http://hatodeutsch.blog.shinobi.jp/
今度こちらにお世話になることになりました。
1月からまたまたーりと書いていきますのでよろしくお願いいたします。
遅くなりましたが、良いお年をお迎えください。
昨日の夕方、ダンナとショッピングセンターに行った。本当はもっと前に行きたかったのだけど、ダンナがめんどくさいがってこんなおしつまった頃となってしまった。。両親のところの電話が壊れ気味で、「電話を買おうと思うんだけど、お父さんが修理できるなら修理してもらえ」とお母さんが愚痴ってた。じゃぁ、今年は電話機でも・・・・と電気屋に一人で行ったんだけど、いろいろ種類があるらしい。回線がアナログ、ISDNとかなんとかで使えたり使えなかったりで、結局手ぶらで帰ってきた。私で用がたせなかったのでこんなおしつまってしまった頃に・・・という説もある。
連休前のお買い物風景を見て「みんな連休が明けても、2度と店が開かないと思ってんだろうね」とダンナがぽそっという。カートてんこ盛りに商品を詰め込んだ人たちがずらりとレジに並んでる風景は買い物意欲をげんなりさせる。でも買い物しなくちゃならないときはこの中に入らなきゃならないんだけど。クリスマスグッズはクリスマスが終わりになる前にもう値引きされていた。多分先週あたりから値引きは始まってたんだろうな。クリスマス臭いナプキン、包装紙、リボンも半値近く値が下がっていた。お店は26日まで閉めた切りだし、花火の売り出しも始まる頃だし。電気屋ぼちぼちの入りだった。「この3日間どう過ごそうか」という感じでDVDやらゲームソフト売り場に人がたまってたぐらい。電話機コーナーでいろいろと物色していると、店員さんが目ざとく「どんなのをお探しですか?アナログですか?ISDNですか?」と電池片手にやってきた。ディスプレイ用の受話器に電池を入れて商品を案内してくれる。私が目をつけていた電話機は、両親のところでは使えないことが発覚。買って帰らなくて良かった・・・・。この日は夕方の7時に両親から夕食の招待を受けている。ほんとぎりぎりだったなぁ・・・。
ドイツのカーとはでかい。にこやかにしてるけど、かなり重いはず。
このカートにてんこ盛り&長蛇の列にはうんざり。
12月24日に両親宅で夕食を取るのはもう習慣となっている。姉のぺトラは結婚して以来、この夕食には参加していない。うちは両親の家とは近いし、まだ2人だけだし。母親は娘より息子の方がなんとなく気になるんだろうな。めずらしく早めに両親宅に行って、ダンナはソファーに寝そべりながらベラベラと世間話をしたり、プレゼントの電話機をセッティングしながら、「今時、壊れたからって修理する人なんかいないよ」と父親にいったり。お夕飯は伝統的な夕食、パン、ハム、ソーセージ、チーズなど。数日前に農家から「豚をつぶして、ハムなんか作るんだけど、買わない?」と、電話がかかってきたらしい。この時期になるとお得意さんに電話で注文をとって、24日の午前中に配達してくれるという。この燻製類は豚をつぶしたその日に加工して、2、3日うちにお客さんに渡すという。今回食卓を飾ったのは、半生のハム、豚の血のソーセージ、豚に挽肉のソーセージ、レーバーペースト。お母さんはうちらの分まで買っておいてくれて、帰りに包んでくれた。そんなことなら、おいしいパンを買っておけばよかった・・・。うちはパンを食べることが少ない、というか私が好んで食べない。買ったはいいけど、賞味期限内に食べきることがあまりないのでもったいない、と常々思っているので買い控えたりする。ダンナは温かい食事が出るならそっちを選ぶ、というか選択の余地はないんだけど、ダンナは上げ膳据え膳なのでどうでもいい。私が留守にした1ヶ月はずっとパンかパスタだったらしい。「あんなにパン食べたのは久しぶりだよ」といっていた。
今年のクリスマスプレゼント。まだ燻した香りが残っている。左下のが血のソーセージ。薄切りにしてマスタードで食べる。真ん中のはレバーペースト。
