ぶらかるロンド

2009年05月11日 | 作編曲ノヲト
原曲はブラームス作曲ピアノ四重奏曲第一番より第四楽章である「ジプシー風ロンド」です。

静岡県沼津市立第一中学校からの委嘱で久しぶりに編曲作品です(木管打楽器合奏=金管がない吹奏楽小編成)。

超難問でした。Mac不調と重なりかなり時間がかかってしまいました。 しかも編成の問題は深刻で僕の技量をはるかに超えています。去年は棒振りご自身によるアレンジだということで随分ご苦労されていることを察しいたします。 しかしながら大変勉強になった編曲の一つです。シェーンベルグのように現代的な編曲ですが、ブラームスのエスプリは十分に伝わることでしょう。こちら詳細は後日アップします。

もうひとつの武満徹

2009年05月09日 | 音盤感想録
昨日、浜松のヤマハに楽譜を買いにいった時のことです。店内に心地よいジャズが流れ出しました。二曲目にさしかかったとき「タケミツだ!」と気がつきました。

すぐに店員の方に「今流れているのは何ですか?多分、武満徹だと思うのですが。」と伺いや数分後、店内からCDを探し出し「コレです。」と。

嗚呼、やっぱり武満ではないか。家に帰ってすべての曲を聴いたのですが、文句なしにいいです。良い意味でクラシック特有のキレイさがなく、ジャズらしく全体が少しくすんだ音色でいい感じです(昭和30-40年代の録音って感じがします)。絶対にタケミツ好きはこの一枚は持っておくべきでしょう。

さて僕が「タケミツ」だと確信した曲は僕が好きな映画「他人の顔」の中で流れる(前田美波里も歌っている)「ワルツ」です。ドイツワルツらしいところがお気に入りで、僕も以前(版権を持っている)ショットにマリンバ合奏への編曲許可をお願いしましたが、快く断られました(残念)。

★★★★☆