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こども主体の試験に

2017-01-19 | 日記
今年もセンター試験が無事終了しました。
近畿地方では、同じ日に私立中学入試も実施され、
ほっと一段落されたご家庭も多いのではないでしょうか。

今年も、天気が大きく荒れないかとか、試験会場に到着できるかなど、
気をもんだご家庭も多かったのではないでしょうか。
前日に会場近くに宿泊するなど、予定外の出費をなさったかもしれません。
試験を実施する側も変更の場合の段取りを組み、
夜遅く(もしかした朝??)まで調整されていたようです。


そもそも、なぜこの時期に入試をするのでしょう。
インフルエンザなど感染症への恐怖による、マスク星人の集会場と化した試験会場では、
会う人ごと、「思っていたよりひどくなくてよかった」だの、
「思っていた以上にひどかったね」だの、
テストの成績とちがう、でも、大きく気にかけなくてはいけなかった天候の話が出てきます。

でも、
本当にこの時期にしか、できないのでしょうか?
春や秋の方が、子どもに余計なストレスがかからないはずです。


共通一次といわれた時代から、センター試験まで37年。
何回も天候に悩まされてきたのに、
さらにそのことが余計なストレスを子どもにかけるだろうことはわかりきっているのに、
変更することなく、いままでやってきました。
この時期が一番いいという意見が多いので、ずっと続いてきたのです。

他の季節だと、浪人生有利で現役生不利というのなら、
出題範囲を変えればいいし、
卒業後に試験をして、秋入学すればいい。
早くにやりすぎると試験後怠けてしまうというのなら、
それは、学校のカリキュラムの変更で試験後の学習を充実させることはできるし、
本人の資質によるものは、自分で責任をとればいい話ではないでしょうか。
暑い時期の入試がかわいそう、というのなら、
クーラーのある試験会場で実施すればよいでしょう。
桜のある入学式がいい人もいらっしゃいますが、
桜前線が稚内に到着するのは、5月ですし、
1月に桜が咲く沖縄なら1月に入学式をすることになります。
それらはどう考えればよいのでしょう。


教育は、学習する者を中心に考え、
教育をする者は、その学習する者を支えていくべきです。
試験を受けるのは、この先学習をしていこうとする者。
ならば、
教育をする学校側主体の試験ではなく、
子ども主体の試験であるべきです。