるモンスターは一切存在しない。むしろこちらを避けている気配すら感じられたほどだ。鎌を汚すことなくゲルスパに到着する。これまでののどかなロンフォールとは違い、ゲルスパは物々しい空気を醸し出していた。

私達は武器を抜き身の状態にし、陣営に足を踏み入れた。敵が襲ってくる気配は無いが油断することなく歩みを進める。一つの角を曲がる、そこは広場になっていた。そこに居たのは10匹ほどのオーク。その足元には明らかにサンドリア国兵のものと分かる武器が無造作に転がっていた。オーク達はまだこちらに気づいていない。私達は、私とセリア・道化師とヨシオの二手に分かれ左右から攻撃することとする。「バニシュッ!」セリアの神聖魔法を開戦の合図とし、私の鎌・道化師の大剣が舞う。そしてヨシオの・・・茂みに隠れたままだ。闘っているのはカーバンクルじゃないか・・・これもある意味いつもどおりか?不意を突かれたオーク達は脆かった。あるものは武器を構えることなく、あるものはオロオロしたまま地に伏せる。ものの数分で10匹のオークを片付けたものの、道化師が言うにはその中には件のオークはいなかったらしい。

道沿いに更に億へと進んでいく。所々にある広場に目をやるとそこにはダース単位のオークが群れている。いちいち相手をしていたのではキリが無い。唯一例のオークの姿形を知っている道化師に確かめつつ、奥へと進む。奥へ進むごとにオーク達が強くなっていくもののまだ何とかなるレベルだ。襲ってくるオークだけを撃退しつつ元凶となっているであろうオークを探す。

進んでいくと、今までとはまた違う空気が流れる広場についた。覗き込むもオークの群れは見えない。そこにはただ一匹のオークが立っていた。私達の姿を見つけたオークはこちらへ歩み寄り何かを話し掛けてきた。「――――――――――」「――――――ッ!」「―――?!」オークの言葉だ。はっきり言って何を喋っているのかさっぱり分からない。どうしたものかと道化師を見ると、やっぱり何を言っているかわからないという。このまま執政官への報告へ戻るか?という言葉を私が発そうとしたとき、道化師は武器を抜き唐突に斬りかかった。何を言っているかわからない状況で斬りかかるとは・・・それでもナイトか?止めようとしたがそれももう遅かった。対するオークも武器を構え、道化師の剣を受け流した。さすがに今までのオークとは一味以上違うようだ。

オークはその手にもった棍棒をヨシオに向けた。どうやらヨシオが一番美味しそう・・・もとい与し易そうに見えたのだろう。オークが武器を振り下ろした瞬間、道化師の<かばう>が発動した。ナイトとしての性だろうか?ヨシオを庇う気があったかどうかは分からないが、結果としてヨシオを守る形になる。ヨシオの目が道化師を見てキラキラ輝いている。道化師の表情に見てとれる不本意っぽさは言わないでおこう。

いくらこのオークが強いとはいえ、こちらは四人。数の勝利か徐々に押し始めた。武器の攻撃と魔法の攻撃が次々と決まっていく。蓄積されたダメージは確実にオークの動きを鈍らせていた。やつも自分の不利を感じ取ったのだろう。攻撃を受け流しつつこちらに語りかけてきた。「――――――――――」やはり何を言っているかは分からない。しかし私は耳を傾けるため攻撃する手を休めた。無言の内に伝わったのだろうか、セリアも呪文の詠唱を止めている。攻撃をしない意思表示をしつつオークへ歩み寄る。・・・その瞬間・・・。

「ポイズンネイルっ!」
「パワーースラッシュっ!!」

ヨシオの・・・カーバンクルによる攻撃と、道化師の大剣の一撃が決まった。倒れ伏すオーク・・・満足気な二人。「さぁ街に戻ろう」と道化師が意気揚揚と発す。私はやるせない気持ちに包まれつつも、彼らと共にサンドリアへの帰路についた。

サンドリアへ戻り簡単な報告を済ませた翌日、再び領事館へと呼び出された。私達がオークを倒した後にゲルスパに兵を走らせたところ、組まれていた徒党は無くなりかつての通りの少数のオークがいただけだったということを聞かされた。おそらくは「頭」であったオークを倒したことでその多くが散開したのだろう。ゲルスパが平穏を取り戻したのなら、ある意味私達のやったことも間違いではなかったのだろう。引っかかる点も多々あるが・・・。私とセリアはオーク退治の報酬を貰い早々に領事館を後にすることにした。道化師とヨシオに一言告げてから行こうと領事館の一室に入る。道化師の姿を見つけ私が言葉を発そうとしたその前に・・・「<バストゥーク>へ、テレポっ!」聞き覚えのあるタルタル・・・執政官の声が響き渡った。目を開けるとそこは・・・ああ・・・。

