1090枚の封かん紙

別にヒマだったからとか、特別な目的があるとかではないのに、
妙な習慣を何年も続けていたり、つまらない物を集めていたりする事ってありますよね。

ご覧下さい。マイルドセブンの封かん紙1090枚です。

いつの事だったか、確認が取れたらこの文章も訂正するが、マイルドセブンが現在の青いパッケージに変わってから、本日2005年の10月15日に至るまで、僕が吸った殆どのタバコがこれだ。
1090枚とは100枚ずつ紙で巻いた分を勘定しただけで、巻き切れてないものも若干あるし、
下記の封かん紙を外す作業で、10回～20回に一度は力が入りすぎて封かん紙を破ってしまっているので、実際にはこれの1割り増し程度を吸った事になる。
今まで容器にただ貯めていただけだったが、この度100枚ずつ束にしてみた。
要するに減容化って奴だ。

これまでは下写真のように空箱を溜めて、

空箱が溜まってむさくるしくなると、封かん紙をライターであぶって接着剤であるホットメルトを柔らかくして、封かん紙を外し容器に貯めていた。

封かん紙は熱すると外しやすいのだが、皆さんご存知だったであろうか?
ホットメルトとは温度が高い時は非常に柔らかく接着力も無く、温度が低くなると固くなり強力な接着力を発揮する接着剤だ。
工場で集荷する製品の、段ボール箱での梱包にも使われるし、
家具や建材で使うボードの端面に、化粧用の紙や樹脂を貼る時にも使う。

他にやらなきゃいけない事が沢山あるにもかかわらず、夕べは貯まった封かん紙をまとめる作業に埋没してしまった。
しかし、おかげでこの通り容器はすっきりした。これからさらに頑張って溜められる。


作業を続けている内に不思議なことに気づいたのだが、
封かん紙に「10」という数字が書かれている物と書かれていない物がある。

容器の中での封かん紙の堆積具合から推測するに（地層かよ）、右側の「10」が無い物が初期のもので、左側の「10」と書かれているものが現在の仕様であるようだ。
一枚だけ「light」となっている薄いブルーの封かん紙があったから、
現行の数字で分類する時代と、名前で分類していた時代を渡っているわけだ。
一応混ざらないように気を使いながら一枚一枚まとめた。
結局古いタイプが890枚。新しいタイプが200枚、合計1090枚を束に出来た。

これをどうするのかって、そんなこと聞かれても分らない。
そりゃ最初はJTのキャンペーンに応募するつもりで始めたことなのだが、
しかし大量の封かん紙を沢山の応募用紙に貼る作業を思うと気が遠くなる。
実際前に吸っていた「mildseven FK」の時代に2,30枚応募用紙を作って送った事があるので、その労苦は身にしみている。しかも当たらなかったと来たもんだ。

しょうがないので積んでみた。

ああ高い。封かん紙を貯めてなければこんな事も出来なかったんだよ。すごいなぁ。
って、ええかげんにしなさいっ！

これだけ集めるとヤフオクで売れるんだろうな。
試しに調べてみるとマイルドセブンの封かん紙1184枚を2368円で売ってた。しかも入札なし。
出品はどれも200枚から数百枚で、その価格も数百円程度で、入札されているものは殆ど無い。
…ダメじゃん。やってらんない。そもそも今はそんなキャンペーンやってないし。
「応募の達人」と言うサイトで、会員になって封かん紙を送るとポイントをもらえるってのをみつけました。
…興味なし。こういうのはネットを使うのも賛成だが、町内会でやった方が地域の活性化に繋がるんじゃないかしら。
（昔そういうサイトを思いついたことがある。町内会にネットを使うという、しかも始まったばかりのi-modeを使うと言うアイディア。その内項を変えて書くこともあるだろう。）

思えば大学生の頃に、同じ様にタバコの空箱を貯めていて、大きなゴミ袋3つか4つにぎっしり詰め込んでいた事がある。
さすがにこれだけ貯まればどうにか売れるんじゃないかと探し回り、JTでタバコの空箱を使った手芸教室をやっているのを見つけ、手芸教室で使う材料として買ってもらえないか相談してみたことがある。
担当者までは面会できたものの、しかし学生時分は上手く口が利けず、結局空箱は燃えるゴミの日に出してしまった。

目的も用途もなくただ貯まっていく封かん紙。1090枚。
俺とお前の明日はどっちだ。