今回の食事でダンナがブーたれる。「なんで今年は茹でウィンナーがないんだよ。いつもあったじゃないか。伝統だろう」という。「そうだったかしら?お昼に食べちゃったからもうないよ」と義母いう。食事が終わって、テーブルを片付けてからも「信じられないよ。毎年食卓にウィンナーがあって、自分の頭の中にも『今日は茹でウィンナー』ってインプットしてたのに」と未練がましくぶつぶつ言う。ダンナが選んだ車のチューニングを紹介しているクソつまんなさそうな番組をみんな関心ないけどとりあえず見ていると、義母が「そうねぇ・・・・そう言われれば毎年茹でウィンナーを夕食に出してたわねぇ・・・どうしちゃったのかしら」と反省してた。やっぱり息子はかわいいんだなぁ、つうか、出された食事にブーたれるのが悪いんだから。
今年もうちは全くもってクリスマスっぽくない。ダンナは関心がないし、私もまぁ、あんまり関心がない。テレビではクリスマスに関するドキュメントが割りと流れてる。その番組を見ながらダンナに基本的なことをいろいろと聞いてみた。
私「クリスマスツリーっていつから飾んのよ?」
ダンナ「そんなのその家ごとだよ。うちは毎年24日にアネキと一緒にお飾りしてたね。それが子供の仕事だったから」
私「プレゼントはいつもらっていつ開けんの?」
ダ「決まりなんてないよ。うちは午後になると16時まで昼寝を強制されて、その間に両親がプレゼントをクリスマスツリーの下にセッティングするんだよ。ちゃんと名札をつけて。夕食の時にでも開けるのかな」
私「何か特別な料理は?」
ダ「茹でたソーセージとポテトサラダだよ、この辺は。おばあちゃん(母方)は24日のポテトサラダにはニシン(多分マリネ)が入ってたね、クリスマスバージョンということで。俺は魚入りは嫌いだから食べたことないけど」
ポテトサラダにニシンの酢漬けを入れるというのはどんな味なのか興味深いけど、多分この時期に魚を食べる風習があったりするからなのかな。Karpfenという魚なんだけど、鯉の仲間らしい。
これがクリスマスの鯉料理。東欧あたりでも食べてるらしい
私「24日はどう過ごすのよ?恋人同士は一緒に過ごすの?」
ダ「昼間は会ったりしてるかもしれないけど、夕方にはそれぞれ自分の家族と一緒に過ごすんじゃね?マティアスはいつもふらふらしてるけど、24日の夕方はいつも家にいるね。俺もこの日は両親のところで夕飯食べてきたし」
クリスマス、特に24日に自殺する独身者の数が多いらしい。ダンナは「その気持ちは分かるよ。どう説明していいか分からないけど、24日の日はなんとなく独り者はナーバスになるんだよ」という。「子供時代に毎年クリスマスを盛大にお祝いしていて、この時期はなんとなくワクワクするような楽しい雰囲気な筈だと刷り込まれてるからなんじゃないの?そんで今の状況が余計に淋しく思えるとか」といってみたけど、ちょっと違うらしい。数年前に24日だったか25日だったかに、午後から夜の8時くらいまで停電してたことがあったけ。独り者にはかなり危険な状況だったのかもしれない。ぺトラは「今日ね、クリスマスのプレゼントをきれいに包んで隠したの。マークスにはトラックのラジコン。でも電池入れ忘れたからもう一度開けなくちゃ」と楽しそうに語ってた。プレゼントもさりげなく聞き出して、隙を見て買っておくらしい。義母も孫たちに何を贈るかをあれこれ考えて、「今年はマークスには(サッカーの)ドルトムントのアレックスにはブラジルのベットセットをプレゼントするの。ドルトムントのはあちこち探したけど」と言っていた。プレゼントを贈る方もなんとなく嬉しそうだ。まだ小さいからリアクションが大きくてやりがいがあるのかな。子供たちは朝からそわそわして今年のプレゼントに思いを馳せる。ダンナは毎年下痢したり熱出したりしてたらしい。そういや、マークスはお誕生日にワクワクしすぎて熱出してガッコ休んだことがあったっけ。クリスマスとお誕生日はプレゼントをもらいたい放題だしなぁ・・・・。子供時代幸せすぎるクリスマスをおくると大人になってから淋しさが倍増するんだよ、やっぱり。