暗黒騎士Lv18
白魔道士Lv18

~ロンフォール・ゲルスパ~
オーク

☆★☆あとがき☆★☆

ぐ・・・またやってしまった。私には短い文章は書けないのか?私的には短く濃い文章を書ける人が「本物」だと思っているのだが・・・。ウィンダスからサンドリア、そしてバストゥークへ。知っている人なら知っている流れです。次回は例のモンスター書きます♪特に意識することもなくFF11のメインストーリーに絡んでしまいました。やっぱ道化師とヨシオがでてくると元々の二人の存在が薄れるなぁ・・・。両方のキャラを立たせるのが今後の課題になりそうです。

白と黒の道中記 9

2006-04-11 20:19:54 | 白と黒の道中記
いよいよセルビナの地へ降り立った。例の獣使いが気にはなっているものの、声を掛けてこないのだから仕方が無い。そのうちどこかで会うこともあろうだろう。船の方を振り返ると、セリアが餞別と言わんばかりに同乗していた冒険者に<プロテス>をかけていた。たまに受けることがあるが、こういった通りすがりの<ケアル>や<プロテス>といった魔法は嬉しいものだ。

目指す地は<ジュノ>、ここヴァナ・ディールに存在する<ウィンダス><サンドリア><バストゥーク>の三国の中心にある交易都市である。もちろん<ウィンダス>からでも行ける土地ではあるのだが、私とセリアだけで<メリファト山地>と<ソロムグ原野>を抜けるのはいくらなんでも無謀というものだ。明らかに戦力が足りていない。それならば・・・ということで、冒険者が集まるここセルビナへ来たわけだ。これだけの人の数だ、同じ目的をもった冒険者もいることだろう。

私達は早速同じ目的をもつ冒険者を探し始めた。もっともセリアはまだ名残惜しそうに釣り竿を握り締めているが・・・。とりあえず端から声を掛けてみることにしよう。一人目「?」二人目「???」三人目「?????」。しまった・・・この土地はこんなにも異国の者が多いのか。周りに聞こえる会話によくよく耳を傾けてみると、ふむ・・・8割程は異国の言葉か・・・。声を掛ける人間を選ぶ必要が出てきてしまったではないか。まぁこんな日のための備えは万端である。【私は○○語が話せません】これだけは覚えてきた。これで対応は問題ないだろう。

・・・折角備えをしてきたというのに、話し掛けられないではないか。まぁいい、コミュニケーションのとれる冒険者を探すとしよう。言葉が通じるものに限って声を掛けていく。しかし、そういった冒険者は既にパーティに所属していたり、他の目的があったりするもの達ばかりだった。まぁ今日はまだセルビナへ着いたばかり、そう焦ることもあるまい。そろそろ日も暮れる、宿を探すことにしよう。宿を探すため歩き出すと、後ろから声を掛けられた。

「すいません。グールを倒したいのですが手伝っていただけませんか?」

もうすっかり宿を探す気でいた私は、セリアに判断を委ねた。まぁ委ねたとたんに「いいよ~」と軽めの返事をもらったのだが^^;。聞けば、とある仕事を請け負っていて、指定されたアイテム3種を集めなくてはならないらしい。このグールが落とす<呪われたサレコウベ>が最後の一つだということだ。このグールという敵、夜間しか出現しない上に個体数もかなり少ない。もし同じ仕事を請け負っている同業者がいたならば、奪い合いは必至だろう。私達に声を掛けてきたのは、シーフと黒魔道士の組み合わせだった。ふむ、さすがにこの二人ではグールは厳しいということか。ここに攻撃力の高い暗黒騎士と回復魔法のスペシャリストである白魔道士が加わればかなりバランスの良いパーティとなる。なかなか面白いことになりそうだ。

4人でパーティを組んだ私たちは、早速セルビナから<バルクルム砂丘>へと向かった。グールはこの砂丘ではごく一部の地域、限られた場所にしか出現しないのである。いかに砂漠とはいえ、今は夜。さすがに冷え込んでいる。もうちょっと着込んでくれば良かったかと後悔していると、隣からふいに黒魔道士の呪文が聞こえた。<ブレイズスパイク>、本来はその身に炎をまとい、攻撃を受けた際に敵にダメージを返すという呪文だ。それを・・・己の寒さを和らげるために使うとは、なかなかやるではないか黒魔道士。それを見たセリアは<黒魔法>を学ぶことを密かに決意したようだが、それは放っておくとしよう。

