山の頂から

やさしい風

七宝の牢獄

2008-03-20 14:27:48 | Weblog
  仏説・阿弥陀経によると
極楽浄土の全ては七種の宝石で出来、その様は光り輝いているそうだ。
七珍とも呼ばれる七つの宝石とは
金・銀・青い玉・水晶・赤い真珠・白い珊瑚・エメラルドのこととか。
その仏国土は日の沈む真西10万億土の彼方。
なんど輪廻転生を繰り返しても、私には到達できそうにない距離だ。
しかも、今日は雨。チラリと拝むことすら出来そうにない。

 菩薩とは仏教に於いて如来になろうとする修行者を指すらしいが
哀しいかな今の日本では坊さんまでも地に堕ちた。
仏の教え・<仏説無量寿経>によると、七宝で造られた牢獄があるそうだが
そのことを大谷大学の沙加戸 弘教授は現代の様相だと或る雑誌に書いている。
金に鷲掴みにされた我々の心、便利な生活、華やかな衣装、快適な住居
豊かで国際性に富んだ食品。もっと、もっとと尽きぬ欲望。
正に【七宝の牢獄】の囚われ人であると云うのだ。

 チベット自治区の代表者がダライ・ラマ14世を<ひとの顔をした悪魔>と
罵っていたが、<七宝の牢獄の囚人>たる彼に言う資格はない。
一つの文化を持つ国を侵略し、己が主張を押し通す中国。
大乗仏教を受け継ぐチベット人の爪の垢でも呑ませて貰うといい!!

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