江別から笑顔を発信! 林かづきの活動日記

私たちが住む江別のことや、毎日のこと、感じ考えることをわかりやすい言葉で綴ります。

自然の一部

2008-11-02 | Weblog
7月末に、ロングランだった富良野塾公演
『ニングル』最終公演を見に行ってきました。

昨日たまたま見たテレビ番組で、
作家・演出家の倉本聰さんが『ニングル』に
ついて語っているのを拝見しました。

アイヌの方々や世界の先住民族の方々から
氣付かされ、学んだことが、作品に
現われています。

「(人間は)自然の利子の一部を
遣わせてもらっている。
しかし、いまは、
自然という[元金]に手をつけている」
ということを聴いて、
人間は自然の一部。
自然に住まわせていただいている。
その自然の「利子」を遣わせて
もらっているという言葉を聴いて
ハッとしました。なるほどと思いました。
そして、いまでは、
そこに歯止めが利かないのか、
「元金」にまで手を出している・・・。

「自然は子孫からの借りもの」
自分の子供や孫だけではなく、
広く人間の子孫たち、
私たちのあとの世代がこれから使うこの自然。
ここをいま、私たちはお借りしているという発想。
だからこそ、借りているものだから、
よりよい状態でお返ししなければならない。
まさにおっしゃる通りだと思います。

広い視野で物事をとらえ、
人間生かされている意味を
考えていこうと、
昨日のテレビを見ながら思いました。

倉本さんは、もともとゴルフ場だったところを
森に再生しようと
毎年木を植え続けています。
森が蘇るまでに50年以上はかかると。

森の中に入ったり、
川のせせらぎを聴くと
ほっとすることがありませんか?
人間は自然の一部、
自然のありがたみを改めて感じた
11月始まりでした。

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2 コメント

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日本再生 (心の塾)
2008-11-02 08:59:20
”自然という元金にまで手をつけている”本当にそう思います。
”私たちは地球から全てレンタルしている。死ねば全て返さなくてはならない”松井東大教授の言葉と重ね合わせて感じました。
本当にひどい社会です。
これから本格的に日本再生の方途を探る学びをします。
元金にまで・・・ (まさみ)
2008-11-02 09:21:16
なるほど!
わかりやすい表現ですね。
自然のありがたさ・大切さを忘れそうになる時、
いろんな人からいろんなかたちで
気付かせていただいて
再確認しています。
お借りした分は少しづつでも
お返ししたいものですね。