何度かゴブリンに襲われはしたものの、目的のグールが出現するポイントに到着した。幸いなことにライバルとなりそうなパーティはいない。後で知った話だが、他のパーティは同じくグールが出るポイントである、<グスゲン鉱山>へ行っていたようだ。そのせいで鉱山は大変な取り合いだったとか・・・。まぁ全てはタイミングなのだろう。出現ポイントの近くで暖をとることにする。標的であるグールは生体エネルギーに反応するため、出現すれば放っておいても寄ってくる。もちろん油断のできる相手ではない。警戒を怠ることなく、その時を待つ。

その時だ・・・。「スー・・・スー・・・」。近くから寝息が聞こえる。長時間の船旅から休むことなくココへ向かったのだ、無理もない。グールが出現するその時までは寝かせておくことにしよう。

再び夜の静寂の中その時を待つ。サク・・・サク・・・。背後から足音が聞こえる。この<バルクルム砂丘>においてこの時間に活動するモンスターはグールしかいない。振り返るとそこにはグールが・・・大鎌を構えてこちらへ向かってきていた。負けじと私も大鎌、シーフは短剣を構える。黒魔道士は既に呪文の詠唱を開始している。セリアは・・・寝ている。起こしている暇もない、このまま戦闘を開始する。予想通りグールは手強かった。幾度となく私とシーフの武器がグールを捉えるも与えるダメージは微々たるもの、主戦力は黒魔法<ファイア>となっていた。私とシーフが武器による攻撃でグールの注意を逸らす。その隙に黒魔道士は詠唱を終えた<ファイア>を唱える。なかなか良いパターンが出来上がってきた。順調にグールの体力を削っていくも、その時は唐突に訪れた。そう、黒魔道士のMPが尽きてしまったのだ。止むを得ない・・・黒魔道士を含め、打撃戦に突入した。幸いにもグールの体力はこれまでの戦闘により大きく削れている。まぁセリアが寝たままでも何とかなるだろう。あと数度の斬撃で・・・と思ったその瞬間。<ブラッドセイバー>、グールの技が発動した。このブラッドセイバー、発動した周囲の生物の体力を吸収し己のものとする恐ろしい技だ。気が付いた時にはもう遅い。私達三人の体力は大きく削られ、倒れる寸前だったグールはかなりの量を回復していた。さすがに・・・このままではマズイ。無理にでも起こそうとセリアの方を見ると、まさに今・・・眠そうな目をこすっているところだった。しかしグールの存在に気づいている様子はない。兎にも角にもセリアにケアルを要請する。セリアの<ケアル>が発動した・・・グールに向けて・・・。一瞬自分の目を疑った、寝ぼけているのだろうか?と。次の瞬間、グールから低い声の悲鳴が聞こえた。見ればその身が崩れ去っていくではないか。すっかり失念していたが、確かにグールは<ケアル>でダメージを受ける。しかしその技で回復したばかりのグールをただの一度のケアルで屠るとは・・・。私達の苦労はいったい何だったのだろう?セリアは得意気な表情をしているが、正直もっと早く使って欲しかった・・・というより寝るなよ・・・。

あまり意味の無い苦戦を強いられたものの、無事に目的の<呪われたサレコウベ>を取得することができた。揚々とセルビナへ引き返し、シーフと黒魔道士に別れを告げた。これでようやく休むことができる。私達は宿へ足を向け・・・。セリアは夜釣りに行くと言い出した。そのために寝ていた・・・のか?まぁ私はゆっくり休むとしよう。明日からは本格的にパーティ探しになるだろう。溢れてくる欠伸を噛みしめつつ歩いていると宿が見えてきた。私はまだ宿の前に立つ二つの影に気づいてはいなかった・・・。


暗黒騎士Lv17
白魔道士Lv17

~バルクルム砂丘~
ゴブリン グール 睡魔?

☆★☆あとがき☆★☆

あ~また・・・えらい長いこと書いてしまいました。(あとがき含めて3000文字を超えるとは・・・)職場で・・・昼休みに書いてます。お陰で退屈もせず良い感じ。本来<呪われたサレコウベ>はサポートジョブを取得するためのクエストに必要なものなのですが、サポジョブの概念は面倒なので割愛♪いや、そんなの書いたら文章が倍になるってもんです。さて、次回は本当にパーティだっ!!かな??

そして写真はグールじゃなかったり><。たまたまあった同じスケルトン族の写真です。FFできないと写真のストックが・・・(涙